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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キツネ
1995年 群馬県
病人が寝るときは狐が出入りするように、布団をあけておく。狐によって死んだ人の横っ腹には穴があいていて、布団のしたは毛だらけになっている。

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キツネ
1971年 岐阜県
病人が長い事寝付いていると狐が取り憑く。話者が子守りをしながら見に行ったら、布団を被ってそこから覗いていて気味が悪かった。家に帰ってみてみたら、半纏の袖に狐の白い気が付いていた。
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キツネ
1975年 愛知県
狐に憑かれた人が死ぬと、身体に穴が開いているという。
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キツネ
1953年 埼玉県
墓地の苔を持ってきて病人に知らせずに蒲団の下や枕元に置くと狐が嫌がる。白い毛が苔につく。
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キツネ,タヌキ
1977年 和歌山県
昔は、狐や狸が憑いた話が多かった。狐は病弱な人や気の弱い人に憑く。狐が憑くと、油揚げや魚を好み、普段よりよく食べるようになるが、次第に衰弱する。そうして亡くなった人の床に、狐の毛がたくさんあったという。床の上で横になっていても、遠くにあるものが見えたり、透視をしたりしたという。
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キツネ
1973年 岩手県
頭のおかしい人、長患いの人を狐に憑かれているという。布団の中に入れてみんなで叩いたり、巫女を頼んだりして狐を追い払う。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 長崎県
呼吸をひきとって亡くなった死体は新しい上等の布団に北枕にして、その人の生前の晴れ着を着せて、仏壇の前に寝かせておく。死者の上には刃物をのせておく。これは死者を猫がまたぐと生き返るという迷信に基づくもの。
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ネコ,マモノ
1964年 福島県
猫や魔物に魂を入れられないために、死人の布団の上に刃物と箒を置く。
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キツネ
1979年 岐阜県
ある家で葬式をしたとき、お線香を上げに夜遅く来た人がいたので、泊めて風呂に入れたら狐だった。
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シニンニトリツクキツネ
1979年 愛知県
死人が起きるのは狐が憑いているからである。障子に銃口を置いて打つと、その穴から狐は外に出る。
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オオカミ,キツネ,ネコ
1981年 和歌山県
死者の枕元や布団の上に鉈や剃刀、鎌や鋏などの刃物を置くのは、狼や狐や猫に死人を動かされたり、死人のはらわたを食べられたりするのを防ぐため。
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キツネ
1932年 兵庫県
爪の間から入って臓物を食い荒らす。狐つきで死んだ人はこの為に腹がとても小さくなる。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 熊本県
人の死後直ちに床を換えて北枕西向きに寝かせる。その上を羽織で覆う。猫が寄り付いて死体を越えると、ゴッソリと死人が起き上がるといわれ、寄り付かないように箒で三回死人のからだをなでてから羽織を被せる。若し猫が飛んで死体が起きたなら箒を逆にもって打ちたおさなくてはならない。
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キツネ
1952年 神奈川県
病人が食欲が無く、食べられないのは狐が憑いているから。
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キツネ
1963年 茨城県
狐に憑かれた人は布団の三角の端をかぶって寝たりして、人が来ると隠れる。誰もいないときに生臭物を食う。神主に祈祷して貰って離す。憑かれた人は稲荷を信仰し出すことが多い。
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(ゾクシン)
1959年 福島県
死人は、北枕にして、ホウキ・刃物をのせておく。それは死人の上を猫が通ると死人が立つからである。
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ネコ
1980年 新潟県
人が死ぬと茶の間の神棚の下の畳をはぐり床板の上に藁をひいて藁の枕をさせ、北向きに寝かせる。この時、神棚は戸を締めて白い紙を張っておく。猫が死人にかまうと言って鉈や出刃包丁のような刃物を枕元に置く。
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(ゾクシン),ネコ
1933年 愛媛県
人が死ぬと北枕に寝かせて、死体の上に刀を置く。もし刀を置かずして猫が跨げば、死人は忽ち這い出す。
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キツネ
1959年 宮城県
爺が壁に叩き付けた狐を女狐がくわえて外に出た。以来夜になると2階の養蚕部屋で狐が騒ぐようになり、すると必ず病人が出るようになった。爺や息子はそのために死んだ。三代目もそれが元で死んだが火葬にしたら狐は出なくなった。
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(ゾクシン)
1990年 静岡県
悪い魂が入り込んだり、猫がまたいだり、またあるいは魔除けのために死者の腹のあたりの布団の上に刀を置く。これはカミソリや出刃包丁で代用できる。
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シシャ,マモノ,ネコ,タマシイ
1971年 栃木県
死者の掛け布団の上に箒と刃物を載せるのは、魔物を寄せ付けないためである。死者の部屋に猫が入ると、猫に死者の魂が憑くとして忌み嫌う。
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