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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

フシギ
1965年 宮崎県
「小川に後家が多い。日向平にこどもがいない」というのが、この地方の不思議と伝えられる。

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ニタンバエ
1989年 鹿児島県
中川内で、今、田圃になっているところは野原であって、ニタンバエが出るといわれ、誰も家を作らなかったという。ニタンバエとは、二反くらいの反物で、夜に出た。
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マルイワノカシワン,ユメマクラ,ミズノカミサマ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいた。子がいなかったが,川の水を大事にし,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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イヌガミ
1959年 広島県
この辺では、昔こそ犬神筋と言うことを聞いたが、今ではどこの家がそうなのか判明しない。そこでは、他との交渉がなく、部落同志はよく団結して生活をしているが、犬神筋とは全然別である。
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イヌガミ
1959年 山口県
現在は、犬神筋の家も特に変わった生活をしていないのでほとんど分からないが、昔からの住民は、「あの家は筋が悪い」と言って、縁組を避けている。
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ビジョノヤシキ
1956年 宮城県
仙台藩士日向某が泉田出雲を尋ねると,同家の土塀の出格子から,内側の庭園に美女がいるのを見た。主人に庭にいる美女は誰かと尋ねると,「あなたも見たか。春の長閑な日は路地の向うの畑に佇んでいる事もあり,暮れ方には白装束に散らし髪で茶の間の前の釣瓶井戸で水を汲み上げている時もある。前代の本田伊賀,つまり源之助の父が住んでいた時からそういう変異があったと語り継がれてきた」と話した。雨の降る淋しい夜などに腰の曲がった老婆が破れた鉦鼓を首に掛けて軒下を徘徊する事もあったという。但し家や人に害をなしたり凶事が起こることはなかった。
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アカンボウノナキゴエ
1990年 福島県
水沼の墓地と道祖神の間の窪地は、間引いた子供を捨てたところだという。その窪の前を通ると赤ん坊の泣き声がする。窪の前の道を童子路という。
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ヤシキガミ,コヤスサマ
1986年 長野県
江戸時代、平尾のある家は子沢山であった。逆に横根のある家は子宝に恵まれなかった。そこで、幕末に平尾の家から子安様を分けてもらってきた。そうすると平尾の家は子供が生まれなくなったという。
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キツネ,(オンガエシ)
1956年 宮城県
明治中期,この土地に名医がおり,夜中に難産の往診を頼まれた。山の手の沢の奥に別荘風の邸宅があり産室に通された。手当てをし双生児を取り上げた時点で,名医には産婦が異類の者だとわかっていたが,最後まで手当てをしてやった。そこへ年老いた両親が出てきて厚くお礼を述べ,名医は御馳走と包み金を貰って帰宅した。包みの中は本物の小判であった。翌日,前夜の場所と思しいところに人をやったが,そこは人里からやや離れた沢の奥で家などはなく,ただ岩の横穴が一つあっただけであった。部落で尋ねると,その辺りにそういう家は一軒もなく,また昨夜部落で婚礼振舞があった際膳部が一人分なくなったということであった。
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カッパ,スイコ,ヒョウスヘ,ヒョウスベ
1914年 宮崎県
日向高鍋の某村では、夜になると番小屋の側を数百から成る水虎の群れが通るという。ある人がその姿を見ようと木陰に隠れて待ったが一向に現れず、次の夜、同じ場所で鉄砲を撃つと水虎の飄々という鳴き声が聞こえた。日州で河童をヒョウスヘと呼ぶのはこのためだという。
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ドウソジン
1990年 長野県
明治初期、周辺には12軒の家があったが、そのうち10軒には男の跡取りがなく、養子だった。そこで道祖神碑を建てたところ、どこの家でも男の子が産まれた。しかし100年ほど経つとまた女の子ばかり生まれて8割ほどが養子になった。そこで次は道祖神祭りをするようになったという。
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マルイワノゼンワン,ミズノセイ
1987年 長野県
昔,ある村に働き者の若夫婦がいて,川の水を大変大事にしていた。子がいなかったので,田圃の行き帰りに道祖神にお参りしているうち,男の子が生まれた。
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キョジン
1927年 島根県
昔、巨人が住んでいて、農業を営んでいたが、牛が死んだので田を犁くことを止めた。そのためにこの辺には平地にも田がないという。
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ヤマワロウ,ヤジン
1979年 宮崎県
むかし豊後国日田の伏木村で、ある親が泣き止まない子を家から出していたら、声が次第に山の方へ消え入り、子が行方不明になった。10年ほど後に日田に住む小一という者が日向の梓越嶺を歩行中、満身に毛が生えた7~8尺の動物と遭遇した。それは人語を話し、我は伏木で行方不明となった子で、今はある者に仕えて数山の主となっていると告げて別れた。これは山童・野人の類である。
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カッパ
1973年 岩手県
岩の御殿橋のたもとの岩場に河童が出ると言われているが、見た者は誰もいない。
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〔オオカグラヤマ〕
1987年 長野県
群馬県との境にある。昔,山の麓で木こりが数人木を伐っていたところ,人気のない山なのに山の頂でかねや太鼓の物凄い音がしたという。驚いた木こり達は相談の結果,神社を建ててお祭をすることになった。その後は不思議なことや物音は起こらなくなった。また,この山に雨乞いすれば必ず雨が降るとされる。
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イド
1930年 茨城県
この村に新しく井戸を掘ると、変を生じるといって、誰も掘るものがいないという。
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テング
1972年 岡山県
小川家の祖父は十里に余る大山への道を瞬く間に往復して、しかもわらぢの裏に土がついていなかったという。天狗の姿を暗示させる。
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ナナフシギ
1974年 栃木県
柏尾集落には七不思議が伝わる。なにが不思議かという伝えは、雷が落ちない、モチグサ・クツワムシ・ウズラ・スズムシがいない、目の大きさが違うなど、16ほどある。
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テングイワ
1955年 岡山県
小川家、為本家らの先祖は度々大山に日帰りで参って草履の裏に土をつけなかったという。これは天狗の助けによったという。この村の天狗岩は天狗が羽根を休める所で雪の降り始める頃に異様な音響をたてて岩が鳴りわたるという。この村の大長芳太郎氏はほの暗い頃、天狗倒しに会い鉄砲を空に放つと鴨の様なものがおちてきたという。
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オニ
1975年 愛知県
昔、田代川の川下には鬼が住んでいた。足助町の実栗の盆地を流れる川にもいた。川下の鬼には娘、実栗の鬼には息子がいた。2人は仲良くなったが、どちらの子をやるかで親同士喧嘩になった。岩の投げ合いをして、川下が負けたので、川下には岩がごろごろするようになった。あるいは、実栗が負けて川下に息子が来たともいう。
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