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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ウンサダメ,カミサマ
1977年 神奈川県
ある狩人が夜遅くなってしまうのでお宮に泊まっていると、神様がその狩人の家に生まれた子は「7つで水で終わる」と言っていた。この子供が成長して、ある日友達と釣りに行こうというとき、川上へ向かう途中で大蛇が出てきて狩人の子供を飲み込もうとした。神様の言葉を聞いて心配していた狩人は、用意していた銃で大蛇を撃って子供を助けた。

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ダイジャ
1982年 東京都
17,8の娘が川で蚕の綱を洗っていると急に眠くなり、草むらに寝てしまった。すると大蛇がやってきて娘のお腹に入って行こうとするので、若者がこれを引き出した。蛇は怒って若者の首に巻きついたが、天神様の力で退けられ、松の枝の上で息絶えた。
類似事例

ダイジャ
1975年 山形県
昔狩川に千貫長者がいた。ある夜立派な若者が訪れ長者の娘と恋に落ちた。娘は身篭ったが産気づかない。手を尽くしたが効き目はなかった。ある日六部が来て、姫を救うには邸内の松にある鳶の卵を飲ませよという。長者は若者を松に登らせたが、若者は鳶にさらわれ地面に叩きつけられた。六部は「私は以前あなたに助けられた蛙で、婿になりすましていた若者は私を飲みこもうとした大蛇で、沼の主である。蛇は恨みを晴らそうと婿になった」という。見ると婿は大蛇であった。産気づいた娘が生んだのは無数の蛇であった。娘は死に、六部は姿を消した。
類似事例

ダイジャ
1956年 東京都
15になると大蛇に食われると言われた子供がいた。15になったある日、子供がお宮に行くとき、母親がいつものように念仏を唱えながらおむすびを握って持たせた。お宮に行くと大蛇がいたので、子供はおむすびを大蛇の口に投げ込んだ。大蛇はナンマイダのおむすびをもらったので命は助けると言い、子供は助かった。
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ヤマイヌ
1989年 長野県
ある猟師が山の神に山犬の子が欲しいと願ったところ、子を二匹授けてくれた。ある時、猟に行くと何も取れなかったので、火を焚いていた。猟師は「俺は夕食食べて寝るが、何も取れなかったので我慢してくれ」と言うと、山犬が尻尾に水を付けて火を消すということを繰り返した。おかしいと思って木に登って見ていると、被せてあった蓑にかみついたので、殺すつもりだと悟って撃ち殺した。
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ダイジャ,オオガニ
1962年 石川県
稲舟村の笠原氏は、旱魃のときに田へ水を引いてくれた者に一人娘をやると誓った。するとある男が一晩のうちに全ての田に水を引いてくれたが、実は彼は大蛇だった。主人が娘をやるのを断ると戸口から大蛇は入ってこようとした。下水に棲んでいた大蟹が大蛇を9つに切ると、死骸は9つの池となった。以降、笠原家では蟹を殺さず、また家にくぐりを用いない。
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カニ,ダイジャ
1990年 石川県
旱魃の際、田に水を入れてきれたモノに娘をやると言った。すると一人の若者がきて、一夜のうちに水を入れた。若者は輪島川の淵に住む大蛇で、娘を連れて行こうとした。娘の家を7巻巻いて戸口から入ろうとしたが、中に大きな蟹がいて、蛇を九つにはさみ切った。その骸が落ちたところは池になった。頭が落ちたところは親池と呼ばれ、笠原の家に祟りをなした。これを聞いた泰澄大師が法力をで退散させた。
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ダイジャ
1986年 埼玉県
昔、じいさんと娘がいた。その娘は不思議な力を持っていた。ある年日照りが続いたので村人が娘に雨を降らせて欲しいと頼みに行くと娘は「七日七晩は決してお堂に入らないように。」と言ってお堂に入った。一人の若者がお堂を覗いてしまった。するとそこには頭が二つの大蛇がおり、若者の顔を見ると天に駆け昇ってしまった。すると空から大雨が降りだし、三日三晩降り続いた。村人は娘を竜神様として沼のほとりに両頭庵というお堂を建ててお祀りした。
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カニ,ヘビ
1990年 石川県
輪島の大百姓が旱魃のとき、干上がった堤を見て「この堤に水を張ってくれる者がいたら婿にしてやるのに」といっていると、晩に大雨が降って堤が水で一杯になった。その後、自分が水を張ったという侍が婿にしてくれといってきた。その家の女中が話を聞いていて、いつも残り飯をやっていた蟹に恩返しをしてくれというと、夢に蟹がでてきて、対策を教えてくれた。侍の正体は蛇で、家に入ってきたところを、蟹たちに七つに切られた。その蛇の骨が七つ島になったという。
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ベンザイテン,ヘビ
1935年
昔、ある弁才天の神官の家にひとりの娘がいた。近所の百姓が多忙の時期には娘の手を借りることもあった。ある時百姓が養蚕のために手が不足したのでその娘を頼みにいくと、神官の家に出産があり手がいるので娘を借りることができなかった。しかし百姓が家に帰るとその娘が来ており、都合がついたという。それから娘は毎日その百姓の手伝いをした。仕事に区切りがついたので、娘を返すため神官の家まで送ると、娘はお参りをさせてくださいと言って神社に入ったきり帰ってこない。神官の家を訪れると娘はちゃんといて、手伝いには行っていないという。そこで百姓と神官が弁才天の前まで行くとその娘そっくりの頭を持った蛇がいた。神官が礼を述べると蛇は姿を消した。
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ダイジャ,イケノヌシ
1971年 福井県
ある爺さんが田が乾いて困り、蛇ヶ池の主に、雨を降らせてくれたら3人の娘のうち1人を嫁に差し上げると約束した。はたして雨が降り、主は娘を迎えに来た。末の娘が嫁入りすることになり、針の袋を持って出た。男が池に入ろうとしたところを突き落とし、針の袋を投げ入れたら水が騒ぎ出した。数日して爺さんの家が火事になった。すると2匹の大蛇が出て来て家に巻きつき、水をくれと言ったが、村人は驚いて逃げてしまったので、蛇は焼け死んでしまった。
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ヘビノコ,カミサマ
1928年 鹿児島県
ある夜、寂しい山間の年取った夫婦が神に子授けを願った。ある夜、妻が夢でうなされ、神に子供を授かる夢を見たといった。翌日から妻は身重になり、やがて子が生まれたがそれは蛇だったので畑に埋めた。神様に無理を言った罰が当たったのだろうとあきらめた。
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ダイジャ
1935年 愛知県
狩人が崖の下で鹿を待っていると、鹿が転げ落ちてきた。上から一匹の大蛇が覗き込んでいたためで、狩人は鉄砲を射掛けると、蛇は落ちてきた。恐ろしくなって家に帰ると、臨月の妻が産紐を解いたのと、大蛇を撃ったのとは同じ時刻だった。狩人は恐くなって職を変えた。
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ヤマノカミサマ,スイジンサマ
1974年 鹿児島県
狩人が山で、その晩生まれた子が数年後の5月16日に水神様にとられるという神様の話を聞いた。それはその晩生まれた狩人の息子であった。数年後の5月16日、狩人は息子を柱にくくりつけて事なきを得た。昔は5月16日はきゅうりに子供の名を書いて川に流したという。
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ダイジャ
1976年 和歌山県
大蛇が男に化けて娘のもとに通って来て、子が生まれた。その子はタライ3杯の多数の蛇の子であったという。
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ダイリュウ
1932年 愛知県
決まって風雨の夜に、ある家の娘の元へやって来る美男子がいた。これを怪しんだ家人が、男の衣服に糸を結わえて後を付けたところ、大龍の棲む底なしの池へと入っていった。家人は暗澹たる気持ちになったが、間もなく、娘は蛇の子を沢山産んで亡くなった。
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ヤマノカミ
1974年 鹿児島県
ある男が杉の木に泊まっていると、山の神が「男の子が7つになる日スズキに呑まれて死ぬ運」というのを聞く。帰ってみると我が子がうまれており、7つになった日柱にくくっておいて助かる。
類似事例

ダイジャ
1962年 徳島県
大蛇が山を七巻き巻いて枕にして寝てしまい、人々は怖くて山に登らなくなったが、ほうきょうさんという神さんが追い立てて滝の中に入れてしまった。
類似事例

ヘビ,ジャ
1959年 秋田県
山芋掘りに行った人が山で蛇を3匹殺した。夕方、家が揺さぶられたので、お婆さんが着物の袖からお日様を透かして覗くと、蛇の形が見え、それが家を取り巻いていた。殺した人が死んだので隣家に知らせに行くと、そこにも李の木から大きな蛇が下がっていた。託宣すると「1000匹子を産めばジャになって天に昇れるのに、3匹も殺されてしまったので憎い。親類全部殺してやる」と言うので、毎年7月24日に龍神を祭ると謝った。
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ヘビトカエル
1956年 宮城県
薬売りがある晩、田んぼ道を急いでいると、1匹の大蛇がビッキ(蛙)を今にも呑もうとしていたので、「そのビッキを逃がしてやったら俺のオガダ(嫁)にしてやる」というと蛇はビッキを放した。3日ほどあと、17,8の美しい娘が薬売りの寝所に来て「あなたのオガダになるから側に寝させてくれ」と裸になって床に入ってきた。次の晩から毎晩同じ時間にやってきて、だんだん薬売りはやせていった。ご祈祷しても治らず困っていたところ、ある夜少し年取った女がきて、「わたしは助けてもらったビッキだが、今夜あの娘がきたら、今自分は病気で苦しい、それを治すために辰巳の方角の山にある大きな木のワシの卵をとってきてくれ、と言え」と話して去る。薬売りがそのとおりに言うと、娘は蛇となり木に登り卵をとろうとしたが、枝が折れて下に落ちていくところを大ワシが飛んできて蛇の目をついて殺した。それで薬売りの病気は治ったが、蛇は執念深いものだということだ。
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ダイジャ
1987年 和歌山県
娘の家に大蛇が美男に化けて通ってきた。娘は妊娠し子供を生んだが、その子は盥に3杯もの多数の蛇の子だったという。
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