国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カッパ
1928年 愛知県
田辺家には昔河童が棲んでいたと言われる。当時、食事を与えた器を蔵している。この器は河童が竜宮から持ってきたものといわれている。

類似事例(機械学習検索)

カッパ
1928年 愛知県
田辺家には河童が棲んでいたことがあり、平素は円座に座っていた。その円座を大切に蔵していたが、30年前になくなってしまった。
類似事例

カッパ
1928年 愛知県
田辺家に棲んでいた河童が姿を消したのは、あるとき、同家の召使が誤って蓼汁を喰わせたからである。それ以来、田辺家は衰運に傾いた。
類似事例

カッパ
1959年 愛知県
三河の田原家では屋敷のすぐ下にある青淵の河童が農作業を手伝ってくれたり、来客時にアメノウオを2尾づつ持ってきてくれたりした。この河童は、平日は同家の竈の上、または釜の蓋の上に住んでいたともいい、その河童が使った御器が今も伝わっているという。
類似事例

カッパ
1928年 愛知県
田辺家に棲んでいた河童は農作の手伝いをした。来客の折に天龍川から鯇魚(アメノウオ)を2匹捕ってきて、台所口へ出しておくこともした。
類似事例

ザシキワラシ,カッパ
1924年 岩手県
大長屋という家にいるものは、家人の留守中台所においていた乳飲児を育籠ごと土間の唐臼の上においたりした。これも河童が家になおったものだという。
類似事例

カッパ
1970年 群馬県
旧薄根村内を流れる田釜川に、「釜」とよばれる、大岩の立ち並ぶ深い淵があるが、ここは一部が竜宮に通じ、河童が住むとも語りつがれている。
類似事例

カッパ
1959年 愛知県
オヤカタと呼ばれた旧家に、昔河童がいて、平素は竈の上とか釜の蓋の上に円座をしいて座っていたが、同家のために農作業の手伝いなどもしたという。
類似事例

カッパ,カッパノショウモン
1982年 新潟県
清水弥五郎家に河童の証文が伝わっている。何代か前のじいさんが馬を青海川に入れて洗っているときに河童の腕を手に入れた。河童は両手だと千人力だが、片手で掴むとすぐ抜けるという。その夜河童が腕をもらいに来たので、以降、青海の子供に悪さしないという証文を持ってこさせ、それから青海に水死人は出ていない。また、次の朝から弥五郎家の垣根の木の股に生魚が届けられたが、そこを鉄かぎに換えたらもう魚が来なくなった。河童は竜宮の乙姫様の使いなので金物を嫌うという。
類似事例

フチザル
1924年 岩手県
安部家の座敷にいたものは、近所の淵から上がってくる淵猿(=河童)というものだといわれた。
類似事例

カッパガミ
1956年 宮城県
農夫が馬の尻にくっついた河童を捕らえるが、向後人や馬に仇をするでないぞと放してやる。その後、農夫の家で振舞に膳椀が足りないと、不足の分だけ前夜軒先に置いてある。振舞が終ったのち元の所に置くと夜中に運び去る。あるとき椀の蓋をなくしてそのまま軒下に置いたら、以後持ってこなくなった。河童が助けられたお礼によその家から持ってきていたので、一つでもなくしては先方に申し訳ないと思ったのだろう。河童はいたずら者ながらも恩も耻も知っているといって、祠を立てて祀ったという。
類似事例

ワンコブチ,リュウ
1989年 長野県
昔、村人は何かあるたびに淵の主である竜から椀を借りた。いくつ貸してくれと頼むと、その数だけ淵の底から出てきた。ある人が借りた内の数個を返さなかったため、以来、淵の主は椀を貸してくれなくなった。わんこ淵はおお淵といい、小道木地区にある。
類似事例

カッパ,マクラカエシ
1924年 岩手県
金子家の屋敷の中に清水の湧き出る池があり、そこに住んでいる河童が時々座敷にあがって枕返しなどをおこなった。
類似事例

カッパ,オッペノヘイシロウ
1987年 埼玉県
越辺川にはオッペの平四郎という河童が住んでいた。お盆になると施餓鬼の胡瓜や茄子が川に流されるので大喜びするが、お盆中に子供が川に行くと施餓鬼の供養と間違えて川に引きずり込むという。
類似事例

カッパ,カッパノショウモン
1982年 新潟県
清水弥五郎家に河童の証文が伝わっている。何代か前のじいさんが馬を青海川に入れて洗っているときに河童の腕を手に入れた。その夜河童が腕をもらいに来たので、以降、青海の子供に悪さしないという証文を持ってこさせ、それから青海に水死人は出ていない。また、次の朝から弥五郎家の垣根の木の股に生魚が届けられたが、そこを鉄かぎに換えたらもう魚が来なくなった。その後、大不作があったが、この家だけは食べ物に困らず、河童のお礼だろうといわれた。
類似事例

リュウグウ
1982年 群馬県
水沼のかまのふちは竜宮まで続いていると言われた。膳椀が必要なとき、この渕に頼むと貸してくれた。
類似事例

ハッピャクビクニ
1985年 福島県
話者の先祖の家に現れ身の上話をする。もとは沼底の竜宮城に住む者でふけつの貝を食べ長生きしたと語った。話者宅では八百比丘尼を守護神とする。
類似事例

カッパ,ガワッパ
1913年 熊本県
夏になると渋江家で水難除けのお札を出す。それを小さい竹の筒などに入れて身につけたり、仏壇に供えた飯を食べたりすると、河童が寄り付かないという。また、渋江家では人に害をなさないように、夏のある夜に桶に素麺を盛って河童に御馳走する。
類似事例

ウボアナ,リュウグウサラ
1987年 山梨県
西八代郡六郷町鴨狩津向の高前寺の下の洞穴は、ウボ穴といい、人寄りがあって多数の膳椀が必要の時、淵か川に行って頼むと、翌朝それだけの数が岸の岩の上においてある。用済の器具はよく洗ってお礼を言って岩に置くといつのまにかしまわれる。しかし、心のよくない者が返すときにその数をごまかしたり、壊して返したのでそれからは頼んでも貸さなくなったという。ここで貸してくれる器は竜宮皿といわれて竜宮がかしてくれるものだといわれた。
類似事例

ガラッパノテ
1982年 鹿児島県
上床家の家宝として河童の手首がある。伝承が2つあり、1つは京泊から久見崎に向かう渡船に河童が手を書けたので切ったといい、今1つは泳いでいるときに河童に襲われたので切ったというものである。箱に元禄13年の銘がある。
類似事例

カッパ
1928年 島根県
河童は人を誑かすというので、明治31,2年頃までは婦女子は日暮れに一人出歩くことが出来なかった。河童は頭の皿に1杯の水だけがあればどこにでも住む。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内