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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヨブコエ
1990年 秋田県
4月の朔日に山へ行ったら、人の声がして雪がおちてきた。

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カッパ
1985年 熊本県
氷朔日に山から川に入る。
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カラステング,カラス
1982年 新潟県
春に、山の奥にゼンマイなどの青物をとりにいくと、遠くで誰かがクダクダといっている声がする。これは、カラスが話をしながら、山をおりるのだという。
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ガワロ,ヒョウスンボ,カワンヒト,カッパ
1981年 宮崎県
春の彼岸に山から川に下り、秋の彼岸に山へ上がるという。秋の彼岸から冬にかけて山で野宿すると眠れないぐらい賑やかだと聞く。春の彼岸になると溝や川から悲しいような気味悪い声が聞こえる。近づく時は鼻歌や咳払いをしないと熱病を患うという。
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タロウ,ヤマノカミ
1916年 熊本県
2月1日を太郎朔日と言い、山ン太郎と河ン太郎が交替する日だという。この日、真夜中に山に通じる道を大勢が通るような声を聞いたと語る人もいる。
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テングダオシ
1995年 長野県
天狗が木をきる音や岩がころがる音をたてる。冬に多かったという。
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キツネ
1967年 石川県
狐は4月5月ごろ、小雨の日に、松の木によりかかってきれいな声で鳴く。
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ホイホイ,オト
1964年 福島県
明治44年の暑いころ、沢の辺で「ほーい」と呼ぶ人の声がした。何の姿も見えず不審に思っていると3声めがすぐ頭の上でし、周囲の木が張り裂けるような激しい音がした。「ばた、ばた」と小山に上がるような音がしたのですぐ上がってみたが何もない。
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テング
1928年 静岡県
昨年正月末の雪が2尺ほど積もっていた朝、山の頂上から「アハハハ」という途方もない大きな声で高笑いの声が聞こえた。3、4日後にはその声を聞いた女の亭主が突然死んだ。声の主は天狗で、亭主の死の前兆だったのだろう。
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タヌキ
1981年 和歌山県
狸は人の声を出して人を山中に呼ぶ。気づいたときにはもう山の中にいる。
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カッパ
1956年 静岡県
盆月のこと、川の中で話し声がするので出向いてみたが、小さい足跡があるばかりであった。
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タヌキ
1991年 愛媛県
話者が山で木を切っていると大きな音がする。誰か松でも切っているのかと見に行くが、なにもない。炭焼きのために泊まり込んでいると、山の中から「おーい、おーい」と呼ぶ。返事をしても誰もいない。そこで罠を仕掛けると、次の日狸がかかっていた。
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ユキオンナ
1994年 京都府
昔、お婆さんが正月の餅つきの準備をしていると、軒先に人の気配がしたので障子を開けてみた。すると色白のきれいな女が立っていた。お婆さんが大声で怒鳴ったら、女は消え、雪の上に足跡だけが残っていた。村人たちは雪女だといって怖がった。
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キマメ
1976年 長崎県
宝暦6年4月朔日夜、黄豆が降った。
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ムジナ
1933年 長野県
夜中に山から木を曳き降ろすような音がした。行ってみると誰もいなかった。狢の話。
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テング
1943年 山形県
ある夏の非常に月の良い晩、1時半頃に大勢の人が声高に喋りながら登ってくる声が聞えたが、翌日尋ねてみるとそんな者はいなかったといわれた。天狗の道中というものだろうと気味悪くなり、それからしばらくは夕方になると妙に淋しい気分になって困ったという。
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タヌキ
1989年 長野県
山の高いところに小屋があり、話者は若い頃泊まったことがある。夜中、人が山の下から登ってくるような声がしたので誰か来たと思って外に出ると誰もいない。また小屋に入ると、すぐそこで声がする。たぬきに化かされていると気づいたので、もう外に出ないようにしたという。
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ヤマノカミサン
1953年 千葉県
1月19・20日の山の神の日に山主の婆さんが山に入ったら、赤い衣で白馬に乗った人たちが賑やかにやってきた。謝ったが、周りが真っ暗になり、人に水をかけられて気がついた
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ユキオンナ
1966年 鳥取県
大雪のときには、白い姿の女が雪に乗って出てくる。
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ユキオンナ
1987年 京都府
昔、お婆さんが正月の餅つきの準備をしていると軒先に誰かの気配がした。障子を開けると色白のきれいな女が行きまみれになって立っていた。お婆さんが大声で怒鳴ったら女は消えてしまい、雪の上に足跡だけが残った。村人たちは雪女だといって怖がった。
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ギッシャノネ
1981年 京都府
昭和17・8年頃の晩夏から初秋に3人で山に入り、下りて来る頃には少し暗くなってきた。しかしある所まで来ると辺りがポッと明るくなり、後からチンチンと牛車の音がしたがしばらく行くと辺りは真っ暗になり音も消えた。狸のいたずらだという。
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