国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

アンバサマ
1939年 福島県
あんば様が飾られた港では、休漁になり、船は一艘も出せない。この規則を破ったのがもとで、人殺しになりそうな大事件を起こしたり、また網をたくさんとられたりした。これは、あんば様の祟りだと伝えている。

類似事例(機械学習検索)

アンバサマシンコウ
1964年 福島県
あんばさまを飾られた港から船を出すと、ろを折られたり、かぎをなくされたり、不漁になったりする。
類似事例

アンバサマ
1964年 福島県
あんばさまの日に船をだしたら人殺しになりそうな大事件を起こしたり、網を波にたくさんとられたりした。あんばさまのたたりだという。
類似事例

アンバサマ
1939年 福島県
あんば様に関する俗信。あんば様は外に出たがっている神で、この神を外に出さないから漁が少なくなったという。祀った小祀に赤い幣と白い幣が入れてあるという。
類似事例

アンバサマ
1939年 茨城県
あんば様が飾られた日は、「今日はアンバ様だ」と言い、舟は出さず、休みになる。これが理由で、船での作業中での一服を「アンバ様にしっぺい」という。
類似事例

アンバサマ
1939年 福島県
不漁続きや大漁のときは、その船だけが休むが、あんば様の時は船全部が休む。
類似事例

アンバサマシンコウ
1964年 福島県
あんばさまのほこらや幣をかつぎだされると、船主が出漁をやすむ。
類似事例

アンバサマシンコウ
1964年 福島県
あんばさまの祭日は旧7月19日であるが、それ以外に臨時であんばさまをまつることがある。その辺の家から手ごろのお宮をみつけてきて、各自の船から一番大事なもの(たとえば艪)をもち出して積み重ね、その上にお宮をあげる。こうすると船を出すことができないので船止めとなり、浜は休みとなる。
類似事例

アンバサマ
1939年 福島県
あんば様は、漁業家の信仰する神である。舟玉十二社のなかの一社で、大杉大明神という。
類似事例

アンバサマ
1939年 福島県
あんば様に関する俗信。あんば様は肉類は嫌いらしいという。また、鮫・鯨などが好きだという人もいるが、確かではないという。
類似事例

フナダマ
1969年 三重県
誤って釘を深く船に打ち込んだところ、先が船霊に当たって負傷させてしまい大漁にならなくなった。
類似事例

アヤカシ
1918年 全国
海中の怪をあやかしという。あやかしが船に憑くと、迷惑を受けることがある。正体は蛸だといわれている。こばんいただきが船の進路を妨げるという話もある。
類似事例

(フリョウノゲンイン),(ゾクシン)
1968年 愛媛県
ある磯に船をぶつけると、不漁になるといわれている。例えば野忽那の城の台の鼻や阿弥陀山の鼻の岩にぶつけると、不漁になるといい、忌むといわれている。
類似事例

ハハクジラ,タタリ
1999年
捕鯨地域では、母鯨が夢枕に立って捕獲しないでほしいと哀願するが、漁師たちは捕獲してしまい、祟りがふりかかるといった話が多く伝えられている。
類似事例

トコノオジンジャ,センパク,タタリ
1940年 京都府
不浄のことがあると、床尾神社の近くを航行する船舶は祟りを受け、進退の自由を失った。船を清浄にし、神の怒りが静まるのを待つと、再び航行が自由になった。
類似事例

ジゾウ
1923年 静岡県
ある年の6月23日、漁夫たちが漁に出ようとすると、鰹は1匹も獲れなかった。網には木造のお地蔵さんがひっかかっていて、海辺の松の木の下に安置して祀ったところ、大漁になったという。
類似事例

ダイコクサマ
1973年 富山県
海岸でゴム製の大黒様が網にかかったのでそれを祀ると、それから大黒様のかかった場所では必ず大漁になる。
類似事例

ウミボウズ
1983年 長崎県
海坊主は舟へ来てアカトリを貸せという。貸さないと船を沈めると脅す。アカトリを貸すと海の潮を船に汲み込んで船を沈める。一説には死んだ人間の魂という。こうした災難に遭わないために漁師は船に船玉様をまつって祈願を込めた。
類似事例

コウシン,サブト,ムジナ
1963年 新潟県
ある晩、漁師達は山が崩れて港が埋まると叫ぶ声を聞き、大急ぎで船を出した。しかし1人だけ庚申を信仰していない船頭がおり、彼だけはその声が聞こえず生き埋めになったという。
類似事例

フナユウレイ,シユウサイサマ
1932年 長崎県
大正11年の秋の午前2時ごろ、雨が降り出し、漁船の乗組員が萬燈のように灯をつけた汽船を見た。船幽霊であった。しゆうさいさまという神様は自分の罪を人に被せたために、淵に沈められて死んだ人が祟ったのでこれを祀ったものであるが、海に出ると柄杓を貸せという。
類似事例

アマゴイ,ツリガネ,ウミボウズ
1935年 香川県
ある運送屋の夫婦が釣鐘を運んで阿波の国に向かう途中、釣鐘がいつの間にか消え、驚いた夫は水死し、妻は後を追った。それ以来、沖では、鐘の音が聞こえたり、鐘を撞く海坊主が見られた。風説が広がり、恐れられたので、船頭達は鳴神を祀って神社を建てた。怪異はなくなり、この神社は雨乞いの験があるという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内