ヒノタマ 1964年 福島県 家のばあさまが夜に水引にいくと、目の前を青い火の玉が飛ぶのをみた。青い道を引いて通ったが、星の光のようだった。
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ヒトダマ,インセキ 1981年 茨城県 旧暦のお盆の晩に空がパッと光った。人々は人魂だといったが、翌日の新聞には、隕石落下が報じられていた。
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ワタリビシャク 1938年 京都府 光り物が三種類あり、テンビと人ダマとワタリビシャクである。ワタリビシャクは蒼白い杓子形のもので、ふわふわと飛ぶという。名前の起こりはほぼ明らかになっているが、何がこれになるのかは知られていない。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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カモノマクレ 1967年 奈良県 夜道を風呂屋に行く途中、大音響が真上で起きることがある。これはカモノマクレやテンビなどのせいである。カモノマクレとは、急に大空が暗くなり、急降下するような鋭い音が身体を包み込んだかと思うと遠のく現象である。
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ヒカリ,ハカイシ 1983年 香川県 石垣が夜な夜な青白く光った。不思議なので調べると、古い墓石のようで、どこからか流れて来て、築堤工事の時に他の石に混じって持って来てしまったのだろうと言われている。
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ヒノタマ 1995年 東京都,群馬県 夜に火の玉を見た。青火で丸かった。
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ヒノタマ 1995年 福島県 亡くなったばんちゃの実家に行って帰ってきた夜、カーテンを閉めようとすると星よりも大きなピンポン玉の半分位の青色のものが見えた。火の玉だったかはわからないが、はずんでどこかへ消え去った。
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(キンイロノインセキ) 1977年 静岡県 1月12日の夜に、遠江国の笹ヶ瀬増福寺という僧坊の前に、鳴動して隕石が降ってきた。夜が明けて見てみると金色の物だった。はじめは黄金が落ちてきたという俗説が多かったが、石であったので寺に納めて仏前に置いたという。
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タヌキノヒ 1975年 高知県 夜、暗い山に青い火がポッと光るのをタヌキの火という。おしっこをして振りまくとなくなる。タヌキのよだれが光るとも、眼が光るともいう。
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ヒカリボック 1977年 茨城県 屋敷に入る所にあるどぶに、土橋が架けられていた。その橋の支柱にした杭に、腐って暗がりの中で青白い光りを発するものが稀にあった。それを光りぼっくと呼び、怪奇の目で見られた。
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ヒノタマ 1960年 静岡県 火の玉を見た。はじめはチカチカと1分くらい光っていたが、橙色の光が強くなり、2、3秒ほどの間、まっすぐ降りてきた。降下は途中で止まり、2、3秒ほど横に20mほど飛び、再び地上に向かって降りてきた。再び降りてくる頃からボーッと段々消えていった。
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オタヌキサン 1976年 愛媛県 暗闇の中を歩いていると大きな青い火が現われて明るくなる。
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アカハチ 1915年 石川県 夜中、海上に、赤い光があたかも灯火のように輝くことがある。これは赤蜂という怪物の仕業であるという。
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キツネ 1931年 長野県 夜明け前、薄暗い林の中の近道を歩いていたら、足元から急に黒いものが飛び出した。それから道に迷ってしまった。腰をおろして目をつぶって気を静めてから目を開けてみると、すぐそばに松本街道があった。
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キツネビ 1983年 東京都 春の夜、帰る途中でパーッと天が明るくなって火が消えた。行ってみるとなんでもなかった。燃えあがった火はなんであったかわからずじまいであった。
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テンカ 1951年 兵庫県 地蔵盆の夜、戸外で友人6、7人と立ち話をしていたら、天火が出た。明るくなったので振り返ると、マグネシウムを焚いたように明るい光りものが、シューと音をたてて田の中央から垂直に昇天していった。
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イニンビー 1966年 沖縄県 戦前まではイニンビーがよく見られたという。それは人が提灯を持って歩いているような感じの丸い火の玉で、遠くからはよく見えるが、近づくと見えなくなったという。大体9時前後に見えたという。
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ヒカリダマ 1992年 奈良県 真暗な晩、遊びに行った帰りに光玉を見た。直径45センチメートルぐらいで、ズワーッと音を立て、尾を引いて飛んだ。
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テンピ 1932年 熊本県 テンピは天火の義らしく、流星や星として説明される。赤かったり青白かったりし、尾を曳かずに空中を飛ぶ。もし人家に落ちれば必ず火事になる。
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