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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
1987年 山形県
黒くて太い蛇が夕方家に入ってきたので、話者の父が箒で外へ投げ出すと傷ついて逃げた。父親はその後熱を出し、蛇の傷が治るまでの3,4日は治らなかった。蛇は家の主であった。

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ヘビ
1933年 栃木県
50年前、ある商家に大蛇があらわれたが、祟りを恐れて何もしなかった。5日くらいその家にいて、隣の物置に移った。隣の家ではすぐに殺して川へ流してしまった。翌日、その家の主人は体中がはれ上がり、高熱で非常に苦しんで死んだあと、一家が同じ病気で死んだ。
類似事例

ダイジャ
1984年 長野県
大蛇に飲み込まれた男がいる。大蛇の腹の中で熱い物、胃液だろう、がかけられたが、刀を抜いて何とか這い出た。家族が行ってみると、大蛇は腹を裂かれ、男は介抱されて元気になったが、全身の毛が一本もなくなった。
類似事例

ヘビ
1989年 長野県
どんどん大きくなる蛇を打ち殺した人が三ヶ月ほどしてその場所に行くと殺した蛇は骨だけになっていた。その人が骨を蹴り飛ばすと骨が足に刺さり、蛇の毒が体に回って帰宅後まもなく死んでしまったという。
類似事例

ヘビ
1965年 高知県
白い小さな蛇のいる家があって、その蛇が育つにつれて家も富んだ。蛇は長持に入りきらないくらい大きくなり、家人が気味悪くなったので、蛇を大きな箱に入れて縄をかけて焼いてしまった。たちまち家は没落し、潰れてしまった。
類似事例

ヘビ
1972年 千葉県
話者が小学校のとき、数人で蛇を殺した。その中で一番気の弱い子の家の縁の下に蛇が住み着き、その男は顔色が悪くなり、病気になってしまった。
類似事例

ヘビ
1937年 愛知県
4・5年前、干草刈に行った時に大きな蛇がいた。びっくりしてその日は家に帰ってしまったという。
類似事例

ヘビ
1941年 秋田県
怠け者の男が蛇を傷つけた。蛇は復讐しに来たが、釜で煮られて死んだ。その後、蛇の祟りで家は没落した。
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ヘビ
1933年 栃木県
魚とりの好きな人が釣りをしていると、何時の間にか大きな蛇が籠の魚を狙っていた。家に帰って魚を煮ていると鉤ツルシを渡って降りてきたので庭に叩きつけた。夜中におなかが痛み出したので見てみると、蛇がお腹に絡み付いていた。今度は蛇を料理して食べたが、それから病気になった。行者に頼んで毎日供養して、ようやく助かったという。
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ヘビ,ダイジャ
1937年 愛知県
47年前、男が犬を連れて山仕事に行ったら、犬がしきりに吠えた。見るとそこには大蛇がいた。その日小屋に帰ると、犬は泡を吹いて悶死し、男も3日ばかり寝込んだ。蛇の毒を受けたのだった。
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ヘビ
1983年 東京都
娘と2人で畑に行くと、太い蛇がいたので土を投げた。そうすると蛇のたたりでおばあちゃんの目が痛くてあかなくなった。井戸に卵と酒をあげてお詫びするとなおったそうである。
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ヘビ
1937年 愛知県
ある男がどく岩へ仕事に出かけた。すると道に大きな丸太が横倒しになっていた。跨ごうとしたら動き出した。実はそれは大きな蛇で鎌首をもたげて赤い舌を出していた。命からがら家に逃げ帰ると、そのまま寝込んでしまった。蛇に毒を吹きかけられたのだという。
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ヘビ
1937年 愛知県
ある人が鎌首を持ち上げている蛇の頭を鎌で切った。頭はどこかに飛んで、胴体だけがのた打ち回っていた。その人の妻が夕餉の支度をしていたら水樋の所で何かが光った。気にせずに支度をし、夕食を終えると、家中の者が腹を病みだした。禰宜に見てもらったら、蛇のたたりだった。水樋を調べると、蛇の頭が入っていたという。
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ヘビ,ババ
1940年 新潟県
味噌樽の上にいた蛇を傷付けると、婆にも傷がついた。婆は逃げて淵の中に入り、蛇体となって淵の主となった。
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ウジャ,ジャドク,メ
1974年 広島県
備後福山家中の者が蛇を打ち殺したところ、蛇が煙葉の煙のようなものを目に吹きかけてきた。以来目が腫れ痛むので蛇の嫌う煙管のやにを目に入れたところ治った。2・3年間は同じ時期に目が痛むようになった。
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クラノカミ,ハクジャ
1941年 岐阜県
土蔵の中または付近に白蛇がいて、それが蔵の神、或いは蔵の主と呼ばれている。ある家の若主人が蔵に入ったら、大きな蛇がいて、それを殺そうとしたが失敗した。数日後、蛇が水を飲みに蔵を出たところを見て殺したが、次第にその家の身代が悪くなったという。
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タタリ
1974年
屋敷にいた雌雄の蛇を殺した2人は奇病に犯され、日夜蛇に苦しめられていると叫び狂って死んだ。
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シロヘビ,コイ
1979年 茨城県
病床の父に親孝行しようと鯉をあげようと漁をしてやっと一匹だけ釣れたが、欲を出して何度も投げ網をしてしまった。すると大きな鯉はみるみるうちに巨大な白蛇になった。逃げ帰ったが臥せってしまい、自分が看病される身となった。沼の主の白蛇が臍を曲げたのだろう。
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ダイジャ
1958年 福井県
田に水を入れてくれたお礼に、末の娘が大蛇のもとへ行き、蛇体になって池に沈んだ。何年か後のある年、家が焼けたが男蛇が家に巻きついて火を消した。けれども、水を与えなかったので死んでしまった。
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ウワバミ
1933年 大阪府
村一番の素封家の邸内で白蛇が見つかった。処分しようと火の中へくべたところ、1丈もある大蛇の姿に変わった。他所へ何度捨てに行っても生き返った大蛇が姿を現した。その後、一家の者が相次いで死に、屋敷も荒れ果てた。
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オーサカボ,マモリヘビ
1983年 茨城県
オーサカボは守り蛇だから獲るなという。昔殺して捨てれば良かったのに半殺しにして捨てたために家はよいことが続かなくなって、災難が続いた。夜にその家に蛇が入ってきて主人から絶えた。
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