国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ツキモノ
1956年 大分県
2月ほど前のある晩、ある家から起しにきて、家内についた。一週間くらい飯を食わず、力が強く、犬の真似をしてワンワン言う。姿は来ている者に似ていると言う。予言は命中する。酒にも強いらしい。

類似事例(機械学習検索)

キツネ
1920年 長崎県
狐が鳴声で吉凶を予報する。夜更けに町から帰ると、物かげでグドグドと話声がするが姿が見えない。赤子の泣声、犬の鳴声などのものまねをよくした。誰も居ないはずの座敷や縁先などでも声が聴こえることもあったという。
類似事例

タヌキ
1985年 高知県
御飯の前に出て行った人が全く帰ってこないので心配していると、午後になってぼろぼろになって帰ってきた。おそらく狸に化かされていたのだろう。
類似事例

タヌキ
1987年 奈良県
夜の12時ごろ、酒を飲んだ帰り、狸に化かされた。いくら歩いても同じ所を回ってばかりいて着かない。朝になってみたら、自分の家のずっと奥に行っていたという。
類似事例

イヌ
1955年 大分県
今でも時々ある話である。ある農家で家の聟が急に気が変になり、一晩中犬の真似をしてワンワン吠え立て、大騒ぎになった。憑いた憑かれたの話は珍しくないらしい。
類似事例

タヌキ,タカハシイエモン
1996年 香川県
普段は酒を飲まない人が毎日酒を飲み、仕事をしなくなった。毎晩心経を唱えて祈禄すると、この人に憑いていたどんどろ落ちのたかはしいけえもんという狸は帰っていった。
類似事例

キツネ
1991年 奈良県
一軒屋に1人で住んでいた人がいた。その人は、晩になると狐が化けて出てくると、いつも話していた。
類似事例

スヒカヅラ,イヌガミ
1941年 徳島県
ネズミよりやや大きいもので、ある家筋の女性には二匹、男性には一匹がついているという。たまたま、姿を現したりする。それにとりつかれた人は病気を患ったり、犬の真似をしたり、自分が知るはずのない昔のことを語ったり、襖の向こう側のことを当てたり、さらに退治しに来た太夫のことまで当てたりする。一匹が誰かにとりつくともう一匹は気が抜けるので、それを掴まえて焼いて、とりつかれた人に飲ませば退くという。
類似事例

キツネ
1972年 千葉県
後家の家にいい男が毎晩通ってくる。後家がやせ衰えていくので、近状の人は妖怪が来ているのではないかと噂した。狐と関係すると、体がやせ、3年持たずに死んでしまう。
類似事例

ウシオニ
1991年 島根県
ある相撲取りが夜、浜を歩いていると怪物に相撲を挑まれた。腹が減ったので家に帰って飯を食ってくると告げ帰ると飯が無く御仏飯を食べてくると、怪物はおまえの体に光明がさしているので食われぬといった。それは牛鬼だったのだろう。
類似事例

シロフスマ
1958年 香川県
旧家の蔵に棲み、目が一つ、足が一本の妖怪。雪が降ると蔵から出て門の内を歩き回る。門の外へは出て行かない。白い大きな顔をしている。
類似事例

コエ
1985年 香川県
ある人が夜寝ていると呼ぶ声がする。はっと気が付くと、いつのまにか家を出て池の堤に立っている。あわてて家に帰ったが、また呼ぶ声がして気が付くと池の堤に出ている。恐ろしくなり、家に帰って光明真言を唱えて夜を明かしたという。夜遅くにうまいことを言って外から誘いに来るのは人間ではないから一緒に行ってはいけないと言われている。
類似事例

イキリョウ
1982年 島根県
大きな家の納屋の2階を借りて寝泊まりをしていると、毎晩、苦しくて目が覚めるようになった。ある晩、目を開けると、真っ黒い大きな四角い顔をしたものが胸を押さえており、小さな目が2つあって、体には黒い毛がいっぱい生えているのが見えた。手刀で切りつけると姿を消した。家の主人には長い間病気の息子がいたが、これ以後次第に快復していった。
類似事例

キツネ,(キツネツキ)
1979年 東京都
朽木と言われた怠け者が、ある日を境に立派となる。しかし数日後に突然飯を数升も食うなど狂人の様になり、ある夜に狐の振る舞いをした。彼の義兄が刀で脅すと、自分は玄徳稲荷の社の側に住む野狐だが、新参者とて仲間が食を分けてくれない。そこに大いに飲食して社の横を通り過ぎたこの人が羨ましくて憑いたという。
類似事例

タヌキ
1939年 大阪府
ある男が急に大食になった。尋常でない飲み食いをするので、男の妻は困り果てた。友人も駆け付けると、やがて、犬に警戒しつつ表を歩き出した。急に逆立ちをしたので、友人が背中を叩くと男は我に返った。きっと、狸に憑かれたのだということになった。
類似事例

ヒトツメコゾウ
1928年 東京都
2月と12月の8日の夜に一つ目小僧が横行して、外出するものを襲うので、戸口に笊を被らせて、早く寝なければならないと言われている。
類似事例

イヌ
1976年 岡山県
備中のある村に変わった犬がいて、まるで人の言葉を理解しているかのようだった。ある時、庭に入っていたので叱ったら、それ以来二度と入らなくなった。食べ物でつって呼ぼうとしても絶対に入らない。またある時は、上から飛んできた鶏に驚き、思わずかみ殺してしまったが、主人にののしられ、追い出されてから、近くの河原で3日間じっとしていた。隣家の者が連れて帰ろうとしても、主人の怒りを恐れて帰ろうとしない。結局そのまま隣家に飼われるようになった。乞食が来れば吠えて入れようとしないが、なくなと言えばなきやむ。追いかけて行けと言えば、どこまででも追いかけていく。よしと言うとやっと帰ってきた。
類似事例

タヌキ
1992年 奈良県
昔、小さい家に若い男が1人で住んでいた。そこに、毎晩、名前を呼んで訪ねて来る人がいた。けれども戸を開けると誰もいない。ある時戸の隙間から見たら、狸が後ろ足で戸を叩いていた。そこで「こらっ」と言って開けたら逃げた。それからは来なくなった。
類似事例

(コリ)
1974年
宝暦の頃、ある友人が朝、泥だらけになって現われた。泥だらけの理由を話すことなく、腹が減ったというので飯を食べさせると、そのまま寝てしまった。狐狸に化かされたのかもしれないと思ったが、昼を過ぎても起きなかった。揺り起こして話を聞くと遊興を尽くして面白かったなど、分からないことを言った。
類似事例

オオザル
1933年 広島県
ある武家の家に夜な夜な怪物が出るという噂が流れたが、主人は害がないならとほっておいた。ある武士が厠の窓から現われた手に掴まれたが、引き戻して頭を殴りつけた。正体を見ると、年老いた白毛の大猿であった。
類似事例

ムジナ
1960年 福島県
夜中にやかましく歌い踊る子供のようなものに悩まされた坊様は、歌の中身を手がかりに狢を捕まえるのが上手な犬を2匹手に入れた。その犬を抱いて寝ているとまた子供のようなものが現れたが犬が退治してくれた。狢の化け物だった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内