国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イヌノツメアト
1979年 徳島県
落合から中谷へ行く途中に、川を挟んで大きな岩がある。中谷の森の先祖が犬を飼っていたのだが、その犬が猟師に追われて大岩から向こうの岩へ飛ぼうとして落ちて死んだ。大岩には、そのときの犬の爪跡が残っているという。

類似事例(機械学習検索)

アカゴ
1996年 香川県
あかごの足あとが残る大きな岩がある。昔、山のてっぺんから、一頭の馬とあかごが飛び降りた。馬は死んだが、あかごは岩の上に立っていた。足あとはそのときのものである。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1989年 長野県
猟師が犬を連れ、奥山へ狩りに行った。岩の下で休んでいるときに眠たくなったが、連れてきた犬があまり吠えるので、山刀で首をはねた。すると犬の首はそのまま飛び上がって、岩の上で鎌首をもたげていた大蛇に食いついた。猟師は犬斬山の神として犬を祀ったという。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1989年 長野県
猟師が犬を連れ、奥山へ狩りに行った。岩の下で休んでいるときに眠たくなったが、連れてきた犬があまり吠えるので、山刀で首をはねた。すると犬の首はそのまま飛び上がって、岩の上で鎌首をもたげていた大蛇に食いついた。猟師は犬斬山の神として犬を祀ったという。
類似事例

ダイジャ
1934年 大阪府
犬と共に猟に行くが獲物が獲れない。山奥に入ったところで大鹿に出会ったが、犬が吠えやまないので、獲物が逃げることを恐れた猟師が犬の首を切った。首は飛んでいき、大蛇の喉に噛み付いた。命を救われた猟師は、この犬を懇ろに祀った。
類似事例

オクリイヌ
1968年 群馬県
オクリ犬は、餌のないとき山を行く人の後をつけるという。ある人が峠からオクリ犬につけられて、何もやらなかったので、飛び掛られて怪我をした。後になってその犬は、鉄砲で撃ち殺された。そのオクリ犬の牙が今も伝わっているという。
類似事例

ダイジャ
1936年 香川県
小豆島の三都村にムク犬を連れた狩人が居た。ある日、村はずれの白濱岬の山道にさしかかったあたりで、繁みの中から大蛇が現れて狩人に襲い掛かった。そのとき、ムク犬が飛び出して大蛇に向かっていった。にもかかわらず、狩人は恐れおののき、村に逃げ帰ってしまった。村の若者を連れて戻ったときには、犬は絞め殺されてしまったていたという。狩人は犬塚を建てて犬を弔ったという。
類似事例

ロウケン
1928年 愛知県
老い犬が主人の猟師を襲おうとするので山で殺した。3年後、そこへ行ってみると骨のみそのままの姿でいたという。蹴ると犬の骸は崩れてしまったが、その骨が足に刺さって、それが原因で猟師は死んだという。
類似事例

イヌ
1963年 千葉県
高木山城守が犬を連れて狩に出かけ、松林で休んだ。急に犬が自分のほうを向いて吠え出し、飛び掛ってきた。抜き打ちで首を刎ねたところ、首だけが後ろに飛んでいき、松の大木にいた大蛇に噛み付いた。山城守は犬の忠義を知り、犬塚を建てて葬った。
類似事例

テング
1987年 富山県
天狗が川をはさんだ山に渡るとき、足をかけた岩には、その足跡がくぼんで残っている。
類似事例

オオイシ,キツネ
1987年 長野県
昔,田圃の中に巨大な石があった。ある漁師が,石の上で眠っていた狐を撃ち殺したところ,その漁師の家は間もなく滅亡してしまった。そこで,石を割ってしまったが,そのうちの一つに「大石」と彫って今も残してある。この土地を字大石という。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1922年 徳島県
突然、犬が吠えて猟師の裾を咥えて離さない。犬が狂ったと思った猟師が刀で犬の首を落とすと首は地に落ちないで松の幹ほどもある大蛇の胴体に噛みついた。延宝辰正月16日にこの忠犬の墓といわれる石碑が建てられた。
類似事例

イヌ
1935年 沖縄県
国が大旱魃になったとき、人々は水を求めて海に漕ぎ出した。ある山から1匹の犬が出てきた。犬の体がとても湿っていたので、不思議に思った人々は犬の後をついていった。すると山奥に湧き水があり、犬は水中に入るとたちまち石になった。
類似事例

カミナリイワ
2003年 愛知県
昔、中洲西部海岸に大落雷があった。いつになく大きな雷鳴で、近所の人が驚いて火柱が立った場所をくわしく見ると大小の石があって、岩の上には大きな足跡と爪の跡が残っていた。この岩を雷岩という。
類似事例

イヌ,ダイジャ
1940年 大阪府
狩人が鹿を追って山に入ったが、絶好の瞬間に犬が吠えたために鹿を逃がしてしまった。怒りにまかせてその犬を斬り殺したが、犬が吠えたのは狩人に迫っていた大蛇から狩人を守ろうとしたためであったことがわかり、後悔の末に出家した。
類似事例

イヌイシ
1967年 福島県
狗石と称する石がある。昔、上国の狗と村の狗が戦ったが、勝負がつかずにそのまま石になったという。あるいは畠山の狗と佐渡の狗ともいう。
類似事例

ダイジャ
1930年 長野県
猟師が獲物を探して山奥へ入って不意に眠気を覚えた。すると連れてきた犬がしきりに唸りだして叱ってもやめないので、鉄砲で撃ってしまった。犬は松の木にいてこちらを狙っていた大蛇の頭をめがけて噛み付いて、大蛇を殺した。猟師は手厚く葬った。
類似事例

イワガミヤマ,センニン
1956年 宮城県
仙人がいたという。県境の二井宿峠の南。仙翁岳とも称し、下の谷は仙人沢。仙人は犬をつれて稀に人の前にも姿を見せることがあった。この犬が石に化した犬石がある。
類似事例

イヌ,ミズ
1949年 沖縄県
南山王国の城山の北麓に嘉手志川という大清水がある。昔この土地の人々が飲料水が少ないことから、何れかの土地に退去しようとしていたときに、岡の茂みから犬が飛び出してきてそこに泉があることを知った。そしてこの地を安住の地とすることができた。今も井泉の上の石をその犬の霊の宿るところとして拝している。
類似事例

(ネコマ)
1980年
中川内膳正の家に兄弟がいて、犬を連れて近くの山に狩りにいった。ある場所に行くと犬が激しく吠えるので走らせると、岩の狭間から大きなけだものが現れて、犬をくわえて走り去った。兄弟が追いかけて撃ち殺したところ、体長9尺5寸(約3メートル)の猫ま(ネコ)だった。
類似事例

テング,テングノコシカケマツ
1982年 新潟県
がけの中央に松があり、「天狗の腰掛松」と呼ばれている。がけの中ほどには「大谷の龍の道」という人の通れない細道もある。天狗はここで遊び、疲れると、この松に腰掛けて休んだ。昔、この松を伐り始めた寒谷の人が谷に投げ飛ばされて死んだ。今でも寒谷の人は3月9日は天狗が出て遊ぶ山の神の祭りといって山へ行かない。この日は外で小便すると山でけがをするともいう。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内