キヲキルオト 1997年 福井県 山に泊まりこんで働いていると、誰もいないのに木を伐る音がしてくることがある。
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タヌキ 1979年 徳島県 大正4年生まれの人の父親が、山仕事で山小屋に泊まっているときに、夜中、大きな石が転がるような音がした。翌朝外に出てみると、何もなかった。狸の仕業だろう。
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タヌキ,キツネ,オト 1980年 静岡県 小諸山の山奥には、たくさんの狸と狐が住んでいて人を化かす。ある日もや拾いに行ったおばあさんが太鼓のような音を聞く。そばに行っても何もおらず気づくと聞こえなくなっていた。これは狸の仕業。
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タヌキ 1935年 愛知県 小屋に泊まって炭焼きの仕事をしていたら「ホイホイ」と呼ぶ声が聞こえる。呼んでみても返事がない。仕事の続きをするとまた呼び声が聞こえる。狸の仕業と気づくと、聞こえなくなった。
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タヌキ 1962年 徳島県 山の中で、夜になると、昼に人が木を伐るのと同じ音がする。また、山奥にヒエを作る古い家があり、三番叟をまわす人が泊まっているらしく、夜になると鈴の音が聞こえてくる。しかし朝確かめるとそんな人は泊まっていなかったとわかる。いずれもタヌキの仕業らしい。
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タヌキ 1959年 愛媛県 高知県 遠くの山に火が見えることがある。これは狸の仕業で、実はすぐ目の前で狸が悪戯をしているのである。また、狸は夜半に来て小屋の戸を叩いたりもする。
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テング 1975年 高知県 山に泊まると天狗が出ると言われる。
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タヌキ 1981年 和歌山県 山で仕事をしていると「お昼だよう」と呼ばれたりすることがある。狸に化かされている。
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バチヤマ,タタリ 1971年 静岡県 昔、山で死んだ落人の祟りで、その山に入って仕事をすると、何か悪いことが起こるといわれている。
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ヒトツメコゾウ 2002年 神奈川県 一つ目小僧は山から来る、丹沢の山奥から来る、朝鮮から来るなどという。
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キツネ 1979年 岐阜県 ある人が山から帰らず、迎えに行くと座っていた。連れがいたから山にいたのだと答えた。狐の仕業。
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(ゾクシン),カッパ 1936年 栃木県 川へ小便をすると河童に引きこまれるという。
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タヌキ 1973年 岩手県 昔、ある人が山仕事で火を焚いていたら、狸が化けた女が来て火に当たった。狸は気持ちがよくなって正体を現してしまい、殺された。
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(ゾクシン) 1999年 長野県 産屋明けは急いではならない。急ぐと一生血を病むという。
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タヌキ 1933年 (不明) 摩利天信仰家が、その妻に狸が憑いていると信じて、狸を追い出すためと称して撲殺した。その子も、母は狸が化けていると信じていた。
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オトコノクセヤミ 1942年 福島県 大工が胃病で2ヶ月以上仕事を休んだ。医者はどこも悪くないと言うが、当人は大変苦しんでいろいろ素人治療をした。その効果ともいえないが、良くなり仕事もできるようになった頃、妻の妊娠が分かった。妻は何ともなく子どもを産んだ。
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タヌキ 1981年 和歌山県 炭焼きさんが仏谷で仕事をしていたら、前の山でからかさのようなものが揺れて「ホーイホーイ」と言っていたので、行ってみると消えていた。狸の仕業。
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タヌキ 1995年 滋賀県 山の尾根で草を刈っていた人が、いつまでたっても帰ってこない。狸の仕業。煙管に火をつけたら狸は離れた。
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タヌキ 1979年 岐阜県 一緒に仕事をしていた人が休んだので一人で山仕事に行って、弁当を開いて少し座を外していたら、弁当の中にカヤをお椀型に丸めたものを入れられた。狸の仕業。
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コドモ 1975年 高知県 子どもが奥山へ誘われるときには、同じ年ごろの子どもが現れて、「こうきてこうこい、赤蝉刺しちゃろ」といいながら、しだいに山深く誘いこんでいくものだという。
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ムジナ,ツキ 1974年 茨城県 暗くなるまで畑仕事をして帰る途中に、松林にぼんやりと月が出ていた。月の無い晩のはずだったので、これはむじなだろうと思った。急いで松林を通り抜け、振り返ると化けた月が後からついてくるので、怖くなって家に急いで戻った。
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