サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師の魂が星になって布良星と呼ばれるようになった。これが時化を予告してくれるとして、地元の漁師に信仰されるようになった。
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〔ニュウジョウボシ〕,タマシイ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師が断食をして死んだ後、恐れて村人は触らなかったが、その魂は入定星という星になった。
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ホシ,サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師は死後、星になって現れた時には海が時化る時なので、船を出さないようにと言い残した。
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サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師が木食の後、地中に入って入定して三年後に掘り出して安置して欲しいといったが、村人は恐れて触らなかった。法師の魂は体を離れて空に昇り、星となった。
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サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師は若い頃、漁業をしていたが、空中飛行や海上歩行ができる力を持っていた。
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コウシン 1960年 神奈川県 昔漁師が暴風雨に遭って難破したが、しばらくするとまっくらな空に庚申の星が出て、その位置で方角が分かり、命が助かった。
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サイシュンホウシ 1994年 千葉県 西春法師が断食行の後に死亡する時、村人が空を見ると、紫雲が起こり、華が舞い、音楽が聞こえてきた。
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ビジョ,シンセキ 1939年 香川県 漁夫が不思議な石を拾い、卜者に見せると海神から賜った神石だと言われた。その玉は理想の夫が見つからずに入水した美女の魂が小石になって漁夫に拾われたのだという。
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ヒノタマ,アントクサマノヒダマ 1928年 長崎県 山から夜な夜な火の玉が飛ぶ。ところが、火の玉は陸地にいる人には見えず、海上に出ている漁夫にのみ見える。里人はこれを安徳さまの火玉と言って尊崇している。
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ボウコン,ヒカリ 1989年 静岡県 夜、漁に出るとぼやけた光が海上に揺れて出ることがある。以前海で死んだ亡魂が漁師を脅しに出るもので、これを怖れて船をそらすと海上の道を見失う。亡魂が出る道が正しい道である。
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シオブキノミョウゴウ,レンニョショウニン 1936年 島根県 海中に光るものがあって、漁人は皆、恐れて海に出なかった。夢に老僧が現われ、引き上げるように告げるので、網を入れると蓮如上人の御真筆による軸が上がった。俗に塩吹の名号と呼ばれている。
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タメトモサマ 1933年 神奈川県 昔、漁師が置きに出てから帰ろうとしたとき、海中から漁師の名を呼ぶ声がした。網を入れると、古い木像がかかった。鑑定してもらったら為朝様だとわかったので、祠を造って祀った。
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フネ,コエ,レイコン 1970年 神奈川県 南風で波が高く、大雨が降っているとき、夜に声や和船の音が聞えてくることがある。猟師にしか聞えないのかもしれないと言われる。帰れ帰れと霊魂が知らせているのだという。
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ホシ 1982年 享保9年2月、坤の方角に大星が見えた。土御門殿が言うには、この星は老人星であり、天皇の長命と国土安穏の瑞兆であると言う。
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カジマジンジャノゴシンタイ 1973年 富山県 七、八町沖に光るものが見え、不思議に思っていると百姓太夫の網に神像がかかった。それを村の氏神として鹿島神社に祀った。
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ヒタチボウカイソンセンニン 1931年 宮城県 青麻神社は眼病の神として信仰されている。久作という名の、ほとんど失明した百姓が参詣を続けていると、天和2年4月1日の丑の刻、不思議と物がはっきりと見える。そのとき目の前に立っていた異人は常陸坊海尊と名乗り、「ここを日月星三光の窟とたたえよ、目を明かにしてやるぞ」と告げた。
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カガヤクモノ 1939年 島根県 日本海が荒れて漁船が方角を見失った時、原山の頂に輝くものを見た。その光を目当てにして、船は帰りついたという。そのため、原山には、命が助かった漁師がよくお礼参りに訪れたという。
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ツリガネ 1929年 青森県 安永4年頃鹿島灘の漁師の船からお経が聞こえるので仲間が不審がった。船底を確かめる為に底板を起こそうとすると、電気に打たれたように五体が固くなった。占い師は吉兆だという。言葉通り大漁が続き、ある日上がらない碇を皆で引き上げると、変形した釣鐘がひっかかってきた。それは黒石法眼寺のものであった。
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アヤカシ,ウミボウズ 1932年 山口県 夜に沖へ出るとよく火を見る。風に逆らって走る船影も度々見る。万燈のように灯をつけた船が突然近付き、急に消える事もある。海上で遭難した人の魂が同志を取るために人を殺すのであろう。海坊主が篝をけしにきたので、篝火を投げ付けたという話もある。
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クモ 1956年 宮城県 鯖雲(鰯雲のこと)が出ると大漁になるという。立春の日、四方の雲が黄色く見える時は豊作、青く見える時はイナゴの害が多いという。
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