カミノベロックノカミノタタリ 1970年 岡山県 明治末期に八幡神社に上野部六区の神を集めて合祀した後、具合の悪いことが起きる原因を拝みやに尋ねたところ、生木にあった少祠や神社をつれ帰るように言われた。
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アラガミサマ 1984年 長野県 神社合祀令の際に字にあった荒神様や三神を伊勢宮神社に合祀した。その際に、社の大樹が全て伐採された。それから大切な家の人や息子が夭逝するようになった。
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ビャッコ 1970年 岡山県 荒神様が氏神で、それを村社に合祀した所白狐があらわれ、不吉な事が起こったので元にもどしたという。
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タタルキ 1938年 島根県 昔はあちらこちらの田畑付近に荒神社があって、祟りをなしたといわれている。明治維新のときに伐採して鎮守の杜へ移した。岡の同族で祀った惣荒神様は、同族がいくら木を切っても祟ることはなかったという。
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ヤマンバ 1974年 高知県 他部落の神社と合祭するのが決まった。山姥の神社の木を切ると鮮血が出た。そして馬が死んだりするなど、種種の祟りがあったので困った。最後には氏子になり、伐採も中止した。
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テング 1922年 富山県 明治14,5年ごろ、1人か2人は天狗に連れ去られた。いなくなった子供を捜すときには、天狗が棲むという火の宮や愛宕の大杉の下で名前を呼び、太鼓と一升枡の底を叩いた。枡の底を叩くと天狗の耳が破れそうになり、捕えた子供を樹の上から放すのだという。
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ミサキサマ 1975年 高知県 馬之助という子供が山奥へ捨てられ死んだ。それ以降親や親族が次々死に、ミサキ様として祀ると鎮まった。ところが大正の頃、子供や人が死んでは生き返るという事件が起こった。馬之助が祈願を求めているということになり、馬之助大明神として祀った。
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シチニンミサキ,トリヂンミサキ 1954年 岡山県 大石部落には、昔から「七人ミサキ」というミサキ神が祀られていて、これが取り憑くために度々首吊りがあると言われる。ある老人は、夏の土用に急に寒いと言って炬燵を出し、布団に入っていたが、隙を見て抜け出し首を吊った。昔から首吊りが大勢出るので、お寺の院家さんにトリヂンミサキをして祀り、変死人を成仏させる習慣がある。
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ビンボウガミ,ケンゾク,フクノカミ 2001年 京都府 小籐太の家に住む貧乏神はこれを聞いて眷族を集める。梅津、嵯峨野、松尾辺りから約500人が集結する。いずれもあさましい姿だった。そのうち福の神がやってくる。福の神は貧乏神の数の多さに恐れて一旦虚空にもどる。福の神は稲荷六明神、鞍馬の毘沙門、竹生島の財弁天、西宮のえびすとそれぞれの眷属を連れて戻り、貧乏神を追放する。神々は家に入って以後守り神となることを誓う。小籐太に稲荷は黄金千両、毘沙門からは十万貫、財弁天からは絹百疋、えびす三郎からは酒の泉が贈られる。小籐太は大福長者となる。
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ハクサンシャ,シンタイ 1964年 福島県 高木家はもと加賀の落人であったといわれる。もとは前山に白山社があった。それを村の神社にするために村に差し出すとき、高木家の前まできたら神体が動かなくなった。高木家の人が先導すると動き、無事今の社地に納まったという。
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ハチマンサン 1983年 香川県 山で仕事をしていると浜辺の上に光るものが見えた。不思議に思って山を下りて行って見ると、光るものが流れ着いていた。神様に違いないということで、八幡さんとして海沿いの土地に祀った。八幡さんは家来の高良はんに別の広い土地を探させたという。移転の際に土を掘り返すと丸い石が3つあったので、これをご神体として荒神さんの境内に移した。
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ジヌシサマ,シチニンミサキ,ミサキダイミョウジン 1983年 岡山県 真庭郡勝山町荒田の株五戸が祀っている地主様は、昔、彼らの先祖が旅先で殺した七人の旅人が祟る為に祀ったもので、七人ミサキ、或いはミサキ大明神とも呼んでいる。
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ダイジングウサマ,ヒノタマ 1967年 栃木県 1920年ころのこと。火の玉が飛んできて毎夜石田家の裏の柿の木に止まって、評判になった。足利の長岡の神社の神主に見てもらうと、大神宮様が合祀を嫌って逃げ出したのだというので、別の社に移したところ、出なくなった。後日、行商人がピカピカ光る砂石を拾って、不思議に思って聞いてみると、それが大神宮様の御神体だった。以来大神宮様の御神体は砂石である。
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オベツサマ,ヘビ 1991年 愛媛県 明治初年、ある人が漁に出たら海から白蛇が登ってきて船霊様フナダマサマの神棚で動かなくなったので、神様だと思って連れて帰った。白蛇はその辺りをうろうろしていたが、他所の男に殺されてしまった。その男の家は火事になり、男も焼け死んだ。白蛇の骨を拾って恵比寿様の所に祀った。それがおべつ様。
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シチニンジゾウ 1984年 山梨県 6人の子どもをつれた侍が山の上で行き倒れたのを祀ったのが七人地蔵。話社宅が山の上から麓に引っ越すときに七人地蔵を置いてきたら、弟が病気になった。モノシリの人に聞いて「神様を置いてこなかったか」といわれて気づき、山から降ろして庭に迎えた。
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カミサマ,エキビョウ 1985年 東京都 昔、宝木塚村に疫病が起こって死者が出たので村人は恐れた。村に守護神がなく不信心なことが原因ということになり、浅草から第六天神様を勧請して祀った。
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オオビト 1976年 和歌山県 大人が天から下りてきて、一夜のうちに荒地を切り平げて人の住めるようにした。村人は喜んで、七堂八社を作り、大人を大梵天として祀った。
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ジガミサマ 1973年 富山県 この村を開いた七人の同苗は、未だにその子孫が地神様といって、先祖を祀っている。供えてあるものを外の苗のものが食べると足腰が立たなくなるとか、地神様のところの木を切って杵を作ったら怪我をしたといわれる。
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ヤブガミコウジン,イエノマモリガミ,コウジン 1983年 岡山県 玉野市石島の草分けの旧家では、屋敷の西南隅にヤブガミ荒神を祀っており、それを家の守り神としている。同地のもう1つの旧家には、西隅に荒神が祀られている。昔、この荒神の祠のそばにはまゆみの木があったのだが、これを家の者意外が伐ると祟ったといい、荒神は意地の悪い神であるとされていた。
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ヤマンバ 1948年 岩手県 昔、川の上流の沢から山姥出てきては田畑を荒らしたりしていた。困った人々が山姥を神にまつれば悪いことはしないだろうと考え、山姥神社をつくった。それ以来、山姥は出なくなった。現在、山姥神社は移転して秋葉神社内にある。
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