ヤマノカミ 1983年 山梨県 山の神は舟久保イツケシで祀るミョージカケで、新田にある。正月20日朝、山の神が狩りをして山や藪の中をとび歩いたのでオカンムリを落とした。21日にオカンムリを見つけるので、弁当とオソナエを山へ持っていってオカンムリ拾いを手伝う。朝に行くと山の神にけたおされるので、昼飯を食べてから行く。
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ヤマノカミ 1963年 群馬県 山の神はオコジョが大好きで、「さーつとひったくられて、供える手まで持って行かれてしまうから気をつけろ」と言われるほどである。
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ヤマノカミ 1983年 山梨県 1月21日は、山の神が狩りをしてやぶの中をとび歩いたときに落としたオカンムリをこの日にみつける。そのため弁当やお供え餅を持って山へ行って、オカンムリ拾いを手伝うが、朝に行くと山の神に会って蹴倒されるので午後から行く。
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キツネ 1973年 山梨県 キツネに化かされていつまでも山を歩いた人がいた。山の中に持っていたアブラゲを食べられてしまった。
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オコゼ,(ヤマガミ) 1980年 山の中で物を落とし、どこを探せばいいか迷った時は、鰧魚(オコゼ)を携えて山に戻り、山神に向かって落とし物が見つかった場合はオコゼを奉納すると言えば、かならず見つかるという。
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ヤマノカミ 1963年 群馬県 オコゼの干物をオコジョという。「山の神さんはオコジョが好きで、これを供えると山渡世によい」と言われている。
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オコゼ,(ゾクシン) 1975年 愛媛県 猟の少ないときは、オコゼを持って山に入りちらちらと見せつつ、「山の神さん得物をお願いします。得物があったら、これを全部見せます」と言っておまじないをする。こうすると、山の神さんはオコゼ見たさに得物を与えてくれるという。
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ヤマノカミサン 1951年 京都府 山の神さんは、春のヤマノクチの日に白兎に乗って山の草木の種をまく。秋のヤマノクチには同じく白兎に乗って草木の種を拾う。山の神さんは大きな羽がある。
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ウサギ,ヤマノカミ,(ゾクシン) 1915年 熊本県 狩をして兎を獲るとすぐにその鼻を切って山の神に供えるという。
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ノウガミサマ,ノウガミ,ノガミ,オノウガミ,ヤマノカミ,オボスナサマ 2001年 青森県 3月16日に山の神はノウガミになり、九月十六日にまた山の神になるといわれており、その両日には団子を作って供えた。
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ヤマノカミコウジン,ヤマノカミ,タノカミ 1983年 岡山県 山の神荒神は山の神の荒神である。古くから、春に山の神を迎えて田の神として祀り、秋の取入れがい終わると再び山に送り返すという習わしがある。
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ヤマノカミ 1942年 高知県 狩猟の際に、獲物の両耳あるいは片耳を切って、山の木の枝に挟んで立て、山の神に供える。こうしないと、山の神がお怒りになる。
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ジジンサン 1964年 群馬県 地神さまは山の神のマツリの時に一緒に祀る。大根の初物は地神さまにあげる。
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ヤマノカミサマノヤスミギ 1967年 栃木県 三又のナラノキを山の神様にあげると、山の神様はその木で休む。1964年ごろ、その木を切ったら「ヒエーヒエー」と音がして切りくずを吹き出した。しかしその場にいた賢い人が山の神様の怒りではないと説得して、切ってしまった。
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(ヤマノコエ) 1972年 長崎県 山の神の日に、竹を多く取ろうと考えた人が山から戻らなかった。探しに行くと、山が「返さない」と言ったという。
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ヤマノマモノ 1975年 高知県 節分の日に豆を1升桝に1杯分、紙につつんで山に持っていって置いておく。おかしな物が出たときは豆を食べさせる。豆をだされて食べなければ、それは山の魔物である。
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ヤマノカミ 1982年 山形県 山の神は女の神で三人の娘がいたが、亡くなるときに、娘たちに日頃食べさせたことのないおずけ(味噌汁)をかけたマンマを食べさせないでくれ、すぐに腹がすくからといったので、今も山に入るときにはおずけをかけてマンマを食べるな、そうすると怪我をするという。おつゆをかけて食べたい場合は、汁椀の方へ飯を入れて食べればよい。
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オコゼ 1956年 宮城県 狩りに出たマタギが獲物をとれない時、その首領は白紙に包んで持参したオコゼを懐中から取り出し、山ノ神に祈願すると、不思議と獲物が取れるという。
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ヤマノカミサマ 1992年 和歌山県 12月7日はその年で最後の山の神の日である。山の神が山にある木を数えるといわれ、また、山の神は星から山に帰ってくるので見にくい顔のオコゼ魚を供えて「にらみ」ごっこをするという。2本の木がねじれてからみあった木は山の神がふたたび山から来たときの目標である。
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テング 1975年 福島県 弁当を持って山に行き、木に吊るしておいたら空になっていた。天狗に食べられた。
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