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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビイシ,ダイジャ,ジャシラミ
1930年 愛媛県
巫ヶ淵は大州臥龍の淵に通じている。ここに大蛇の巣があり、蛇石は大蛇の玩具であるという。鎌倉山頂に蛇石をはこんで人々を害を与えたため、雲峰山天龍院の僧が大蛇を鎮封して禍を根絶やしたといわれている。今でも、鰻の子に似た蛇虱(じゃしらみ)というものがいるらしい。

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ダイジャ
2001年 沖縄県
平良の住屋で娘が懐妊したので父母が質すと,毎夜青年が寝床に来るという。麻糸をつけた針を青年の襟につけさせて翌朝糸を辿ると,糸は漲水御嶽の洞窟に続いていて針は大蛇の頚(片目)に刺さっていた。その夜の娘の夢に青年(大蛇)が示現して自分は恋角だと名乗り,三人の娘が生まれるので三歳になったら漲水へ連れて来るよう告げた。その通りにすると,大蛇は娘達を抱いて御嶽の中に飛び込んだ。大蛇は光を放って昇天した。
類似事例

ヘビ
1967年 福島県
文政のころ、八沢村の阿弥陀寺に大変な数の蛇がいた。中には3メートルばかりのものもおり、子供が近づいても逃げない。寺の小僧がこのことを坊さんに話すと、坊さんは追い払わなくても蛇が好きなものをやればよいという。好きなものは何かと小僧が聞いたところ、坊さんは冗談に煙草のやにだといった。小僧が蛇に煙草のやにを食わせたら、蛇は苦しみどこかへ行った。小僧が寺に帰り掃除をしていると突然発狂したように苦しみ、蛇が腹を巻いているという。坊さんが阿弥陀に祈ると小僧の苦しむのが止んだ。そこで蛇のために卒塔婆を建てたのが八沢の蛇塚だという。
類似事例

ダイジャ
1967年 福島県
昔この地に大蛇が住んでおり、人々を悩ませていた。ある時1人の僧が法力により大蛇を封じ込め塚を築いたという。これは薬師如来の霊感によるものだといわれ、西には首塚、東には尾塚があり、その間は200歩あまりだという。
類似事例

ダイジャ
1961年 静岡県
昔、大蛇が長者が原の方から天城山の池へ通っていた。その当時、尾張の針屋が刀をさしてきた。大蛇がその人を呑もうとすると刀が自然にぬけて大蛇にむかい、針屋は呑まれなかった。それを見ていた人が刀をすりかえたので、その次には呑まれてしまった。針屋の娘が大蛇を退治しに来て、小杉原のアネガクボとイモウトガクボというところで、大蛇を射た。最後の矢が大蛇の目に当たり、蛇は転げて岩にはさまった。その岩はジャガバサミという。また、大蛇の歯と使った矢を伏倉のナカインキョが蔵している。
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リュウコツ
1970年 長野県
寺の住職の許に毎夜美女が通ってきた。ある夜、女の裾に針をつけ、翌朝糸をたどって行くと、岩穴の中で大蛇が子を生んでおり、大蛇は針の毒で死んでいた。大蛇の骨は洪水で流され、下流に散らばり蛇骨石になった。生まれた子は成長して小泉小太郎になった。
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ダイジャ
1961年 岡山県
昔虫原峠に近いところの平坦地に大蛇が住んでおり、蛇原といった。その蛇は牛馬を取って食い、田畑を荒らすので、九品寺の僧が大蛇を祈り殺した。九品寺の僧は大病を患い死亡し、寺は次第に衰え廃寺となったという。また大蛇が死んだ虫原谷を流れるおこぎ川の水に毒気が含まれて牛馬や人に害を及ぼすようになった。大蛇のたたりということで祀ったという。
類似事例

ダイジャ
1976年 高知県
毎晩淵に行く庄屋の娘がいた。そこにすむ大蛇が青年に姿を変えて娘に会っていた。庄屋が針を刺した藁人形を淵の中に入れると、大蛇はそれを飲み込んで死んだ。
類似事例

ダイジャ
1989年 長野県
温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。
類似事例

ヘビ
1966年 静岡県
お不動さんの滝から水が落ちた所にできた岩に蛇が住み、峯神沢の大日様の池に通った。大日様の坊さんの子どもが魚釣りに行ってその池に針を落としたので、蛇は金気を嫌っていなくなり、池の水も少なくなったという。
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ウワバミ
1967年 福島県
鷹の巣という淵は昔大沼で、うわばみが室原草帚山より通ってきていたという。安永年中に自在院の僧が、その大蛇が水上に全身を現しているところを見たという。実に恐ろしい姿で、僧は即時に病気になり、100日あまり苦しんだという。
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ダイジャ
1967年 福島県
蛇塚という場所には昔大蛇が住んでいて人民を悩ましたので、僧都が塚に埋め封じたという。西に首塚、東に尾塚がある。農夫が水を通そうとこの塚付近を掘ったところ不思議のことがあったのでやめたという。
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ダイジャ
1988年 奈良県
洞川の岩屋に雌雄の大蛇がいて人を害していたので、聖宝尊者が大峰山再興のため洞川まで来たとき、お経を唱えて窟に入り、雄の大蛇を退治した。その窟を蟷螂の窟という。雌大蛇は逃げて別の窟に入ったので、入口をふさいでしまった。その窟を蛇の倉という。
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ダイジャ
1970年 奈良県
昔、義渕僧正が村岡寺にある竜蓋池に住んでいた大蛇を退治した。旱魃の時、この池の中央にある石を動かすと雨が降るという。
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レイジャ
1985年 愛媛県
淵に蛇が住んで住民に危害を加えていたが、嘉永二年に宇都宮永綱が射止めた。ところがその蛇霊が祟るようになり、淵を平らげ、寺を造って蛇霊を断じた。
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ダイジャ
1973年 広島県
竜王山の麓に大蛇が住んでいると伝えられている蛇淵がある。淵の傍らには龍王を祀った祠が建っている。この淵を汚すと必ず雨が降るというので、雨乞いに牛馬の骨を投げ込むという。
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ヘビ
1959年 福井県
700年ほど昔、海山の寺を建てるときに、大工と女中とが懇ろになり、子ができた。女はお産の後を見てくれるなと言ったのに大工が覗くと、女は大蛇で、大工は逃げた。女は大工の朋輩に子供を託し、自分の両眼球を乳代わりに与えた。寺大工と一緒になって成仏しようと思ったが叶わなかった。しかし自分の前世の罪が滅びたとき、寺の椎の木に実がつくので、見届けて欲しい、と言い残した。その椎の木は花は咲いても実がならなかったが、昭和30年ごろ実がついた。蛇女が成仏したのだろう。
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ダイジャ
1967年 福島県
狸石とも蛇塚石とも呼ばれているものがある。昔、大蛇を殺してこの地に埋めたのだろうといっている。
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ダイジャ,ミズノカミ
1991年 石川県
五十洲川の上流の雨乞いをする深い淵に、水の神の大蛇がいた。その大蛇がある美しい娘を欲しがったので、娘の両親は人形を作って中に毒を入れ、淵に沈めた。水の神の大蛇はその人形を娘と思って呑みこみ、死んだ。
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オオヘビ
1988年 富山県
俵藤太という侍が瀬田の唐橋で大蛇に頼まれ、矢の先に女の唾をつけて百足山に棲む百足を射殺した。そのお礼に大蛇の子を一匹もらった。その子をすまわせたのが縄ケ池。
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ダイジャ,ダイジャノチ
1989年 長野県
温田から来る途中に沼があり、大蛇が住んでいた。大蛇は男に化けて矢野部落に住む娘に通い、娘は子を孕んだが、男の正体が分からない。親が入れ知恵をして娘は男のほっかぶりの手ぬぐいに糸のついた針を刺した。親が糸の跡をつけていくと、蛇が蛇の親に「鉄の毒で死ぬが、子供を残した。ただ、蓼を飲ませると子が落ちる」と語った。娘の親は娘に蓼を飲ませ、子を堕ろした。沼から流れてくる水が時々赤くなるのは、蛇の血のせいだという。
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