国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

オニ,ダイジャ
1978年 長崎県
対馬では「川渡り団子」を食べずに川をわたってはならない。食べずに行くと大蛇にとられる、とも言われる。また、この餅を鬼が食べている間に逃げてきた、ボタン餅を食べていたため遅くなり、かえって危難を逃れたと言う話も伝わっている。

類似事例(機械学習検索)

ダンゴ
1956年 宮城県
正月十四日に神棚に供える団子木(ミズキ)の団子(紅白の切り餅)を懐中に持って歩くと、山中で蛇やマムシに咬まれないという。
類似事例

カッパ
1973年 富山県
12月1日を川渡りの朔日、川浸りの朔日という。餅を川に投げたり食べたりすると水難をまぬがれ、河童にとられることもないという。
類似事例

カッパ
1973年 富山県
12月2日を川渡りの朔日、川浸りの朔日という。餅を川に投げたり食べたりすると水難をまぬがれ、河童にとられることもないという。
類似事例

カメノオバケ
2003年 福島県
磐城地方では、12月1日はカワペリノツイタチである。この日は川辺に餅を供えたり、川中に投げ込んだりする。この日、橋を渡る前にはぼた餅を食べなければならない。それは橋を渡ろうとした時に亀のお化けに襲われ、ぼた餅を投げ付けて難を逃れたという故事からきている。
類似事例

ダイジャ
1975年 埼玉県
昔、高坂(現東松山市)に大蛇がいて住民を苦しめたことがあった。退治しようとすると大蛇はこの地まで逃げてきて大いに暴れ回ったが、不思議なことに麦の団子を食べた村人だけにはその災いが少しも降りかかることはなかった。
類似事例

ダイジャ
1982年 群馬県
12月1日の川浸りの日は大蛇に人身御供を奉げる日だった。名主の一人娘が人身御供に当り、両親は娘を唐櫃に入れて橋のたもとに置き、橋の上から餅を投げた。娘を呑むはずだった大蛇は餅で腹一杯になり、娘は助かった。以来餅を川に流すようになった。川浸りの由来。
類似事例

カッパ
1964年 福島県
12月1日はカッパレ、カッパリヤの朔日という。仕事を休みにしてぼた餅を川に流す。川の好きな子どもがこの日、友達の河童にぼた餅をやった。あとで河童がいうには、河童の親が病気で、子供の生肝を食わせれば治るというので肝を狙っていたが、ぼた餅をもらったので殺せなかった。ぼた餅を食わせたら治ってしまった。だからこの日にぼた餅を食わないと川を越せない、河童に引かれるという。
類似事例

カッパ
1957年 宮崎県
5月5日につののぼうをつくって食べないと河童に引かれるという。これは昔ある人が河童に会って相撲をとろうと誘われた時、家に帰ってつののぼうを食べなければならない、といって断った為、河童に引かれずに済んだ事によっている。
類似事例

カッパ
1982年 群馬県
12月1日の川浸りの日に川に餅を投げれば、河童に襲われなくなる。
類似事例

キツネ
1973年 岩手県
根岸集落によく狐にばかされる人がいた。建前の餅を貰った帰りなどに、狐に化かされて川の中を歩かされて、餅を取られたりした。
類似事例

(ドウレイシャノシ)
1973年 富山県
大正の頃、神通川で仕事をしていた者が死んだ。すると同齢者の者が餅や小豆粥を作って川へ運び、それを川に投げて一目散に走り帰った。振り向くと死がとりつくといわれた。また、餅を耳にあてたりもした。餅を食べると死者よりも一つだけ年が増えて死から離れる。
類似事例

ヒダルボウ
1936年 兵庫県
西宮市外の鷲林寺の奥にある小暗峠を越えるとき、峠の上にある休憩場所の傍を流れる谷川の水を飲むと必ずひだるぼうがとりついて歩けなくなるが、弁当を食べれば治るという。昔、信長に敗れた武田信玄がこのあたりに隠れていたが、食べるものがなくなって餓死し、その亡念がひだるぼうになったという。「ままよんでくれ」と言うひだるぼうもいるらしい。
類似事例

(ゾクシン)
1978年 新潟県
岩屋堂の観音様のお堂では、3月15日に寺の人が団子を投げる。この団子を食べると、病気にならないとか、山に行っても蛇に噛まれないという。
類似事例

カッパ
1993年 埼玉県
お盆に子供が川へ遊びに行ったら、小さい子がいたので相撲を取って遊んだ。その子はひとしきり相撲をとると、川に入り水を浴びる。お腹がすいたので、家に帰ってお盆のぼた餅を食べて戻った。また相撲を取って遊ぼうとしたが、仏様に供えたものを食べていたので、その子は嫌がって川に入り、出てこなかった。
類似事例

カワピタリモチ,カワノカミ
1941年 栃木県
旧12月1日の朝に川ピタリ餅をつく。附近の川に投げ入れて水神に捧げ、この餅を食べてから橋を渡ると、水難除けになるという。
類似事例

カワノオゾエモノ
1965年 宮崎県
12月1日の師走川の日には、川のオゾエモノ(魔物)にダゴを与えなければ川に引き込まれるので、買ってでもダゴを川に投げなければいけない。由来譚として、山人が山に泊まり、朝帰るときに、山の神様に「昨日お前の家に子どもが生れたが、12月1日に厄にかかって川で溺れて死ぬことになっている。ねばいそばを食わせて渡らせると助かる」とおしえられ、その通りにして子どもは無事だった、という話が伝わっている。
類似事例

カワカミサマ,カッパ
1968年 茨城県,栃木県
2月1日にカキ餅を作り、川へ流す。これはカワ神様(河童)に供えるもので、水難よけである。海岸ではアンモチを作って海に投げる。カワタビタリモチを食べると河童に引かれない。
類似事例

キツネ
1966年 宮崎県
山仕事や川へ遊びに行く時、弁当のおかずに油揚げや油物を持って行くと狐に化かされるといってそれを嫌った。
類似事例

カワコ
1961年 島根県
西郷町の川子祭りでは、竹を輪切りにして川に流し、竹の子を煮て食べる。そうするとカワコ(河童)が、「人間はこんな固いものを食べるのか」と恐れて近寄らなくなるのだと言う。
類似事例

ヘビ,カアパ
1967年 茨城県
昔、川には悪い蛇が居た。子供が命を取られた。六部に祈祷してもらうと、12月朔日に餅をついて子供に持たせて川に投げ込ませれば、子供は大丈夫だと言われた。それから子供が命を落とすことはなくなった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内