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検索対象事例

ヨーカゾー
1950年 東京都
南多摩郡・唐木田では12月8日と2月8日にヨーカゾーという疫病神が来る。この日外出している者がいると帳面に判を押し、道祖神に預けていく。子供らが正月13日の晩に道祖神前に小屋を作り、14日朝サイノカミをするのは、この帳面を燃やすためだという。

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ミカリバアサン,ヨウカゾウ
1959年 神奈川県
12月8日に来て、来年悪い病気をする者の名を帳面に書きサイノ神に預けるが、正月14日のサイト焼きで帳面を焼かれるので2月8日にまた来るという。一つ目なので籠を屋根に上げ、うどんなどを家々でつくり供える。
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(ゾクシン)
1956年 山梨県
正月14日には道祖神の前で各町内ごとに火を焚く。門松、書初めなどを焼く.。子供達は「せいの神は丸焼けだ」などといい、道祖神の石の神体を火に焼いたりする。これは疫病神が八日様の日に各戸を覗き歩いて、その年に厄病にする家の名を書いた帳面を道祖神に預けてあるので、その帳面を焼くための火焚という。
類似事例

ドウソジンサマ,ワルイカミサマ
1962年 山梨県
道祖神様はよい神さまで、そこへ山から悪い神様が時々おりてきて、道祖神の帳面へ「今年は幾月頃誰と誰を病気にして病ませろ」と、留守の間に書いていった。道祖神様は家へ帰ってきて帳面を見てどうしてそんなことができるかと、村人に帳面を焼くように言いつけた。そこで村人たちは正月14日に道祖神様の前でどんどん燃やし、奥山の悪い神さまによく見えるようにほのおを高く燃え立たせた。あとで悪い神様がやってきて帳面を見せろといっても、夕べ大火で燃やしてしまってないという。それがどんどん焼のはじまりだ。
類似事例

ヤクビョウガミ
1982年 新潟県
2月8日と12月8日には疫病神が来るといい、疫病神の食べ物として、1年分の草餅12個を木の枝にさげ、8日朝には、それを三叉路に立てて、戸口には朝食が終わるまで、線香をきらさずにともしておくまた、疫病神が家に入るのを防ぐために戸口に唐箕をさげる。
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メヒトツコゾウ
1967年 静岡県
12月8日に目一つ小僧が家々を覗きまわり、病気を移してやる者の名前を帳面に書き込む。目一つ小僧はこの帳面を道祖神に預け、2月8日にまたやってくるが、道祖神は「ドンドン焼きの時、子供たちに焼かれてしまったので、もうない」と答える。
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メカリバアサン,チョウヅケバアサン
1993年 神奈川県
12月8日の晩にメカリバアサンあるいは帳ヅケバアサンが、外に置いた履物に判を押して帳面につけてゆく。そこで名前をつけられた人は必ず病気になるというが、1月14日にセエノカミにその帳面を預けてゆくので、そのとき小屋を焼き払って疫病を防ぐのだという。
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ヒトツマナコ,ヒトツメコゾウ,ヒトツコゾウ,ヤクジン
1937年 神奈川県
12月8日と2月8日をシラスヨーカと言い、仕事をせず物忌をする。軒には注連縄を張り、メカイ籠などを柱に下げ、宵には臭気のある木をヒジロで燃す。こうすると、ヒトツマナコ(ヒトツメコゾウ,ヒトツコゾウ,ヤクジン)が、病を仰せ付けに帳面をもって門口に来たとき、臭気と目の多さに負けて帰るという。屋外に着物や履物を放置しておくと、彼らが病の印をつけるので、それを用いた人は病むという。
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コトノカミ
1950年 山梨県
南都留郡忍野村では12月8日にオコトの神が家々を順に覗いて回るという。疫神で、不潔な家には大病をさせる。一つ目小僧がやってくるとも言い、目籠や笊を軒先に掲げる。同郡鳴沢村では三つ目小僧が、同郡川口村ではオコッアンが来ると言っている。
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メヒトツコゾウ
1933年 静岡県
田方郡では12月の八日節供に目一ツ小僧が来て、家の者の運を帳面につけ、それを道祖神に預けていくといわれている。2月8日に再びやってきて、道祖神に「あの帳面はどうした」と聞くが、道祖神は「子供が焼いてしまった」と答えることになっている。
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ヤクビョウガミ
1956年 神奈川県
津久井町渡戸では、12月8日は事八日と呼んで悪日(あくび)とされ、疫病神がやって来るからと言って、下駄を見えない所にかくす。疫病神は下駄にハンを押し、ハンを押された下駄をはくと、病気になるという。当日は、めけえ(めかご)をつるして柊の枝をさすと、疫病神が眼を葉のとげで刺されて入って来ないという。
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メヒトツコゾー
1989年 静岡県
12月8日に目一つ小僧が来て子どもの悪事を帳面につけ、サイノカミに預けて2月8日に取りに来るので、1月14日のドンドヤキのときにサイノカミの石像を火にくべて、帳面を焼いてしまう。
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ヒトツメコゾウ,サイノカミ
1977年 神奈川県
12月8日には一つ目小僧がやって来て、家ごとにどの様な災難を与えるかを記帳し、その帳面をサイノカミに預けて帰っていく。2月8日にその帳面を取りに来るので、それに先立って、1月14日のドント焼きでその帳面を焼いてしまうのだという。
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ヤクビョウガミ
1971年 福島県
2月8日、10日は、ヨウカ、トウカ。2月8日の朝早くに目かごを門口にかける。この日には疫病神が通るという。目かごをつるしておくとその目ににらまれて厄病神はひきかえす。
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サイノカミ
1964年 福島県
塞の神は道切りの紙で、悪病が村に入ってこないように小正月に火をたいて祈願する。
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ヤクビョウガミ
1971年 福島県
2月8日、10日は、ヨウカ、トウカ。2月8日の朝早くに目かごを門口にかける。この日には疫病神が通るという。目かごをつるしておくとその目ににらまれて厄病神はひきかえす。そして、2月10日にははずす。8日10日は山にいくもんでないといわれている。この日山に行くと疫病神にさらわれたり足をいたくするという。
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ヤクビョウガミ
1971年 福島県
2月8日、10日は、ヨウカ、トウカ。2月8日の朝早くに目かごを門口にかける。この日には疫病神が通るという。目かごをつるしておくとその目ににらまれて厄病神はひきかえす。そして、2月10日にははずす。8日10日は山にいくもんでないといわれている。この日山に行くと疫病神にさらわれたり足をいたくするという。
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オコトノカミ
1956年 山梨県
旧師走8日と2月8日を八日様といい、門口にスイノウ、目籠等を掛ける.。この日にはオコトノカミという目の大きい(1つ目とも言う)怪物厄病神が各戸を覗き手帳に厄病を病ませる人の名前を記入して歩く。だから覗かれないようにスイノウ、目籠等をかけておどかす。疫病神は自分よりも目の大きいものがいるというので逃げ帰る。
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ドウソジン
1987年 長野県
道祖神様は12月のお正月様で大ばくろうである。一年稼いでは12月に家に帰り,1月14日に家を立て,1月16日に火事にあって家を焼き,またばくろうに稼ぎに行く、ということを繰り返す。
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メヒトツコゾウ
1993年 静岡県
12月8日と2月8日のヨーカゾーには山から目一つ小僧が降りてきて災いを為すので外出を控え、履物や洗濯物をしまった。もしそれらを戸外に出しておくと、目一つ小僧に判を押される。判を押された着物や履物を身につけると病気になる。
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サイノカミ
1964年 福島県
1月15日のもちの日に行う。子どもたちが、家々から門松、注連縄、納豆つとこ、わらなどを集め、村はずれに松のしんぼうを中心にして積み上げ、夕方に火をつける。「せいの神もやすぞ、せいの神やくぞ」と子どもたちが叫ぶと、各家々から供え餅に棒を通したり、幣や書初めの紙をもって集まる。この火で焼いた餅を食べると腹やみしないとか、たばこの火をつけると歯やみしないとか、書初めの紙の灰が上にまいあがると習字が上手になるなどという。さいの神とは「塞の神」などと書き、みちの神で悪病が村に入ってくるのを防ぐと思っている人も多い。
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