カミカクシ,テング 1968年 福井県 母が田の水を見に行っている間に3歳の女の子がいなくなった。探したら、幼児ではとても渡れない丸木橋の向こうで見つかった。天狗にさらわれたのだろう。
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テング 1996年 神奈川県 いなくなった子供が向こうの方の山のところで泣いていた。天狗にさらわれたと言っていた。舟原の方の山には天狗石がある。
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ヒノタマ 1929年 長野県 子供が夕方天龍川の橋の上で遊んでいたら、西の方から青い玉が飛んできて、頭上を通り、田圃に落ちて消えた。誰と言うこともなく火の玉だと言い、恐ろしくなって家に帰った。
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テング 1922年 石川県 6歳の男の子が天狗に捕えられて行方不明になる。村中総出で探したところ、村の端を流れる川に八裂にして投げ込んであるのを発見した。
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テングサマ 1936年 岐阜県 ある人が天狗に連れ去られて一本杉の下で死んでいるのが見つかったと子供の頃に聞いた。
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テング 1982年 東京都 夕方に子供がいなくなった。子供が遅くまで遊んでいるから天狗がさらって木の枝につっかけておいたらしい。
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テング 2001年 宮崎県 ある子供が天狗を騙して、覗き眼鏡と引き換えに鼻高なれの太鼓(てこ)を手に入れた。怒った天狗に対し子供が太鼓を叩きながら「天狗様の鼻高なれ」というと天狗の鼻が伸び、その先は山火事になり、鼻の先を火傷した。以来天狗の鼻は赤くなった。
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テング 1951年 長野県 ある男が天狗様の止まり木と土地の者に恐れられる木を切ってしまった。天狗は巨大な材木を落下させて男に警告を発したが詫びないので、男の子供を大やけどさせて死なせてしまった。
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カミカクシ,テング,トブコ 1926年 静岡県 男の子が天狗にさらわれた。町内の人々が探したが、10日目に戻ってきた。その後も度々連れて行かれた。
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テング 1931年 長野県 子供が天狗に連れられてどこかに行ってしまった。村中で幾日も探したが見つからず、仕方なく諦めた。翌年その子の家の庭に子供からの置手紙があったという。
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テング 1971年 静岡県 大茂沢で、時々天狗が提灯を持って通っていくという。その提灯の火を見ると、赤痢や疫痢にかかるという。
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テング 1970年 滋賀県 中之郷と上丹生の境の山には天狗が出る。1900年ごろのこと、中之郷の人が天狗なんて馬鹿なことがあるか、と出かけていって戻らず、探すと山で死んでいた。
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テング 1937年 福井県 天狗に遊ぼうと誘われて断ると、屋根を持って行き、石などを降らせる。子供が連れて行かれないように、コシコキ等をかぶせるとその場で死ぬ。
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ジゾウサマ 1975年 福島県 子どもが田原井の地蔵様を持ってきて、縄を掛けて田の中を引き回して遊んでいたので通りがかりの人が注意したところ、その人は病気になって死んでしまった。地蔵様は子どもが好き。
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テング 1989年 静岡県 ヨシロウという子どもが天狗にさらわれて、三嶋大社の祭りに飛んで連れて行かれた。祭りに行っていた近所の人が、箱根山の方から飛んでくるのを見た。
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テング 1965年 長崎県 天狗は子供を神隠しにする。それで村中で探しに行くことがある。
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テング 1967年 福島県 団子山に天狗が出て、頭をひねられたが助かった人がいる。その人は絵描きだったので天狗の絵を描いたという。
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テング 1988年 富山県 子供が上がれないような木の上の又に子供がいて泣いていた。天狗のしわざだという。
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カミカクシ,テングサン 1955年 静岡県 子どもが神隠しに遭い、天狗さんに京都などを連れ歩かれた。その子の大便は木や苔ばかりだった。
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カワテング 1973年 山梨県 夏の夜、精進の者2人が湖水の中の島へ鯉取りに行った。投網を打っていると、一人の子供が湖水の中を歩いて渡ってくる。湖水は深くて立って歩ける筈はない。2人が見ていると子供は湖水を横切って行ってしまった。これも川天狗ではないかということである。
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