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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

アンバサマ
1939年 茨城県
あんば様が飾られた日は、「今日はアンバ様だ」と言い、舟は出さず、休みになる。これが理由で、船での作業中での一服を「アンバ様にしっぺい」という。

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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
12日は山の神、15日は八幡様、16日はノウガミ様、17日は観音様、19日はお蒼前様、20日は疫病神様、23日は子安様とお地蔵様の、25日の天神様のトシトリである。
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タヌキ,ダイジャ
1966年 静岡県
見附の天神祭では毎年人身御供を出していた。ある時、山伏が天神様のお堂で休んでいて、タヌキが「信州のしっぺい太郎のほかに怖いものはない」と漏らしたのを聞いて、信州へ行ってしっぺ太郎を借りてきた。途中で山伏としっぺ太郎が休んだ所をしっぺ野、そこの3軒の家の屋号もしっぺという。山伏と犬は人身御供の箱に入って、タヌキを退治した。その帰り、あたごの観音で休んでいるとしっぺ太郎が山伏にかかってきたので殺してしまった。しかししっぺ太郎は潜んでいた大蛇の首に食いついたのだった。
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フナダマサマ
1964年 福島県
船玉様は女の神様だといわれている。
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クニチ,シトギマワシ
2001年 青森県
9月9日・19日・29日には、新米で餅をついて神様に供える。シメクニチの29日に、シトギマワシといって、老女や主婦が三欠けずつ稲荷様、月山様、日月様、地蔵様、馬の神様、不動様、金精様、権現様に供えた。「クニヂにの、餅食わねばホイド抜げネ」と言われた。
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カミガミノトシトリ
2001年 青森県
3,5,8,9,10日は、それぞれ、稲荷様、恵比寿様、薬師様、大黒様、金毘羅様のトシトリである。
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ケモノ
1980年 静岡県
遠州見付の天神さまに、人身御供の風習があった。通りかかった六部がお告げを聞いて、お告げ通りしっぺい太郎という犬を娘の代わりに箱に入れて連れて行く。しっぺい太郎は娘を食べようとやってきた獣をやっつけるものの、傷を追って、観音山まで来たところで息を引き取ってしまった。あるいは、観音山まで来たところで、しっぺい太郎は六部と大木の下で眠っていた。すると突然しっぺい太郎が吠えだし、六部に飛びかかろうとしたので、六部は鉄砲で撃ち殺してしまった。しかし、しっぺい太郎は木の上の大蛇に飛びかかろうとしていただけであったとも言う。
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〔フナダマサマ〕
1960年 愛媛県
舟霊様は、船の中央部よりやや後方にあり、船が完成したときに大工が米・ショウ銭(16枚)お守りを入れるという。大漁の時や風雨の出る時は、「チリン、チリン」と合図をするといい、必ず当たるという。舟によって、音は多少異なるけれども、これを「舟霊様がいさむ」という。
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シンメイサマ
1964年 福島県
神明様は法華様の家には行かない。理由は、法華様は大神宮様をそまつにするからである。歩いていても、回りたい家と回りたくない家があり、気の向いた家にはどんどんはいってきてしまう。持ち歩くのは男女どちらでもかまわない。神明様を守っている人は法印ではなく太夫である。
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アンバサマ
1939年 福島県
あんば様が飾られた港では、休漁になり、船は一艘も出せない。この規則を破ったのがもとで、人殺しになりそうな大事件を起こしたり、また網をたくさんとられたりした。これは、あんば様の祟りだと伝えている。
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ヤシキガミ,ジヌシサン,ベンテンサマ
1977年 和歌山県
屋敷神をジヌシさんという。どこの家にもあるという。打越ではたいていの家で巳様を祀っているが、弁天様のところもある。弁天様は地神様でもあり、使いが白蛇である。新暦12月23日は祭り日で餅をつく。病気になっていつまでも治らなかったので、オガミさんに拝んでもらうと弁天様を祀らないからだと言われて、祀りはじめた。
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ムジナ
1974年 茨城県
化けたお月様が出るのは、旧暦の16日以後が多い。これは毎日出ることもあり、そのうち怖くも何ともなくなった。この月が出ると、父親が「お月様が2つになるから見ていろ」と言った。むじなは尻尾で光を出してお月様に化けている。
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ユウレイ,クビナシウマ
1958年 愛媛県
巻物に観音様が片付けてある場所が書いてあった。観音様の前を通ると、馬の足がだめになり、罪人が通ると首なし馬が出るという。観音様を祀る様にといわれたが、観音様のいる家は粗末で、中にあったかしの箱に箱を開けないようにと書かれていた。
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(ゾクシン)
1976年 大分県
愛宕様の裏にある地蔵様は、病気を治してくれるという。
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ミサキ
1975年 岡山県
ミサキ様は仏様の古いのを言う。近寄ると頭痛がするという。
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フナダマサマ
1960年 愛媛県
船霊を船玉という。ご神体はサイコロで船の中間に祭ってあり、女であるという。船玉は蛇や猿を嫌う。新造船を作ったときに船玉様をのせる。また正月2日を初乗りといい、船玉様を乗せかえる。死人を乗せたときにも船玉様を入れかえる。夜船の上で寝ているときにチンチンと音がすることを船玉様がいさむという。
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ベンテンサマ,コウシンサマ
1995年 茨城県
足の悪い庚申様が、弁天様に嫌われて道の辻や道端に立って弁天様を待っていると言う。
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シンメイサマ
1964年 福島県
三春町庚申坂の神明様は、外に出たいときは神明様を守る人の夢などで知らせる。法華様は大神宮様をそまつにするので法華様の家へは行かない。神明様が気の向いた家にはどんどん入る。
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テング,ヤマノカミ
1971年 福井県
天狗は山の神様。他の木と違うところのある変わった木は、天狗の御休み場である。
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カンノンサマ,ウジガミサマ
1971年 山梨県
長作の観音様と氏神様は主従関係にあるといわれ、宮中から氏神様が観音様を迎えに来たが断られて、3度目にそこで覚悟したので氏神様を別名ソウガク(総覚)の森と呼ぶ。
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アンバサマシンコウ
1964年 福島県
あんばさまを飾られた港から船を出すと、ろを折られたり、かぎをなくされたり、不漁になったりする。
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ババノカオ
1941年 秋田県
婆様の死体に触れた手で爺様が自分の顔に触れると、婆様の顔がくっついた。村を追われ、旅に出るが、その後、ふとしたことから婆様の顔が離れ、爺様は逃げ出した。
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