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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

リュウ
2001年 静岡県
龍巣院の大池に毒龍が棲んで村人を苦しめたので、僧吾宝が読経して小さくした。

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ダイジャ
1993年 福井県
ある日旅の僧が大蛇を訪ねてやってきた。退治してやるとのことで村人は大蛇の住む池に案内した。僧は読経して黒い鉄の玉を池に放り込んだ。大蛇は鉄の玉が嫌いで逃げ出したが、滝を降りようとしたところで首の骨を折って死んでしまったという。大蛇の血が川にも七日七夜流れ続いたという。
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イワナ
1954年 岐阜県
山奥の淵で百姓たちが毒流しの準備をしていると、老僧が来て無慈悲な殺生を止めるよう説く。だが団子1つを与え追い返してしまう。やがて浮き上がってきた魚の中に図抜けて大きな岩魚があり、腹を裂くと団子が出てきた。それ以来、この里では毒流しを行わなくなった。
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リュウジョ,リュウオウ,リュウジン
1970年 山形県
昔、方副寺の裏に広漠な沼地があり、竜王が主として住んでいた。住職が毎日読経すると竜神が現れて聴聞した。そこで住職が戒脈を授けると、竜神は喜んで一度池の中に入ってから女神となって現れ、光明不惑の珠と縫い目がない法衣を寺に残して去った。
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リュウ
1970年 山梨県
天文年間、雲玄洞大和尚が淵に住む悪竜を教化して去らしめた。その跡に立てられたのが、竜泉院である。
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ダイジャ,ゴウチョウ
1977年 岐阜県
長瀧寺の境内の滝に大蛇が住んでいて田畑を荒らしたり人畜に被害を及ぼすので、寺を訪れた豪潮という僧が退治することになった。祈祷によって大豪雨が降り村は大騒ぎになったが、それ以来大蛇は姿を現さなくなった。
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ヘビ,イケノヌシ
1929年 東京都
ある日、農家の小僧が井ノ頭辨天池の近くにある雑木林で草を刈っていると、小さい蛇が小僧の手指を噛もうとしたので、鎌で蛇の首の辺りを傷つけた。それから間もなく池の水面を覗くと、いつもは冷たく澄んでいる水が一面血に染まっていた。実は先に傷つけた蛇はこの池の主であった。
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ゲンベエブチ
1956年 宮城県
昔1人の僧が、毎年盆中に米ヶ袋の家を歩いて棚経をあげ、盆棚のお下がりを馳走になっていたが、何年たっても年を取る様子がない。ある年、またやってきて一軒の家で麦飯を馳走になる。そばで3,4人の若者が下の渕で毒流しの相談をしているのを聞きつけ、盆中の殺生は止めなされと固く戒めて帰る。源兵衛という者が跡をつけていくと僧は渕の中に消える。源兵衛が毒を流すと大鰻が浮んだので割いてみると、腹の中から麦飯が出る。
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ダイジャ
1988年 奈良県
洞川の岩屋に雌雄の大蛇がいて人を害していたので、聖宝尊者が大峰山再興のため洞川まで来たとき、お経を唱えて窟に入り、雄の大蛇を退治した。その窟を蟷螂の窟という。雌大蛇は逃げて別の窟に入ったので、入口をふさいでしまった。その窟を蛇の倉という。
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リュウジン
1934年 石川県
昔、龍池の畔に一九上人という僧が庵を営んでいた。ある月の美しい夜、1人の乙女が尋ねてきた。乙女は池に住んでいた龍で、余命がないので上人に読経してほしい、してもらえたら末代まで荒磯からこの島を守ると言って消えた。上人は読経し、翌朝、海女を池に潜らせてみると、池の底に龍の頭の骨があった。それ以来、波が島に上がることはなくなった。
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ウワバミ
1967年 福島県
鷹の巣という淵は昔大沼で、うわばみが室原草帚山より通ってきていたという。安永年中に自在院の僧が、その大蛇が水上に全身を現しているところを見たという。実に恐ろしい姿で、僧は即時に病気になり、100日あまり苦しんだという。
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リュウ
2001年 埼玉県
雲崗和尚が湖に棲む悪竜を善竜に変え、寺を建てた。
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サンモンノリュウ
1975年 茨城県
老人が鈎の位置を直していると、妖気を持ち水面が赤黒くなり怪物のようなものが現れた。その後老人は病魔にかかった。ここを通る村人も同様で、常光寺の山門の龍が水浴びに来て悪戯をしているということになった。住職と龍供養の大法要を行うとこの現象は止んだ。
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(ヘビ)
1981年 東京都
ある托鉢僧の庭に蛇がいたので、日々飯をやっていた。ある日暗くなって帰宅したところ、間違って蛇を踏んでしまい、蛇は僧の足に食いついた。そのせいで僧は足が腫れて難渋し、蛇に向かって恩知らずという。すると蛇は草を持ってきて、それを付けると痛みは治まったが、蛇には毒だったので死んでしまった。
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ドクリュウ
1970年 静岡県
牲渕に住む毒竜が少女を害していた。得寿寺の芝源和尚がこれを教化し、毒竜は女となって和尚のもとに来て、鱗を残して去った。毒竜は人を害する代わりに毎年祀ってくれるように頼み、それで6月28日に供養を営むようになった。
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ダイジャ
1961年 岡山県
昔虫原峠に近いところの平坦地に大蛇が住んでおり、蛇原といった。その蛇は牛馬を取って食い、田畑を荒らすので、九品寺の僧が大蛇を祈り殺した。九品寺の僧は大病を患い死亡し、寺は次第に衰え廃寺となったという。また大蛇が死んだ虫原谷を流れるおこぎ川の水に毒気が含まれて牛馬や人に害を及ぼすようになった。大蛇のたたりということで祀ったという。
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リュウ
2001年 奈良県
池に龍が住み村人を食べた。春日明神の化身の武士が退治した。龍の屍骸を埋めた上に寺を建てた。
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ダイジャ
1941年 大阪府
昔、池に大蛇が棲んでいて、毎年村の娘が人身御供の犠牲になっていた。これを見かねた村の男が、神仏の加護を味方に付けて、大蛇を退治した。それ以後、人身御供の犠牲者は出なくなった。
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ダイジャ
1970年 奈良県
昔、義渕僧正が村岡寺にある竜蓋池に住んでいた大蛇を退治した。旱魃の時、この池の中央にある石を動かすと雨が降るという。
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リュウ,テング
1974年 香川県
讃岐国の万能池にすむ竜が小蛇の形になっていた時、比良山の天狗が鵄の形となって持ち帰って洞内に閉じこめた。そこには一滴の水もなかったので竜はどうすることもできず死にかけていた。しかし天狗がまた一人の僧を拉致してきたが、その僧は手水をつかうところで水瓶を持ちながら洞内に入れられたので、竜がその水一滴を得て天上し、僧を元の房に帰したという。
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リュウジン
1932年 群馬県
幡隨意上人が説教していると、17、8歳らしい婦人が来て「私は城沼に棲む龍神の妻です。上人の高徳で済度させて下さい」という。上人が本体を現せと言うと、たちまち長さ20尋の龍となる。上人が杖でその額を撫でると婦人の姿に戻った。婦人は寺を守護すると言って井戸に入り、井戸は封じられた。
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