キツネ 1932年 兵庫県 爪の間から入って臓物を食い荒らす。狐つきで死んだ人はこの為に腹がとても小さくなる。
類似事例 |
|
キツネ 1938年 鳥取県 狐の穴をつけば狐がつく。
類似事例 |
|
キツネ 1995年 群馬県 病人が寝るときは狐が出入りするように、布団をあけておく。狐によって死んだ人の横っ腹には穴があいていて、布団のしたは毛だらけになっている。
類似事例 |
|
キツネ 1970年 滋賀県 狐を捕らえて皮をはいで売ったりすると、狐が憑く。死んだ狐は特に憑きやすいという。
類似事例 |
|
キツネ 1955年 静岡県 狐憑きに憑かれた人がいう言葉は狐が人の口を使っていう言葉である。
類似事例 |
|
キツネ 1984年 山梨県 狐に憑かれた人は眼が細くなり、手を使わずに物を食うようになり、3日も4日もずっと寝ているようになる。
類似事例 |
|
キツネ 1984年 山梨県 狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
類似事例 |
|
クダキツネ 1933年 長野県 クダ狐は人間の爪の間から体に入るという。クダ狐に憑かれた人はだんだん痩せ弱り、最後には狐のような顔つきになる。
類似事例 |
|
キツネ 1932年 愛知県 狐に憑かれた時、何かが体の中を動き回る様な感覚になる。また、段々と口も尖り、コンコンと狐の鳴き真似をするようになる。
類似事例 |
|
キツネ 1955年 静岡県 狐は憑いた人の肩にいて食物をとって食べてしまうので、憑かれた人は痩せてしまう。
類似事例 |
|
キツネ 1952年 神奈川県 病人が食欲が無く、食べられないのは狐が憑いているから。
類似事例 |
|
キツネツキ 1978年 埼玉県 ある女の人が狐に憑かれ、狐に横っ腹を食われて穴が空いたという。その狐に殺されたなどと言われていた。狐がスシを食いたいと言うので、食わせたり、スシを持って三方の辻まで送っていったという。
類似事例 |
|
キツネ 1973年 岩手県 狐は人が死ぬとその幽霊を見せる。
類似事例 |
|
キツネ 1987年 奈良県 狐に憑かれると病気になって死ぬ。憑かれると、自分の顔をまたぐらに突っ込んだり、手拭を被ったり、隠れたりする。村の衆が心経を繰り、拝んであげると治る人もいる。
類似事例 |
|
シニンニトリツクキツネ 1979年 愛知県 死人が起きるのは狐が憑いているからである。障子に銃口を置いて打つと、その穴から狐は外に出る。
類似事例 |
|
キツネ,タヌキ 1977年 和歌山県 昔は、狐や狸が憑いた話が多かった。狐は病弱な人や気の弱い人に憑く。狐が憑くと、油揚げや魚を好み、普段よりよく食べるようになるが、次第に衰弱する。そうして亡くなった人の床に、狐の毛がたくさんあったという。床の上で横になっていても、遠くにあるものが見えたり、透視をしたりしたという。
類似事例 |
|
キツネ 1955年 静岡県 狐が憑くと人に見られるのを嫌がる。死にそうになって口の中から青い雲が出たことがある。死亡通知が立つところまでいってから気がついた。
類似事例 |
|
キツネ 1972年 千葉県 体の調子がおかしくなる、気がおかしくなるなどの症状が出たとき、狐につかれたなどという。
類似事例 |
|
キツネ 1944年 福井県 ある男が死に、棺に入れて通夜をしていた。すると死者が呼ばったり、鍋で煮ている豆を知らぬ間に食べてしまったりした。狐が憑いたということである。
類似事例 |
|
キツネ 1954年 神奈川県 53、4歳の男に狐が憑き、だんだん身体がふくれてきて、「がらんだ(がらんどう)」とつぶやいた。狐が体内の臓腑を食ってしまうので空になってしまうからこう言うのだと言われた。この男にはおおかめさまの効験も現れず、死んでしまったという。
類似事例 |
|