ネムリネコ 1941年 栃木県 日光東照宮にある眠り猫は左甚五郎の作と言われていて、これを掲げてから宮内では鼠害が絶えたといわれている。
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ヤマネコ,ヒダリジンゴロウ,メン 1935年 新潟県 左甚五郎が越後遍歴の際に、南魚沼郡浦佐村の毘沙門堂の、山猫退治の話を聞き、山猫の面を毘沙門堂、玄関棟木の柄木に彫り付けたものが今に残る。この面は押合祭の後、3月7日の暁、夜更けに啼くとの言い伝えがある。
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ヤマワロ 1950年 熊本県 左甚五郎が人形を作って仕事を手伝わせた。仕事が済んだ後「人に悪さをするな」と戒めて海に千匹、山に千匹をはなったという。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 鶏の絵を描いて布団の下に敷いて寝ると、夜泣きが治るといわれている。
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ヘビ,ネコ 1982年 新潟県 頭の重いとき、これは蛇の祟りだといって紙に蛇の絵を描いて鎮守の長床の壁に貼った。猫の祟りだといって猫を描いて貼る人もあった。
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トラネコ 2001年 愛知県 法住寺の、左甚五郎の彫刻の虎猫が家畜や田畑を荒らしたので、足を切った。
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ヒダリジンゴロウ,キボリノネムリネコ 1940年 大阪府 四天王寺境内にある木彫りの猫は、元旦の朝には必ず鳴くという伝説がある。
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バケネコ,ハイラズノマ 1957年 熊本県 人吉城の中に化猫が出るという騒ぎが起き、寛永2年、普門寺のあとに生善院(俗称猫寺)を建てて菩提を弔った。観音堂脇の大木は猫像であるという。本堂には今も入らずの間があり、ここに泊まるとどうしても眠れないという。
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ネコ,ヘビ 1976年 新潟県 ワカサマという拝み屋に猫の祟り、蛇の祟りと言われたら、猫や蛇の絵を描いて鎮守様に奉納する。
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カモ 2001年 千葉県 東福寺の、左甚五郎の彫刻の鴨が田畑を荒らしたので、眼に釘を打ちつけた。
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ヨナキ,マモノ 1933年 鹿児島県 赤ん坊が夜泣きをして困る時は、枕元に刃物を置いておくという。何か魔物が憑いて赤ん坊をいじめるから、それを祓うという意味だという。これをしても泣きやまない時は、竈の後ろの壁板に鶏の絵を描いて貼り付けるといいという。
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(ハクセンボウズノエガクネコ) 1975年 東京都 白仙という60歳に近い坊主がいた。出羽国秋田に猫の宮があり、願う事あって猫と虎を画いた白仙は、筆を持ち、猫を書こう書こうと言いながら都下を歩いていた。呼び入れると、わずかの金銭と引き替えに猫を画く。画かれた猫は、鼠よけになったという。
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バケネコ 1984年 山梨県 左甚五郎が山崎新田を通ったとき、苦しんでいる女がいたので背負ってやったら、それは石地蔵だった。人家にたどり着いたら、その家の婆が亡くなっていて、爺が寺に知らせに行く間留守番をした。火を絶やすなと言われたが、うっかり眠って火を絶やしたら、死んだお婆さんが立って出て行こうとしていた。甚五郎とお婆さんが揉み合いになったところへお爺さんが帰ってきて、屋根に石を投げたらお婆さんは倒れた。火を絶やしたので古寺の猫が来て、屋根の上を歩いて死体を動かしたのだという。
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スミエノニワトリ 1979年 大阪府 大坂の豪商・淀屋辰五郎が所蔵していた宝物の中に、元は唐の徽宗皇帝が書いた掛け軸があり、墨絵で鶏が描かれている。この鶏は朝のうちは生きているように見え、そして夕方になると眠っているように見えるという。
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(ネコノエ) 1978年 天明か寛政頃、白仙という60才程の坊主がいた。出羽秋田の猫の宮に願をかけて猫と虎の絵を奉納した。町でも安い値段で猫の絵を書いて歩いた。その絵は鼠を追い払う力があったという。
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ネコ 1933年 京都府 京都本行院の3匹の子猫が女に化けるのを出入りの甚平という男が見つけてこれを和尚に告げると、和尚は3匹とも追い払った。甚平は猫にとり憑かれて病気になり、死んでしまった。
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ネコイナリホコラ 1976年 大阪府 西長堀かつお座橋の南詰のほとり、人家の裏にある猫稲荷と称されるこの祠には、帰ってこない猫を案じる飼い主が祈願すると、猫がすぐ帰ってくるという。その祈願が成就すれば、猫を象った人形などを納める。この猫人形を神に請い受けて家に置くと、鼠除けになるともいう。
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カラネコサマ 1990年 長野県 昔、丸田に彫った唐猫様が夜ごとに鶏や家畜を食べるので、動けないように釘を打ちつけた。今でも、宝蔵倉にある唐猫様には釘をたくさん打ちつけた跡がある。
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カイビョウコタババ 1987年 長野県 昔,ある六部が根津村の長命寺大日堂にお篭りしていると,子猫が沢山集まってきてうるさく鳴く。よく聞くと「国分寺の小太ばば来なけりゃ踊りにゃならん」といっており,大きい怪猫が嵐と共に入ってきて子猫達と共に踊り狂った。六部が仕込杖で怪猫を刺すと,血を滴らせて逃げていった。次の日,「小太ばば」が門前の小太郎の家の老婆であることを知り,訪ねてみると,老婆は昨日足を痛めて寝ているという。六部がお薬師様に祈願して法力を身につけ小太郎の家に乗り込むと,老婆は怪猫の本性を現して尾野山に逃げ込んだ。家を探すと,縁の下から老女の白骨が現れた。小太郎は薬師様に願をかけ,六部の助けで尾野山に飛びつけて怪猫を仕留めた。今も国分寺の裏に六部の石塔があり,小太郎屋敷という地名も残っている。
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ネズミ,ネコ 1964年 福島県 古寺で鼠が「三ノ宮の三妙院には必ずかたんな」と踊る。三妙院を調べてみると、神を信心する猫だった。その猫が鼠を退治した。
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