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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ザシキワラシ
1948年 岩手県
座敷ワラシは家の主人にしか見えない。座敷ワラシが座敷を掃くのをみて「今日は客があるぞ」と主人が言い、そのとおり来客があった。ワラシが消えてから家鳴りがするようになった。家運が衰微し、家長は病魔に悩み家畜馬が斃死した。

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ザシキワラシ
1948年 岩手県
豪農小倉家の座敷ワラシは旧正月16日の晩に着物を取り替えた。服を供えると翌朝ボロボロの服が脱ぎ捨てられていた。主人にのみ聞こえる足音は異変があると激しくなった。小倉家が衰微すると共に姿を消し、やがて小倉家は火事にあって破産した。
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ザシキワラシ
1924年 岩手県
旧家の座敷にはザシキワラシがいるといわれていて薄気味悪かった。
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キツネ
1974年 福岡県
筑前福岡城下近くの岡崎村に、高橋弥左衛門という馬乗りがいた。用事があるといって出かけたが、すぐに帰ってきたので妻が問うと、先方で話がついたので仕方なく帰ってきたといい、あまりに疲れたからといって寝室に入った。供の者どもも食事をして寝た。しかしこの家の婆が妻に言うには、主人は通常右目が見えないが、今日は左目がつぶれているのでおかしいと。そこで妻が確認すると確かにそうなっていたので、寝室の扉を閉じて四方を囲み、主人を打ち据えるとコンコン、カイカイと鳴いたところを突き殺した。家来は供の狐を叩き殺した。未熟の狐だったので化け損じたのだろう。
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ザシキワラシ,クラワラシ
1992年 岩手県
ここのお宅にはかつてザシキワラシがいたと言う。ザシキワラシは小さい男の子で、赤い顔で髪をたれ、奥座敷であばれたり騒いだりしたが、これのいる家は栄えると言う。
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〔ミズゴイ〕
1940年 岐阜県
ある家の下女が、その家で飼っていた馬に、毎夜主人に水を飲ませたかと注意されたにも関わらず、水を与えなかった。そのため、ついに馬は死に、その後下女も死んだ。下女は生前馬に水を与えなかったため天罰が下り、水乞食に生まれ、雨が千粒降っても一粒しか飲めなくなった。毎夜口が渇くため、夏になると毎夜「雨降れ」と鳴くという。
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ユウレイ,オト
1938年 秋田県
人が来ないのに大戸の桟がカタリと鳴ったり、座敷を刷く音がしたり、障子をあける音がしたりすると幽霊。寺で位牌が倒れるようなガタンという音がしたが、それはその家で誰かが死んだために来た幽霊であった。
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マクラカエシ,ザシキワラシ
1924年 岩手県
座敷の掛け軸が風も無いのに音をたてたり、物陰から赤い頭巾をかぶったワラシが出てきて屏風の陰にかくれた。山から猿が入ってくることが多いと大人は言うが、ザシキワラシだと思った。
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ネコ
1962年 島根県
番頭は夜中に見た猫の恐ろしい様子を旦那に話した。猫は姿を消し旦那は病気になった。住み込みの医者を招いたが、猫が姿を見せるたびに容態が悪くなり、最後には猫の祟りで死んだ。
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イヌガミ
1951年 徳島県
馬が急に暴れだして死亡した。その家族の1人に犬神が憑き「わしが馬を殺した」と言ったので、理由が判った。
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ザシキワラシ
1977年 青森県
いまはもうとりこわされた、大きな屋敷だった堀川家の座敷にはザシキワラシがでた。昔座敷で切腹した人がいて、その血が板戸についていたという。上段の間で客が寝ているとトントン音がしたり、人の気配がしたりして、ザシキワラシが寝かしてくれないので、話者の家に夜中泊めてくれと来る客人もいたという。
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ザシキワラシ
2001年 青森県
南側を県道が通り、北側が崖になった狭い土地に屋敷を構え、東西に細長く主屋を建てたところ、その下手にザシキワラシが出て、寝ているときに足音が聞こえたり、小さい姿を見えたりするようになって、家人は眠れなくなった。その主屋の下手を取り壊したところ、ザシキワラシは出なくなった。
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キツネ,トウナイギツネ
1989年 鳥取県
戸上に藤内狐という狐がいた。ある夜、馬子がワラスボにご馳走を持って帰ると、馬子に化けた藤内狐が出て「小便してくるから待っててくれ」と言った。いつまでもチョロチョロと小便の音がしていて、朝になった。音は掛樋から出る水の音だった。ワラスボのご馳走は取られ、柴の葉が詰められていた。
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オコジョ,キツネ
1954年 山梨県
ある人が、持筋の家の前を通ると、たくさんの白犬が集って、その家の主人と酒盛りをしていた。覗いていると主人が呼ぶので、一緒に酒を飲んでいたが、主人と喧嘩をして殺してしまった。すると主人は狐に姿が変わり、小さい白犬は皆消えてしまったという。
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ザシキワラシ
1973年 岩手県
京津畑集落のある家にはザシキワラシが出る。座敷にザシキワラシが住むという角がいら、そこで寝ようとしても脅されて眠れないと言う。その家の主人は一生に1度はザシキワラシを見ると言う。髪を肩まで伸ばしたおかっぱの女の子で、ケタケタ笑いかけてどこかへ消えるという。
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ヤマンバ,ヤマグモ
1936年 長野県
牛方が2匹の牛で干鱈を運んでいると山姥に襲われる。山姥は木の唐櫃で寝ている。最後に「きりきり鳴くのはきりぎりす」と言って往生する。山姥が死んだ後に蓋を開けると山蜘蛛になっていた。
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カッパ,カイブツ,クスリ
1953年 群馬県
ある主人が渓流に馬を引いて洗いに行って帰ってくると、尻尾に変な動物がぶら下がり飼葉桶に隠れた。河童だったため殺そうとすると謝るので許してやると、膏薬について教えてくれたためその家は栄えた。
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ウマ
1937年 新潟県
医者である主人を慕って死んだ馬がいる。寺の前まで行くと、ぐるぐると廻って出て行こうとしない。追い出すと戻ろうとするところをなだめて帰ったが、帰途、その馬は死んでしまった。
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キツネ
1990年 長野県
話者の父親が山に馬を放しに行った。ところが捕まえようとしても捕まえられなかった。捕まえて引いていくと、馬が腹痛を起こして、寝てもだえた。きつねが憑いているに違いないと考えて、追い出すお祓いをしたところ、馬の腹痛は治って草を食べるようになったという。
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ザシキワラシ
1948年 岩手県
座敷ワラシのいた家は旧家で繁盛した家に限られており、家の盛衰に関連して伝えられている。大きさは1尺から1尺3寸程度で、赤い頭布を被っている。男女の別があり、女性は特に座敷メラシと言われる。土蔵に住むものもおりクラワラシと呼ばれる。
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タヌキ
1992年 奈良県
畑を荒らす猪を見張るために、小屋を作って毎晩泊まっていた。そうしたら、狸が名前を呼び戸を叩いて訪ねてきた。毎晩続くので、狸が騙そうとしていると考え、ある晩狸の手を鉈で切った。翌朝、落ちた血を伝っていったら、狸が死んでいた。それからその家は貧乏になり、狸の祟りだと言われた。
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