ワラニンギョウ 1983年 福島県 夫と父親が続いて病死した時、囲い木にワラ人形が打ち付けてあるのを見つけた。10年ほど前の話である。
類似事例 |
|
ノロイクギ 1982年 群馬県 総社神社の境内のケヤキに藁人形が2体打ち込まれていた。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1985年 福岡県 丑三つ時にワラ人形を作って祈り殺すというまじないがあった。その場所は観音様の境内にあるナギの木である。釘でヒトガタを打った跡が今でも残っている。
類似事例 |
|
ノロイノワラニンギョウ 1999年 佐賀県 昔は呪いの藁人形が使われていた。田島神社の境内でも見つかったが、藁人形を釘で打ちつけるのは神社の木に限らないらしい。特別な装束もしなくてよいらしい。
類似事例 |
|
ワラニンギョウ,ゴスンクギ 1933年 大阪府 ある森に丑の刻参りのわら人形があるというので見に行くと、5寸釘が7・8本突き刺さった状態のわら人形が楠に打ち付けられてあった。
類似事例 |
|
ケヤキ,ダイジャ 1930年 東京都 白山神社境内にある2本の欅のうち、1本が大正12年12月25日の夜、突然怪火を出した。昭和4年の夏には、2本の欅の間に大蛇が横たわっているのを見たものもいる。
類似事例 |
|
ウシノコクマイリ,ノロイ 1972年 滋賀県 宮さんの境内の木に、紙に人形を書いて貼り、喉首に五寸釘がささっているのを子供の時に見た。皆がノロイだと言っていた。紙をめくるとノロイが移るというのでそのままほっといた。
類似事例 |
|
ニホンツノノアルヘビ 1956年 福島県 2年程前、山の神の境内の岩から2本角の蛇が出た。山の神のお使いだと騒ぎになった。アルコール漬けにして、今もある。
類似事例 |
|
ニンギョウ 1985年 福島県 3年ばかり前、赤松の根元から15センチ程の人形が出た。紺色の毛糸を束ねるように作ってあり、腹の真中に5寸釘が打ち込まれ、松の根元に突きささっていた。その後、木挽や左官や製材職人が怪我をするという事件が起こったので、神官の人に、人形のお祓いをして焼いてもらった。
類似事例 |
|
モグラノバケモノ 1976年 熊本県 モグラが悪魔になって人をとったので、子供を人身御供に上げることになった。そこへ宮本武蔵が通りかかり、娘の代わりにワラ人形をつくり、モグラ打ち棒を作って観音堂で待っていると、モグラのバケモノが出てきたので、それを打ち倒した。
類似事例 |
|
ウシノコクマイリ 1984年 新潟県 丑の刻参りには、お宮の杉に5寸釘でわら人形を打ち込む。「お宮の杉にはのろいがかかっているからやたらに伐るものでない」といわれた。人形を川に流したり土に埋めるものもある。こういった方法で他人からのろわれなくても、神様が罰をあててくれることもある。
類似事例 |
|
キツネ 1998年 奈良県 朝早く、年寄りが神社にお参りに行ったら、近所の娘がいた。日本髪を結い、絣の着物を着て、お歯黒をつけてお参りをして、ケタケタと笑っていた。実はその娘は本人ではなく、狐が化けていたのだった。
類似事例 |
|
オオキナウシノヨウナバケモノ 1973年 香川県 十輪院の上に、大きな牛のような化け物がいて、夜にそこを通りかかる人々を騙していたという。
類似事例 |
|
〔ニンギョウ,ヒトガタ〕 1999年 佐賀県 昔は呪いの人形を作って夜中にカミ山に五寸釘で打ち付ける、というようなこともあったらしい。
類似事例 |
|
カミサマ,オフドウサン 1983年 東京都 青銅でできたお不動さんの御神体を子供が藤つるを引っかけて引いて歩いた。それを見て注意した人がいたが、その人にバチがあたった。
類似事例 |
|
ツル 2001年 長野県 長国寺の、彫刻の鶴が田畑を荒らしたので、足を鎖で縛った。
類似事例 |
|
ネコ 1939年 京都府 八幡神社境内には犬より大きな老猫がいて、通行人を脅した。
類似事例 |
|
ザシキワラシ 1924年 岩手県 家を新築する際にザシキワラシという童形の人形を木でけずって座敷の床下に人知れず埋めると、その家にはザシキワラシが出るという。だから大工につらくあたると大工たちがそのような悪戯をするのでやめたほうがいいという。
類似事例 |
|
ノロイゴト 1975年 京都府 昔、名高い狂歌師が稲荷山に詣でた時、神木に藁人形が打ち付けられていた。狂歌師は戯れにこの呪い事をやめさせようと言い出て、その木へ狂歌を書き付けた短冊をつけた。後日再び藁人形が打ち付けられていたので、また狂歌を付け、邪な呪いを挫いた。
類似事例 |
|
ワラニンギョウ,(ゾクシン) 2001年 福島県 昔、窃盗などがあり、犯人を挙げようと思う時、村の若者たちが藁人形を作り、これを散々村中かつぎ廻し、その後、村外れに縛りつけたという。
類似事例 |
|