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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

クダギツネ
1966年 愛知県
ある駅のある宿で同宿した武士は、管狐のお告げでお互いに探しあっている者同士であった。

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オオガオノオンナ,タヌキ
1933年 長野県
ある晩、一人の侍が畳一畳もある大きな顔の女に出会った。慌てて逃げてから知り合いに話し掛けると、その男も同じ顔だった。狐に化かされたのである。
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キツネ
1938年 長野県
狐退治を頼まれた武士が狐に「仲人をすることになったが嫁を連れて行った先で風呂へ入れといわれると困るので、そのときだけ入れ替わってもらえないか」と頼まれた。継ぎの砒素の通り入れ替わって湯に入り、気が付くと野溜の中だった。
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キツネ,タヌキ
1977年 京都府
正徳年中の秋頃、嵯峨である孝行者の僧の庵に若い男が雨宿りに来た。その冬、雪の日に再び同じ男が現れ暖を取らせて欲しいと願った。話をしていると大昔のこともよく知っているので怪しんだところ、男は急に出て行った。狐や狸の類なのだろう。
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キツネ
1991年 奈良県
ちょっとおとなしい、おっとりした人が、狐に騙されて夜に山へ入った。帰ってこないので、みんなで大騒ぎして探した。一晩探して見つかった。
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ハナヨメギョウレツ,キツネ
1937年 秋田県
ある男が、向こうからきた花嫁行列にまぎれ込んで行方不明になった。後になって意外に近い村の山中で発見された。狐に隠されたのだろうと評判された。
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キツネノショカン
1976年 東京都
若年の頃、親類の家に同居していた。その家の小侍がある時外出して帰ってきたら、門から入りながら「清めろ清めろ」と言った。座敷に上がり主人に対面したいと言うので、主人が会ったところ、小侍は礼を申しながら、私は上方筋の狐であるが、この地へきたところ、くたびれたのでこの小侍の体を4,5日借用したいと言った。主人に問われるままに身の上を語った狐は、自分は善い狐だから出て行くときに小侍の疳の病を治すと言い、5日目の夜に書を残して翌朝出て行った。
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キツネ
1978年 岐阜県
欲深な男が、飯を食わない嫁が欲しいと言ったら、その通りの嫁が来た。嫁の正体は狐で、男の留守に沢山の食物を食べていた。気づかれたと感づいた狐は、男が風呂に入ったとき、風呂桶ごと担いで山へ連れて行った。男は風呂桶から逃げ出して帰ってきた。
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キツネ
1972年 千葉県
1920年ごろの話。男の人が2人、急病人で医者を呼びに行った帰り、夜の山道で女の人に温かい握り飯をもらった。家に帰ってから、あんなところに女の人がいるのはおかしい、狐だ、と気付いた。
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オオカミ
1936年 鳥取県
武士が旅をしていて、松の上で夜を明かすことにした。夜中に狼が「人臭い」と言って集まって来て、肩車をして追って来たが、少しとどかなかったので「金の尾のがあだい婆を呼んで来い」と言う。すると一匹の狼が来て掴みかかったが、武士は切り捨てた。翌朝、「金の尾のがあだい婆」がいるのを聞き、それを切り捨てると狼の姿に返った。
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キツネ
1985年 三重県
ハデな着物を着たきれいな女の人が、山の坂のところから出てきたので話しかけると、どこかに行ってしまう。しばらくすると鉄砲を持った人が、狐は来なかったかと山から下りてくる。もう少しで連れて行かれるところであった。
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タヌキ
1933年 大阪府
ある地蔵の近くで、男が、一人の武士に座るよう命じられ、その通りにすると、男の背後に回った武士がそのまま姿を消した。男は髷(まげ)が切られており、大変世間体が悪くて弱り切った。近くに棲む狸の仕業に違いないということになった。
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キツネ,タヌキ
1981年 京都府
昭和初期、屈強の男4人が下鴨に出かけた。人家もかなりある場所だったにもかかわらず、4人は道に迷ってついに目的の家にたどりつけなかった。狐か狸の仕業と考えているという。
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キツネ
1943年 山形県
昭和14年の8月頃、ある宿坊に泊まった一団が出発しようとすると、その中の一人の男が見当たらなくなった。その後、百姓風の男に連れられて戻ってきたが、話を聞くと、寝坊しておいていかれたと思い込んで後を追ったが、どうしても追いつけなかったのだという。狐にでも憑かれたのだろうと噂された。
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キツネ
1985年 岩手県
お爺さんが山中で大きな川やトンネルにあい、一生懸命歩いていると朝になった。狐にだまされていたらしい。
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キツネ
1987年 山形県
話者は冬の夜道を寄合いから酔って帰る途中で、宮集落の堰の中に入ってしまい、犬に吼えられて目が覚めた。狐の仕業。
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キツネ
1939年 青森県
男が昼寝している狐を驚かすと、仕返しにだまされて沼を渡らされたり、大きな山の麓へつれてこられたりした。
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キツネ
1936年 鳥取県
継新の少し前、お春狐という狐がいた。役場の隣りの関屋が宿屋だったが、そこでこの家のおかみさんに化けて泊り客の相手をした。なかなか功を経た狐で、お客にお茶を立てて出しては大閤さんが因幡の城を攻めた時の話を聞かせ、客を喜ばせた。
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ヨナキイシ,ブシ
1984年 長野県
旅の武士がやってきて一夜の宿を求めたが、村人は誰も貸さなかった。武士は石に腰掛け、村人の無情を思い、涙で一夜を明かした。翌日姿はなかったが、毎晩悲しい泣き声が聞こえる。村人は宿を貸さなかったことを悔やみ、その石を供養すると声はおさまった。
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キツネ
1982年 宮城県
1930年頃のこと。草刈りに行った男がなかなか帰らないので探しに行くと、峠で座り込んでいた。正気に戻ってからきくと「美しい宮殿にいた」と言った。狐の仕業。
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キツネ
1956年 宮城県
藩政時代,角田館主石川家の家臣で館矢間にいる若侍達が,城下での稽古から帰ってくる途中魚などを持っているとよく狐にだまされた。ある時若侍達が,竹刀の先に魚を結び付けて夜道を無事に帰ってこれるかどうか賭けをしようということになり,一人が竹刀を持って出かけていった。朧月夜の並木道に差し掛かると,向うから竹刀を肩にした武芸者風の大男がやってきて,すれ違いざまにいきなり打ち込んできた。若侍が思わず竹刀で受け止めると大男は消え失せてしまったが,気がつくと竹刀の先の魚の包も無くなっていた。
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