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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヘビ
2001年
道士劉遵礼の妹が蛇王に攫われ,11人の子を産んだ。遵礼は法術で山を封じ,8人殺したが妹の願いをいれて蛇王と残る3人の子を助命した。

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ウワバミ
2001年
唐の僖宗の時代,福清黄檗山の巨蟒が祟りをした。蟒は劉孫礼の妹三娘を誘惑し,11人の子を設けた。怒った孫礼が8人殺したが,残る3人の子は神となって祀られた。
類似事例

ダイジャ
2001年 沖縄県
平良の住屋で娘が懐妊したので父母が質すと,毎夜青年が寝床に来るという。麻糸をつけた針を青年の襟につけさせて翌朝糸を辿ると,糸は漲水御嶽の洞窟に続いていて針は大蛇の頚(片目)に刺さっていた。その夜の娘の夢に青年(大蛇)が示現して自分は恋角だと名乗り,三人の娘が生まれるので三歳になったら漲水へ連れて来るよう告げた。その通りにすると,大蛇は娘達を抱いて御嶽の中に飛び込んだ。大蛇は光を放って昇天した。
類似事例

ダイジャ
2001年
閩中の庸嶺に大蛇が棲んでおり,時々人の夢に出て童女を食べたがった。八月の祭の朝に女の子を食べさせることになり,将楽県李誕の末娘寄がこれに応募した。寄は菓子で大蛇をおびき寄せ,犬をおとりにして大蛇を殺した。これを聞いた越王は寄を后に,父を将楽令にした。
類似事例

ヘビ,ウロコ
1992年 富山県
助けられた蛇は恩返しの為に、その男の妻となって子供を産んだ。その子孫は長男だけではあるが、脇腹に鱗が3枚ずつ生えている。そしてその痕跡は残っている。
類似事例

ダイリュウ
1932年 愛知県
決まって風雨の夜に、ある家の娘の元へやって来る美男子がいた。これを怪しんだ家人が、男の衣服に糸を結わえて後を付けたところ、大龍の棲む底なしの池へと入っていった。家人は暗澹たる気持ちになったが、間もなく、娘は蛇の子を沢山産んで亡くなった。
類似事例

ヘビ,ヘビムコイリ
1941年 朝鮮
平壌の南門外に女性しか生まれない家があり、醜い家督争いが繰り返されていた。そこには3人の娘がおり、ある男が姉のもとに毎晩通っていた。その男が通う最後の日に下婢が朝食を運ぶと、部屋一面広がった大蛇に取り巻かれて、姉が面白そうに笑いながら唄っていた。
類似事例

ヘビ
1975年 島根県
妹の部屋に、名のわからぬ男が現われ求婚した。男は夜に来て昼には帰った。ついには結婚をして妊娠し、小蛇を生んだ。母は驚き、その子を器に入れて置いたら、一夜の内に器いっぱいになった。母は子に、父のところへ帰れといったところ、兄である伯父を殺して昇天した。
類似事例

ヤマンバ
1960年 大分県
山姥が母親を食い殺し、着物を着て戻ってくる。3人の子が山姥を家に入れてしまう。末の子は食われ、残った2人は木に登り天の神に救いを求める。金の鎖が降りてきて、姉は月になり利口な妹はお天道様になった。山姥は昇ろうとして落ち、その血がススキの根についた。
類似事例

クロイヌ,ダイジャ
1942年 新潟県
黒犬が美しい人間の娘を2人産んだ。娘は成人した後、人間の男のもとに嫁ぐが、妹娘は自分の親が犬であることが発覚することを恐れて親犬を殺してしまった。後に、姉娘は大蛇に助けられるが、妹娘は大蛇に呑まれてしまった。
類似事例

(ジャシン)
1982年 群馬県
文武天皇のころ、神流川の蛇神が人身御供を取っていた。甘楽郡神保の権守の娘が選ばれ、天子に奏上した。公卿満行が東下して、法華八軸の秘法で蛇神を退治し、蛇体を8つに分けて八串堂を建てた。満行は権守の娘と結婚し、娘は野栗権現で御子75人あり、第一女は万場大寄の野栗大権現となる。
類似事例

ヘビ
1958年 岩手県
ある女が山で男と遊んだが、後になって蛇の子を3匹産んだ。
類似事例

ウンサダメ,カミサマ
1977年 神奈川県
ある狩人が夜遅くなってしまうのでお宮に泊まっていると、神様がその狩人の家に生まれた子は「7つで水で終わる」と言っていた。この子供が成長して、ある日友達と釣りに行こうというとき、川上へ向かう途中で大蛇が出てきて狩人の子供を飲み込もうとした。神様の言葉を聞いて心配していた狩人は、用意していた銃で大蛇を撃って子供を助けた。
類似事例

チャヤムスメ,ダイジャ
1913年 富山県
茶屋の娘が両親に産む姿を見ないようにと言って、家に入った。両親が約束を破って覗くと、12匹の小蛇を産んでいた。娘の言うには橋の下に住む大蛇が夫であるという。娘は小蛇を抱いて水中に姿を隠したといわれる。その茶屋は今もあり、小蛇の掛図が伝わっている。
類似事例

ユウレイ,トラ
1941年 朝鮮
平安北道鐵山郡西林面蓮山洞に昔富豪がいた。その富豪の後妻が先妻の娘二人を殺そうと考え、姉は後妻の息子に池に投げ入れられた。すると突然虎が現れて、息子の片腕を咬み取ってしまった。妹が池に選択に行くと、姉の幽霊が現れて事の次第を述べ、妹も後を追って池に身を投げ死んでしまった。それ以来、この地方の監史は2、3日の間に奇怪な死を遂げた。ある大胆な監史の前に姉妹の霊が現れ事の次第を述べた。監史が後妻らを処罰すると平穏になった。
類似事例

ダイジャ,ヤマタノオロチ
1973年 岩手県
ある川上に大蛇がいて、年寄り夫婦の9人娘を毎年1人ずつ食べていた。8人の娘が食われ、残り1人となったときにスサノオノミコトがやってきて、大蛇に酒を飲ませて酔わせ、殺した。
類似事例

オトコ,ヘビムコ
1936年 岐阜県
娘の元に毎夜美しい男が忍んで来た。乳母は男を怪しみ糸をつけた針を男に付け、翌朝その跡を付けた。すると山奥に至り洞穴の中から娘を孕ましたが、菖蒲湯に浸かれば難を逃れる、と言う会話が聞こえてきた。その通りにすると娘は蛇の子を産み落とした。
類似事例

ヘビ
1982年 東京都
18,9才の娘が青年と出会い、やがて妊娠する。しかし生まれたのは蛇の子で、それを見た娘は恐ろしくて死んでしまった。そこへ親蛇が毎日毎日やってきて、飲まず食わずでいたのでやがて死んでしまった。
類似事例

ヘビガミ
1967年 福島県
安永年中、自在院の住僧が禁戒を犯し、ある女と契りを結んだ。恋の敵の院主は深く恨み、蛇塚の神に呪詛をして女に災いがあらんことを祈った。女は懐妊したが、蛇の子を100匹あまり産んだという。
類似事例

ダイジャ
1962年 石川県
昔、旱魃のときにおやじが困っていると若い男が現れ、雨を降らせてやるから娘をくれと言って大雨を降らせた。男は実は大蛇であったが、姉娘は仕方なく嫁いで身ごもった。着物の裾に針をさしておくと蛇がつかないというが、身ごもった子をおろすには菖蒲湯につかるとよいというのでそうすると、四筋の蛇の児が出た。
類似事例

ヘビ
1929年 長崎県
娘が若者と結婚し身ごもったが、日に日に体が瘠せていった。老父は心配になり山伏に尋ねると、子供は湯の中で産み、夫には鷲の卵を与えるようにと告げられた。娘はたくさんの蛇を湯の中に産み落とし、全て死んだ。夫は鷲の卵を与えられると、大蛇となって木に登り、卵を取ろうとして鷲と対決になり、負けて岩に落ちて死んでしまった。
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