カナヤゴサン 1947年 鳥取県 金屋子さんは女の神で、人間の女を嫌う。月の穢のある間、1週間鑪には出ない。出産の際は、男子なら3日、女子なら7日間鑪を休むという。
 類似事例 |
|
カナヤゴガミ 1947年 島根県 金屋子神は女の神で、女をとても嫌う。月経中で穢のある女は7日間鑪に入らない。出産した女は33日間鑪に入らない。その夫は17日間鑪に入らず、33日間女と同じ火で作った飯を食わない。出産のあった家のものは17日間鑪に入らない。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 広島県 金屋子さんは産を嫌うので、産があったときは1週間の間鑪へ行かなかった。今でも炭竈へ行かない習慣が残っている。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 島根県 金屋子さんは女と産褥を嫌う。炭竈がこもるときに産気づいていたりすると、その手前で飯は炊かず、よそで炊くのだという。
 類似事例 |
|
(ゾクシン) 1961年 愛媛県 産の神は箒の神であるといわれている。だから、女性が箒をまたぐことを忌むのだという。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 広島県 ある家に金屋子さんが宿を求めたが、産があったからと断られた。次の家では死人があったが快く泊めてくれた。そのため、金屋子さんは産を嫌い、死を好むのだと言われている。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 島根県 ある家に金屋子さんが宿を求めたが、産があったからと断られた。次の家では死人があったが快く泊めてくれた。そのため、金屋子さんは産を嫌い、死を好むのだと言われている。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 島根県 ある家に金屋子さんが宿を求めたが、産があったからと断られた。次の家では死人があったが快く泊めてくれた。そのため、金屋子さんは産を嫌い、死を好むのだと言われている。
 類似事例 |
|
コンピラサマ 1985年 香川県 妊婦を金毘羅様へ連れて行ったため、子が死んだことがある。金毘羅様は女神といわれ、女を嫌うのである。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 兵庫県 金屋子さんは血の穢れを嫌うが、死の穢れは嫌わないので、たとえ鑪の柱に死体をくくりつけても大丈夫であるという。
 類似事例 |
|
ホウキガミ 1944年 長崎県 産のときには、箒神様が真先にくる。それで、女性は普段箒を踏んだり、跨いだりするものではないという。
 類似事例 |
|
ホウキガミ 1959年 大分県 箒神は産の神であり、箒神がこなければお産ができないという。
 類似事例 |
|
カナヤゴサン 1947年 広島県 金屋子さんは死人が好きなので、人が死んだときには鑪の中で棺桶を作るのだという。誰かが死ぬと、ムラゲは根掘り葉掘り聞くが、誰かが産まれたという話をすると怒鳴られる。
 類似事例 |
|
(ゾクシン) 2004年 香川県 お産に関する俗信。お産は母屋の納戸でするが、箒を立てて神祭りをして箒の神様を集めた。箒の神が集まらないとお産ができないという。また、妊婦が箒を踏むと箒の神様が怒ってお産ができないという。妊娠中に葬式を見ると生まれた子どもの肌に黒いあざができるという。へその緒を煎じて飲むと夏病みに効いたり、雷避けになるという。産まれる前から産着を作っておくと、弱い子になるという、など。
 類似事例 |
|
ホウキガミ 1959年 大分県 産の神は箒神で、この神が来ないと産はできないという.
 類似事例 |
|
コウジンサマ,ベンジョガミサマ,ホウキガミサマ 1982年 東京都 お産の時には荒神様、便所神様、箒神様の3人の神様が立ち会ってくれる。だから女性は特に、荒神様と便所神様に普段からちゃんとしておかなければならない。
 類似事例 |
|
コンジン 1942年 三重県 金神にむかって出産すると、子どもの目が見えぬようになるとか、死ぬとかいう。
 類似事例 |
|
スイジン 1968年 岡山県 産婦は忌がかかっているといい、神祭一切を避け、奥の間、表には神が祭ってあるからといって入室も禁じられ、井戸水を汲むと水神のたたりがあり水が出なくなると言って禁じられた。
 類似事例 |
|
(ゾクシン) 1972年 岐阜県 産育に関する俗信。出産はあらゆる神様の助けを受けて子どもが産まれるといい、箒の神様一柱が来なくても産まれないという。お産のときは箒の神様が一番最初に来るので、箒をまたいではいけない。小豆を3粒のませると、後産が早く出るという。へその緒は血液をぬいて干しておき、レイシという苔と一緒に煎じて飲むとガンに効くという。甘いものを食べると母乳が出ないという、など。
 類似事例 |
|
ベンジョガミサマ 1982年 東京都 身重の人が便所の掃除をきちんとすると、器量の良い子が生まれるという。お産に立ち会う便所神様がきれい好きなので、喜ばれるのだ。箒神様という神様も、やはり女の神様だという。
 類似事例 |
|