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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ケンムン
1987年 鹿児島県
砂糖小屋に泊まっているとケンムンが来て火にあたった。ケンムンが「何が一番怖いか」と聞くので金が怖いと答えた。ケンムンは蛸が怖いと言っていた。毎日ケンムンが来て邪魔なので蛸を投げると驚いて逃げ、翌日金を沢山置いていった。

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ケンムン
1974年 鹿児島県
ケンムンと仲良しになったある人が、一番恐いものを尋ねられ、お金と答えた。一方ケンムンは、ヤツデマル(蛸)が恐いと言った。ある日、その人がケンムンにやけどを負わすと、ケンムンは仕返しにたくさんの金を小屋に投げ込んだ。その人は、蛸を捕ってきて、小屋にかけたため、ケンムンは二度と来なくなり、その人は大金持ちになった。
類似事例

ケンムン,アオイヒ
2001年 鹿児島県
ケンムンが砂糖小屋に遊びに来ると、砂糖が炊き上がるまで遊ばせておいた。そうするとおとなしいが、手を出すと砂糖が出来なくなる。砂糖が出来たらケンムン達に自分の家に帰るように促す。すると青い火になって飛んでゆくという。
類似事例

ケンムン
1977年 鹿児島県
老婆の所に、ケンムンがいろいろな物を持ってやって来た。老婆が、一番怖いものは何かとたずねると、ケンムンはタコだと答えた。次に怖いのは何かと問うと、夜明けに鳴く鶏だと答えた。そこで老婆が手に唾をつけて手を叩くと、ケンムンは二度と現れなかった。
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ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。
類似事例

ケンムン
1980年 鹿児島県
夜、火のあたりにケンムンがやって来た。小屋の前につないであった牛にも石を当てるいたずらをした。
類似事例

ヘビ
1936年 岐阜県
山小屋で炭焼をしていた老人の元に毎日変な男が来た。男は煙草の吸殻が怖いと言ったので老人は男の正体が蛇だと気付き、金が怖いと答えておいた。毎日来て煩いのである日煙草の吸殻をかけたところ男は怒って夜、金を老人の上にたくさん投げていった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
女が機を廻していたら、ケンムンが天から降りてきた。女は恐れをなして逃げた。翌日、ケンムンがまたやってきた。女はすでに逃げていた。歌を歌っていたら、女の夫帰ってきて船を浜に揚げようとしていたのでケンムンは邪魔をした。ケンムンは夫と一緒に家に戻った。妻は夫を誘い、家を捨てて遠くへ逃げた。ケンムンはその家を焼いて天に昇ったという。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
火に当たっている猫のような姿のケンムンがいた。蹴ると、上にのしかかってきたが、足をつかむと、叫んで手をかさんだ。ケンムンを見世物にしようと考え、棒を持って追いかけたが、見失ってしまった。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
塩炊き小屋に来たケンムンに、熱湯をかけて追い払った。すると、仲間を千匹も万匹も連れて仕返しに来た。それで、大きな桶をかぶって難を逃れることができた。
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ケンムン
1987年 鹿児島県
製糖時期の夜10時頃、山道でケンムンがついて来た。その人は怖くてまともに見られなかった。しかしその後1年もしないうちにその人は死んだ。
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ケンムン
1975年 鹿児島県
海亀の卵をとるために、海岸の小屋で生活していたが、仕事が終わって帰ってみると火のそばにケンムンが坐っていた。人の気配にケンムンは慌てて入口から出ていったが、その際狭い入口から空気のようにすり抜けていった。
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キツネ
1976年 京都府
サンエモンという人が狐と出会った。「何が一番怖いか」と問われたので「千両箱が怖い」と答えると、狐はそれを投げてよこした。サンエモンは大金持ちになった。
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ケンムン
1987年 鹿児島県
藻焼きをしていると小さい子供が来て火にあたった。明かりでケンムンだとわかった。その腕が細かったので折ろうとしたが力が強く負けそうになった。そこに友人が来て鶏の鳴く真似をするとケンムンは夜が明けたと思って逃げた。
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ケンムン,ケンムンビ
1987年 鹿児島県
ケンムンが山を渡る時は嶺につたい火を灯していくのが見える。父が製糖している時にこの火を見かけケンムンがいるぞと叫んだ。すると翌日仕事に使う馬の目が見えなくなりユタに祈祷してもらって治した。
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ケンムン
1981年 鹿児島県
子供と共に歩いていると、青い炎が数個見えた。子供が声を上げたので口をおさえた。この炎はケンムンのサラで遠くにいるようで意外に近くにいるものだ。悪口などを言うとケンムンにだまされてしまうので、口をふさぐ。
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ケンムン
1990年 鹿児島県
あるとき、塩小屋の前にケンムンが座っていた。燃えさしの薪で追い払うと、翌晩、何匹ものケンムンが怒ってやってきたという。夜に漁に行くときにケンムンがついてくると大漁になるといわれる。ケンムンよけにヤツデを下げておくとその夜、馬が死んだ。
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ケンムン,ケンムンウマツ
1977年 鹿児島県
昔、ケンムンが火を灯して山裾の旧道をよく歩いていた。学校の裏の老松がある屋敷にケンムンが住んでいた。ケンムンウマツは、火がいくつもついていくことである。塩炊き小屋にはよくケンムンがやってきた。アコウの木の下には、ケンムンが食べたタニシの貝殻や海の貝殻が落ちている。
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ケンムン
1977年 鹿児島県
ある人が夜釣りをしながらケンムンの悪口を言っていた。するとその人は夜通しケンムンにつねられた。その夜はまんじりともできず、ほうほうの態で家に逃げ帰ったという。
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ケンムン
1980年 鹿児島県
材木を採りに山小屋に泊まっていたところ、小屋を揺するほどのケンムンのいたずらに遭った。
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ケンムン
1974年 鹿児島県
昔、ある漁夫が釣りに出かけ、とった魚の目玉を取られた。ケンムンの仕業だと悪口を言うとケンムンが沢山出て来たので、集会所に逃げた。漁夫はセーロ(蒸し器)の中に入って隠れていると、間もなくケンムンがやってきて、あたりのものを手当たり次第に壊した。しかし、セーロには近寄らず、帰りがけに敷居を枕にして寝ていた人を殺して出ていった。
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