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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タヌキ
1985年 高知県
嫁が母の元に行くと言って出て行ったきり帰ってこないので、みんなで捜しに行った。すると山奥で首を吊っていた。狸が引っ張っていったのだろう。

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キツネ
1982年 宮城県
ある男が船を出して魚を取って戻ろうとしたが、櫓をこいでも船が廻って陸につかない。なんとか家の下まで来ると、出征して死んだ兄が山から「東京に連れて行ってやる」と呼ぶので山の椿の下まで行くと、今度は「ベルトで首を吊れ」と言われた。枝にベルトを掛けても高さが足りないので、もっと山の中に入った。桑の葉が揺れるのが映画を見ているように感じた。皆が探しに行くと、狐が落ちたらしく断崖で寒い寒いといっていた。その男は3日ほど前からおかしかったという。
類似事例

タヌキ
1987年 富山県
実家から婚家に戻るとき、雪の中を上って行って、「むかえじゃあ」と叫んでいた。連れ戻しにいったが、おそらく狸に憑かれていたのだろう。
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タヌキ
1979年 徳島県
狸が芋畑で荒らしたので、捕まえて木に縛り付け、叩き殺した人がいた。するとその嫁に狸が憑いて、気が触れ、縛られていた木に日参するようになった。次の代の人にも、その次の代の男の子にも祟り、棟の上を走り回ったりした。坊さんに拝んでもらったが利き目がなく、結局土地を離れた。
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タヌキ
1983年 東京都
雨のシトシト降る時、蛇の目のかさをかぶったいい娘がいたので追いついてみると消えてしまった。その人に限って何度も出るので、とうとう首を吊って死んでしまった。その後、狸をとったらそれからが出なくなった。
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タヌキ
1979年 三重県
山奥に泊まりこんで山仕事をしていたら、妻が来て「子どもが病気だ」という。急いで帰ったが、家では何もおきていなかった。狸の仕業。
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タヌキ
1977年 和歌山県
狸は一言呼んでも、決して返事をしない。狸は木を叩くが、今はここ次はあそこという具合に、あちこちの木を叩いて人を騙す。キノコ採りに行って、山へ引っ張り込まれた人がいたという。
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タヌキ
1927年 岐阜県
猟師が山へ行ったら、峠に坊主が立っていた。狸の化物だろうと思い撃ったら、狸に戻った。縄で結えて家に持ち帰ったが、うそ死にだったから、夜中に逃げてしまった。
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タヌキ
1978年 和歌山県
山仕事に出かけて行方不明になった人を探しにいくと、狸らしい足跡が、その人の足跡と同時に転々と続いており、それが崖の淵まで続いていた。狸に落とされたのだろうといわれた。
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キツネ,タヌキ
1935年 奈良県
山に行って帰ってこない男がいた。家族は村人と相談し、鐘や太鼓を打ち鳴らして探しまわった。男は山腹に裸体で発見された。村に帰った男は、長い間寝続けた。起きた後、なぜ山奥にいったのかと聞いたが、なぜだか自分でもわからない。たぶん狸か狐の仕業だろう。
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タヌキ
1978年 和歌山県
山へ山菜をとりに行くと、向こうが見えなくなった。気を静めて見ると、狸が山の上のほうに走っていった。
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タヌキ
1991年 愛媛県
数人で山にメジロ取りに行ったまま帰らないので、村人が鐘で探しに出たら、高い崖の上で、「向こうにメジロがたくさんいる」と言っていた。狸の仕業。
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キツネ
1973年 岩手県
貰い風呂に行った嫁が1晩中帰ってこず、翌朝玄関に倒れていた。狐に化かされて山の中を歩かされていた。
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タヌキ
1995年 滋賀県
山の尾根で草を刈っていた人が、いつまでたっても帰ってこない。狸の仕業。煙管に火をつけたら狸は離れた。
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タヌキ
1992年 奈良県
狸がきれいな着物を着た娘さんに化けて出てきた。男の人がついていったら、寂しい所に連れて行かれた。そして男の人は険しい崖を上って帰ってきたという。
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タヌキ
1979年 徳島県
吉原さんという老婆が町にいた。元越峠で道に迷って3・4日間行方不明になり、その後山で死体で発見された。狸に化かされたのだと言われている。
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タヌキ
1991年 愛媛県
女中さんが牛の草刈に行ったまま帰らないので、村人が鐘太鼓で探しに出たら、暗がりで着物を裂かれて泣いていた。狸の仕業。
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タヌキ
1987年 奈良県
魚を釣りに行って、晩方に帰る時ちょっと一服したら、上にのぼる道が見えた。どんどん上に行き、気づいたらみんな魚を狸に取られてしまっていた。
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タヌキ
1978年 和歌山県
おじいさんと息子二人で山へ行った。お昼を食べて仕事場へ帰るとき、息子たちが後ろを見るとおじいさんがいない。おじいさんは狸にだまされて三日三晩山をさまよったのだった。
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タヌキ
1971年 高知県
山に向かって歩く狸を始めて見た。後ろから呼びかける者がいたが、誰かと聞いても返事をしない。一人で歩いていると、マントを着て前を歩く大きな人がいた。いくら歩いても追いつかなかったが、急に姿が見えなくなった。すべて狸の仕業だろう。
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タヌキ
1970年 高知県
老婆が具合が悪くなったので祈祷師に見てもらうと、憑き物のせいだといわれた。両足を持たせて逆さ吊りにすると、老婆は物凄い力で跳ね除けて家を飛び出し、跳ね返ったと思ったら病気が治った。狸の仕業だったのだろう。
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