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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ムシノシラセ
1935年 奈良県
話者が名付け親になった親類の子が、汽車に轢かれて死んだ。話者が発見し、奈良で葬式をあげた。

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マネクテ
1993年 香川県
拝み屋の主人の兄弟の子が、汽車が来るところに飛び込んで死んだ。拝み屋が霊を呼んで聞いたらきれいな花があるところできれいな着者を着て踊っていた日とが来いと言うので行ったら汽車にひかれたという。
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カシャ
1992年 宮崎県
葬式の途中に火車に遺体を奪われたという話が宮崎県内数箇所で伝わる。
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ホネ,シタイ
1940年 青森県
悲恋のために死んだ娘の骨を回収に行くが、重くて持てない。「恋人のいるところへ連れて行くのだよ」というと軽くなった。また、その家族が続いて亡くなったが、棺の中で死体が鳴ったという。
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アカゴ,ナキゴエ
1939年 新潟県
外国人と日本人の間にできた子供が死んだので、この夫婦は町を去った。残った屋敷からは赤子の泣き声が聞こえ、調べてみると押入れの中に子供の骨があったという。夫婦は葬ることができなかったのだろうと、村で葬ってやることにした。
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アノヨヘノイリグチ
1996年 神奈川県
同級生がオートバイで転倒した時、花がぴかぴか咲いてとてもきれいなところへ行ったと思ったら、オートバイから落ちて寝ていたと言っていた。葬式の晩には「あの人は渡って逝っちゃった」とよく言う。
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シノシラセ
1946年
ある日、勤め先からの帰り道で出会った人が隣の子供が死んだことを教えてくれた気がした。しかし、路上には誰も居なかった。帰ると、病気だった隣の子供が死んでいた。
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コドモ,タマシイ
1937年 新潟県
死んだ婆さんが野原に行くと、そこに子供が出てきて、自分の墓に花を供えて欲しいという。婆さんはその後蘇生し、この子供のことを話すと、昔若くして死んだ子供がいることを知り、以来その供養をするようになった。
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ボウレイ
1974年 東京都
角田川のほとりにある子の墓で母親が念仏すると子の亡霊に会うことが出来た。母は妙亀という尼になり傍らの庵に住んだ。故にこの地を妙亀山という。
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(リンシタイケン)
1956年 福島県
呼び返されて生き返った人の話。きれいな河原で子供が遊んでいる。橋を渡って花の咲く野原へ行こうとしたら、亡くなった親が来るなと言う。ウロウロしていたら気がついた。死ぬ人には誰かが迎えに来る、提灯をつけておばんおばんと声をかけられると言う。
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カシャ
1992年 宮崎県
明治の初めごろのこと、ある女の人の葬列で、火車が遺体を奪ったという。
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ココツ
1974年
京都の侍が出世のため妻を捨て権力者の娘と結婚して東国へ行った。やがて捨てた妻が恋しくなり京都に戻って家を訪ねたら昔のように迎えてくれた。一夜明けたら妻はおらず、骨が転がっていた。隣人に尋ねると去年の秋に死んでいた。
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リョウシノボウレイ
1982年 宮城県
漁師が難破して覚悟を決め、供養の金を胴巻に巻いたまま浜に打ち上げられた。見つけた人は金だけとって死体を海に打ち捨てた。金を取った人は金持ちになり、子どももできて幸せだったが、子どもがいなくなってしまった。回国様に聞くと恐山にいるという。行って寺の和尚に相談すると、「その子を呼んでやるがわしの衣の陰から出るな、決してすがるな」という。やがて子どもが来て和尚に「自分は漁師の亡霊の生まれ変わりだ」と言った。金を取った人が泣き崩れ、気がつくとそこは寺ではなく衣杉の下にうずくまっていた。その人は家には帰らなかった。
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(ミガワリダイシ),(オマモリサマ)
1973年 新潟県
話者は難病にかかり、葬式の準備までしたが、身代わりのお守り様のおかげで不思議に全快した。
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ネタミ
1974年 京都府
洛陽一条に住む楽人の子の継母が自分の娘に跡を継がせたいという思いを残し死んだ。楽人の子は、継母が来ると言って死んだ。3日後にその妻も病気になったが、血脈を調え継母の墓に納めたら治った。
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ジゴク,タテヤマ
1935年 富山県
子どもを失った親が、立山を訪れて、その子の口から恐ろしい因縁を聞かされた。
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キツネ
1988年 茨城県
話者の祖父がカツオを馬に積んでの帰り道、きれいな女の人に乗せてくれと頼まれた。これは狐だと思い、ぐるぐる巻きにして家まで連れ帰った。狐が正体を現したので逃がしてやったら、後でお礼に来た。その後、祖父が仕事で災難に遭ったとき、命が助かり、代わりに狐が死んでいた。
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カシャ
1983年 茨城県
清宿の吉成氏が実際に見た話だが、自殺したある若い娘の葬式が野辺送りに出ようとすると、突然暴風雨のようになった。坊さまが「火車が亡者をとりにきたのだ」といって、棺の上にのり妙鉢をたたいて拝んでそのまま野辺送りをすると、嘘のように天候がもとのようになった。不慮の死をとげた人の葬式にはよくあることだという。
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オトコノコ,オンナ,アメカイ
1935年 兵庫県
美しい妊娠した女房が伝染病で亡くなったので葬った。それから1週間ほど後、晩になると飴屋に女が火の車に乗って飴を買いに来るようになった。また寺の賽銭がなくなるようになった。墓を掘り返すと女の死体に抱かれた男の子がいた。
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トイギキ
1984年 新潟県
可愛がっていた子どもの弔いの時に、棺が「三途の大川」(雨垂れの落ちる所)を越えたときに、生前大事にしていた玩具を入れるのを忘れたと、母親が呼び止めて戻した。四十九日を過ぎてから母親がトイギキに行くと、呼び止められてなかなか三途の川が渡れず、他の人からも遅れてしまって容易に仏の元へ行けない。自分を供養してやろうと思ったら、どうか和尚さんに着物を上げてくれ、と霊媒から告げられた。
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(リンシタイケン)
1989年 静岡県
死にかけたとき、向こう岸の花の咲いたきれいな所から手を振って招くので三途の川を渡ろうとすると、後ろから家族や親戚に呼ばれて渡れなかった。そうしたら気がついた。お題目が聞こえたともいう。
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