シライワジンジャノゴシンタイ,ヘビ 1991年 高知県 口屋内ではかつて年に1回程、雨乞いをした。その際には黒尊神社と白岩神社から御神体をはいたか神社へ迎え、お祈りした。白岩神社の御神体は蛇体で、蛇はニコチンが嫌いで、猛毒なので、蛇に食わすと白色になってしまうといい、神社で煙草を吸ってはいけないといわれた。
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テンゴサマ 1977年 富山県 酒を買いに来る人が一升徳利に二升・三升をいれてくれと言い、それが不思議に入った。店の外に出ると、姿が見えなくなった。天狗だったのだろう。天狗のいる蔵では、良い酒ができるといわれる。
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タヌキ 1990年 愛知県 昔、切山の洲漏れ橋近くの竹やぶに古狸が住んでいた。狸は夜になると、「一升がしがし一升かすと二升になる。二升かすと三升になる。三升かすと四升になる。一升がしがし……」と言いながら人を化かし、村人は気味悪がっていた。
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セイチョウスルイシ 1986年 大分県 熊野神社の御神体は成長する石として語られる。
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タケ 1936年 島根県 昔、神社の傍の竹を切って男が病気になったので、紙で花を作り神社に奉納するとよくなった。
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ヤマンバ,ヤマウバ 1915年 長野県 ヤマンバは時々里に酒を買いに来る。2合徳利位の器を持ってきて、酒を1升入れろなどと言ってくる。その徳利には1升でも2升でも、言うとおりに入るという。
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イワクラ 2000年 福岡県 石穴神社の社殿の中にあるご神体は巨石の積み重ねで注連縄と狐の置物が置かれており、病気が治ると言う。
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ダイロクテン,カガミ 1983年 東京都 熊野神社をまつっている神社の神主が第六天で光がさすのを神のお告げだと思い山に登ると、かしの木に鏡がかかっていて、それを持ってきて熊野神社のご神体にしたという伝説がある。
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カワウソ 1998年 富山県 カワウソの宮と称されていた神社の御神体は観音像である。
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カミサマ 1943年 静岡県 明治30年頃、子ども達が神社の御神体の藁人形を持ち出して遊んでいた。通りすがった人が子供らを叱って御神体を元通りにしたところ神様と仲良く遊んでいた子どもを叱ったので、神様の怒りに触れ、2,3日たって病気になり熱にうかされた。
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ヘビ 1964年 群馬県 蚕のマブシに鼠のたからぬ呪いに、咲前神社のお礼を貼る。この神社のご神体は蛇であるという。
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ガンザワノシミズ 1987年 長野県 天保年間(1830~44),氷沢神社が火災で焼けてしまった。氏子の人々が神社を復元できず,そのままにしておくと,それまでかれたことのなかった神社の脇の沢の清水が止まってしまった。行者に見てもらうと氷沢神社の御神体が現れ,神社を復元しない限り水を出さないというお告げをした。氏子達がお宮を新築すると,再び水が湧き出したという。
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タヌキ,スナマキダヌキ 1939年 京都府 金比羅権現の小社に古狸が住んでいて、夜に「小豆3升、米3升、合わせて6升、ガッシャガッシャ」といって砂を撒く。
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(カミノタアソビ) 2000年 新潟県 畑野町大久保の白山神社では、1月3日に田遊神事が行われるが、昭和初期に大雪で神社へ行くことが出来ないので行事を止めた。すると村中に聞こえる程の大きな音が神社から聞こえた。これは神自身が田遊びをしたのだと言い、その年は村に病気が流行った。
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オコモリ 1943年 京都県 病気がなかなか治らない人が居ると、「ネンが入ったようですがどうですか」と見舞、近所の者が共同で観音へオコモリをしたり、川で水垢離をとったりする。病気が治れば家の者が千軒の家からお米を少しずつ貰い神仏に供える。
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フタゴ 1939年 三重県 双子が生まれると、夫が屋根へ上り、一升升の尻を叩いて大声で呼んだという。
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アズキイッショウコメイッショウ 1976年 京都府 宮の下に、小豆一升米一升という、ガシャガシャと音がするところがある。
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(ゾクシン) 1978年 新潟県 雁田神社に関する俗信。雁田神社にあがっているろうそくをもらい、お産でお腹が痛いときにそのろうそくをつけてお願いをすると、治るという。足や腰が痛いとき、神社の裏においてある自然石で患部をこすると治るという、など。
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ゴリントウ 1987年 広島県 ある人が病気になったとき、裏山の五輪塔の頭が落ちていたのを直したら病気も治った。
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シンタイ 1960年 愛媛県 8月17日は宮島祭で、厳島神社に参拝する。八幡神社の末社である寄木で祭事が行われるが、ここの神体は海上から流れ着いたものであるといわれている。
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トックリ 1990年 長野県 昔、「とやま」という酒屋があった。そこへ南木曾岳から金時が小さいとっくりを下げて、酒を三升入れてくれと頼んだ。店の人はそんなに入らないと言ったが、入れてみると三升らくらく入ったという。
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