キモノ 1980年 和歌山県 北向きに着物を乾かすと、人が死ぬ。
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キモノ 1939年 千葉県 人が死んで七日目に川へ洗濯に行くが、その着物は袖を通さずに引っかけて干すので、袖のある洗濯物は必ず袖を竿に通して掛けるという。
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シボウシタニュウジノユメ 1985年 鹿児島県 乳児や幼児の洗濯物は月夜に外へ干してはならない。あ る時、乳児が死亡した。悲しみにくれる母親が、その子の夢を見た。その子が言うには、月夜晒しの着物を着させられたため、私は夜神の共をすることになった、と。夜干しの着物は不吉とされている。
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シシャノレイ 1984年 新潟県 家人が死んで怖さが激しいとき、死んだ人の着物を逆さに被せると治るという。
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シュッサンノゾクシン 1942年 三重県 出産の時、きたない物を日に干すと、子どもが死ぬ。
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ミズカケキモノ 1940年 埼玉県 仏が途中で喉が渇かないように、四十九日の間、北向きに竿をかけて水をかけるという。この着物は抜け通りにするという。このため、平常、干し物を竿に逆に西や北向きにかけたり、竹の細い方から干し物を通したり、太い方から細い方へ抜け通ししたりすることを忌むという。
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キタマクラ 1980年 和歌山県 北枕で寝ると、死ぬ。
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(ゾクシン),キタマクラ 1998年 静岡県 北枕で寝ると死ぬ。
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タマシイ,(ゾクシン) 1933年 宮崎県 死ぬとすぐに北枕に寝かし、白い着物を裏返しに着せる(三人で行う)。北枕に寝かせないと、成仏できなくて、魂が飛ぶという。
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センタク 1942年 岩手県 28日に洗濯すると、死にやすくなる。
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(ゾクシン),(シノゼンチョウ) 1933年 新潟県 重い病人が夢中で着物の襟を掻くようになると、近いうちに死ぬ。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 葬送に関する俗信。星が月に近いと、どこかで人が死ぬという。烏がカウカウと鳴くと人が死に、コガウコガウと鳴くと人が産まれるという。火葬の時、火の番をする人は持っていった一升酒と野膳の餅を食べるが、この餅を食べると、歯が悪くならないという。四十九日までは北向きに死者の着物を干すという。これは、死者の魂が陰に隠れて休んでいるからだという、など。
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ゴモクヤキ,ケムリ,シノヨチョウ 1947年 大分県 ゴモクヤキの際、着物と藁を燃やした煙が家にかかると、その家から死人が出るという。
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トオリガミ,トビガミ 1955年 山形県 夜、子どもの着物を干しておくと、通り神(飛び神)が憑く。
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(コドモガマヨッタトキ) 1965年 宮崎県 子どもが迷ったときは願立てをするといい。その効なくして子どもが死んだときは、その子の着物の裾をもって、逆さまに振るといい。
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(ゾクシン),(シノゼンチョウ) 1933年 岩手県 手を洗った水を振りかけられると死ぬ。
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(ゾクシン) 1961年 愛媛県 着物を仕立てるなら酉の日がよく、その際、袖から縫い始めると早く仕上がるといわれている。新調の着物を着るときには、手を通す前に一度大黒柱に掛けてから着る、氏神様の方を向かって着るなどという。また、洗濯物は北向きに干したり、さした方から抜きとり、反対に抜きとるものではないという。
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(ゾクシン),ネコ 1933年 福島県 死人には屏風を逆さに立て着物は裾を頭の方にかけ箒をあげておく。猫にあがられると死人が起きあがって歩き出すからだという。
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ネコ 1986年 埼玉県 死人はすぐに北枕にして、その上に男は使い古しの鎌などの切れもの、女は織機の筬などをのせておく。これは猫が飛ばないようにとのまじないである。
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(ゾクシン) 2001年 鹿児島県 竈は北向きに造らない。造ると家が滅ぶという。
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