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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

キィームン,ケンムン
1992年 鹿児島県
ケンムンにひかれた人は、山の中を連れられて歩き、赤土は赤飯にぎりに、木の葉や椎の葉は魚にして食べさせられたという。少し足りない人を引っ張って歩くものだともいう。

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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは半年は山に住み、後の半年は海に住む。アコウの木に住んでいて、たくさん貝殻が積まれているのをよく見る。人間の邪魔をよくし、ある時、漁から帰ると、子供のようなものが道の真ん中に大勢並んでいるので、家に帰ることができなかったという。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
山に材木を採りに行き、食事をしょうとしたらケンムンが現れた。食べ物を分けなかったので、怒っていろいろと邪魔をされた。
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ケンムン
1989年 沖縄県
ケンムンの特徴は、体が小さく子供のようで、赤い毛がはえていて、ウスクかガジアルの木にすむ。顔は猫のようだとも犬のようだともいわれる。足は長く、竹のように細い。漁が大好きで魚の目玉だけ食べる。相撲が好きでよく人に挑んでくる。7月頃海から山へ登っていく。蛸が苦手。ケンムンが家に着くと裕福になるといわれている。
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ケンムン,ヒダマ
1974年 鹿児島県
木の上や森の中では火の玉となって見える。ケンムンに人が引かれると夢遊病者のようになる。薬指を持って引くので、このような時は薬指を噛めばよい。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンに父はだまされたことがある。ケンムンが浜辺で貝を拾って食べていて、父が岩陰で見ていたら、父の前まで来て突然消失した。ケンムンは子供のようで、土を踏まずに歩く。ケンムンがシャコ貝に手を挟まれるという。
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キツネ
1938年 長野県
ある人が山からの帰りに山奥へ連れていかれ、みみずや馬糞を食べさせられた。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
浜でケンムンが魚を釣っていた。魚を釣ろうと何時間もがんばっていた。それを見ていた人は怖くなり、浜道は通らずに山道を通って村に帰った。
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キツネ
1957年 神奈川県
昔、山へ仕事に入った人が狐に化かされ、蕎麦だと行ってミミズを食わされたうえに山の中をぐるぐる歩き回らされた。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ある人が夜釣りをしながらケンムンの悪口を言っていた。するとその人は夜通しケンムンにつねられた。その夜はまんじりともできず、ほうほうの態で家に逃げ帰ったという。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、美人妻を持つ男がいた。一人の男がこの妻に横恋慕した。その男は、妻を持つ男を漁に誘い出して殺した。男は村に帰り、美人の妻に夫は死んだから自分と結婚するように説得した。妻は男に、木を抱けば結婚すると条件を出した。男が言われた通りにすると、妻は男の掌を釘で打ち付けて殺した。男は7日7夜泣き、ケンムンになった。
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ケンムン
1985年 鹿児島県
力持ちと言われるケンムンをひどい目にあわせてやろうと、材木を切り出すときに、ケンムンに重い根元のほうを持たせた。さらに木を揺すぶったものだから、「人間は一筋縄では行かないね」とケンムンが言ったらしい。
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テンゴウ
1983年 東京都
山へマキを取りに行った男がてんごうに遠くへつれていかれた。腹がへったので「うどんをくれ」と言ったらミミズだった。それがうまかったらしい。
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ケンムン,ヒノトラガミ
1989年 鹿児島県
ケンムンは、主にアコウの木やガジュマルの木に憑依しているといわれる。相撲が好きで、浜野塩炊き小屋に暖をとりに現れて村人に相撲を挑むが、なかなか強いという。ケンムンはヒノトラガミとも呼ばれ、山の神の様相も帯びている。村人に悪戯したり協力したり、生活に大きく関わりをもっていた。
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ケンムン
1987年 鹿児島県
ある女の人が山に入った時ケンムンに惑わされ妊娠した。生れた赤子はケンムンの子だった。その家は村一番の分限者だったが、子供が死ぬと落ちぶれた。
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キノセイ,ケンムン
1977年 鹿児島県
昔、二組の夫婦がいた。一方の夫婦の男が、もう一方の女に惚れていた。その男は、惚れていた女の夫を海で殺し、女に自分の妻になるように頼んだ。女は男に一抱えできる木を抱えたら結婚すると約束した。男が木を見つけ抱えると、女は亡き夫の恨みを晴らすために男の掌に釘を打ち込んで殺した。その死霊が木の精(ケンムン)になったという。
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ケンムン,アカイヒ
1977年 鹿児島県
ケンムンは芭蕉畑などに座っており、座ると脛が長いので膝頭が耳の上を越すという。山の水溜りにいて、気の弱い人にはよく見える。アコウの木の下にもいる。夜の午前1時から2時ごろになると、何十もの赤い火になって、山裾の旧道を群れになって通る。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
ケンムンに引っかかれるとかさぶたになる。ケンムンが近くにいる場所で魚釣りをしていたが、そこから戻る途中に頭を引っかかれて、雁瘡になったと兄が昔話をしてくれた。シマシラキなどの木にはケンムンが住んでいるといわれる。
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ケンムン,ケンムンマチ
1981年 鹿児島県
目脂が出て赤く腫れ、痛みを感じると、ケンムン(化物)に目を突かれたという。ケンムンはケンムンマチ(化物火)を点滅して道を迷わせて危害を加える奇怪な存在であったといわれる。
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ケンムン
1983年 鹿児島県
ケンムンは赤い毛におおわれた子供ぐらいの大きさの妖怪である。夜に道を迷わせたり、ケンムンを見ただけで死んだ人もいる。ケンムンは人の左手を引いていくので、自分の左手の人差し指を噛むと妖怪は離れる。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ケンムンは3本足であり、絹のような赤毛に覆われている。ドスコの木は初めにケンムンがついた木なので切ってはならない。その後、アコウの木に変わった。今でもアコウの木に釘を打つのは、昔、アコウの木を抱いて掌に釘を打たれた人がケンムンになったからである。
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