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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アクリョウ
2000年
葬儀の場に居合わせた旅の高僧が、亡婦の屍にとりついて体をなめる悪僧を目撃した。

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ヨクシン
1929年 広島県
ある時行脚僧が山で宿をかりた家では妻が死んだばかりで、主人は自家の寺を訪ねる所だった。僧は留守を頼まれ、死人の枕もとで経を唱えていると一人の僧侶が入って来て死人の衣を剥ぎ顔をいく度もなめて出て行った。この家の寺の僧が欲から生霊になってさ迷って来たらしい。
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ソウ
2000年
以八という上人が上洛する時にある宿に泊まろうとすると、ちょうど宿の女房が亡くなり、亭主が檀那寺の僧を呼びに行く間通夜を勤めることになる。しばらくして鬼僧が現れ、舌を出して死者を舐めはじめる。驚き見まもるところに亭主が寺僧を伴い帰宅する。見るとその僧は先刻の屍骸をなめる僧であった。葬式の斎餐や布施をむさぼり求める悪念が妖魔の悪相を表したものと悟り、その僧にありのままを告げると慙愧の心を感じて懺悔した。
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シニン,シカバネ,ケショウ,テング
2000年
高慢な僧が日暮れの道中で死人の腹を踏んで怪異の原因を確かめる。また寺の門前の大木に縛り付けておいた屍が夜中動き出したのを見て、僧は太刀を抜き腕を切り落とす。翌朝老女に変じた化生が腕を取り返しに来る。結局異変すべてが僧の思い上がりを懲らしめようとした天狗の所業であり、それ以来その坊主は臆病になってしまった。
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モウジャ
1941年 秋田県
行脚僧が道に迷い、たどり着いた村で大悪徒であった亡者が死人を食べてとるのと出会った。その餓鬼道に入った亡者の願いを叶えて僧が経をあげると、亡者は成仏した。
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オオカミ
1981年 和歌山県
狼が死体の頭を股に挟んで、仰向けになって運んでいくのを見た人がいる。
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ワカイソウ,ムスメ
1954年 岡山県
寺に讃岐生まれの若い僧がいた。悪党どもとバクチをしていたが、ふと見上げると屏風の上から髪も乱れて顔色も悪い女が覗いていた。その女は寺のすぐ下の家の娘で長いわずらいで寝ていたが丁度その時刻に亡くなっていた。時々この若い僧が関係していた娘だった。
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オオカミ
1981年 和歌山県
狼は死人の肉を食う。ある馬喰が山道で狼が巫女の死体を背に乗せて担いで行くのを見た。
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シリョウ,タマ
1941年 岐阜県
山の中を歩いているとき、供の者が主人を殺し、死体を竹薮に放ったまま山を下りた。そこへみずぼらしいお坊さんがやってきて、「お前は殺した死骸に取り付いていないと死ぬ」と忠言する。そこで供の者が主人の死体に取り付いていると、朝になると魂が戻ってきて「今日も探し出せんで残念な」と言って死体に入る。夕方また出て行って「今日は地を六尺掘っても探し出す」といい、そのたびに大きな音を立てる。三日目「この位探しても見つからないならあの男は死んだに違いない。これで成仏できる」といって魂は死体に入った。供の男は助かった。
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ワニ
1933年 福島県
ある日、浜辺に出ていた娘が鰐にさらわれた。悲しんだ老僧はある日一匹の大鰐を見つけたので仇討ちとばかりに弓矢で射た。娘の追福を祈るために巡礼に出たら、幾年か後ある木賃宿で鰐の骨を見つけた。老僧が鰐の骨を蹴った拍子に倒れ、それが原因で死んだ。たぶん毒が入っていたのだろう。
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レイコン
2002年
霊媒であった姑の死後、仏壇で拝んでいたらなにかが体に入り、以後死者の霊魂などが見えるようになった。
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ボウレイ
1956年 青森県
恐山の温泉場で一人の男が亡妻の姿を見つけ呼びかけると、亡妻はものすごく恐ろしい形相で睨み姿を消した。男は恐ろしさのあまり下山したが、仕事も手に付かず、終には死んでしまった。
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シニン,キンボトケ
1983年 秋田県
ある家の婆が亡くなったので町まで棺桶とさらしを買いに行った。途中で行き倒れの死人を婆と一緒に葬ろうと買って帰り、婆と並べて寝かせ自分は居眠りをした。気が付くと仏壇に金仏が飾られており、読めないはずの経文がすらすら読めた。
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ヨウカイ
1932年 埼玉県
妖怪が出るという廃寺に旅僧が泊まっていた。すると次々と化け物がやってきた。旅僧はやってくる化け物の名前を判じて退治した。
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バケモノ,オンリョウ
1939年 茨城県
病気の妻を持つ夫が、情婦を連れ込んで妻を殺した。妻は怨霊となって枕辺に現われた。その怨霊を描いた掛物が法然寺にある。
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ユウレイ,アメ
1933年 大阪府
面長の美人が閉店間際の飴屋に毎日飴を買いに来る。好奇に駆られた小僧が後を付けて行くと、女はある寺の門に吸い込まれるようにして姿を消した。不思議に思って墓を掘り返すと、果たして、女に抱かれた赤ん坊の死体が飴と共に見つかった。
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シンダオトコ
1931年 青森県
古寺の和尚が真夜中に目を覚ますと枕もとにいた男が和尚の顔をじっとみていた。和尚が「死んだのだな。お経を上げてもらいたいのだな」と思い本堂に向かうと男はついてきた。お経を上げている間、十個は座っていたが、お経が終わったときには男の姿は見えなくなっていた。
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バショウノレイ
1976年 長野県
信州で夜、寺で僧が読書していると、一人の美女が現れ僧に言い寄った。これを無視して僧は女を斬った。翌朝血の跡を辿ると、庭の芭蕉が倒れていた。これを見て女が芭蕉の霊であったことがわかった。
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シンダオトコ
1931年 青森県
ある晩、古寺の老和尚が檀家回りからかえると、いつもは出てくる小僧が出てこなかった。経を読む声も聞こえないので小僧の部屋に行くと、小僧は経机に突っ伏して固くなっていた。その前には薄暗い電灯の光の中、1人の男が立っていた。和尚に大声で名前を呼ばれが小僧が顔をあげ、男と顔を合わすと男は消えた。翌朝、その男が死んだという知らせを受けた。
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タツ
1974年 宮城県
人が死んだとき、タツというものが死者をまきあげてしまった。どこの偉い和尚に頼んでもダメだったが、ある貧乏寺の和尚が知恵のある人で、拝んだら棺が落ちてきたという。
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(キシツ)
1979年 群馬県
上野国沼田郡座間村のある性悪な僧侶が、密通していた女を殺したところ、背中に女陰そっくりの腫れ物ができた。その僧は罪障消滅を願って西国巡礼に出た。
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