ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。上野では一月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。熊野神社と柴崎某さんの持ち山のニケ所に祀ってある。
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ジジンサン 1964年 群馬県 地神さまは山の神のマツリの時に一緒に祀る。大根の初物は地神さまにあげる。
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ヤマノカミ,(ゾクシン) 1961年 愛媛県 山の神の祭りは旧正月5日・9月9日である。大きな木・枝が上で引っ付いている木・マタになっている木は、山の神の木なので切らないという。山の神の木をオサンバイサンという。山の神の木を切ると顔面蒼白になり、めまいなどを起こす。北向きに座らせて箕で3回仰ぐと治るが、これをミカジ(箕加持)という。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。高山では二月七日・八日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。この日は山の神が木の種をまく日であり、入るとじゃまになると言われている。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。田代では、二月七日・八日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。鶴岡某氏の用山に山の神を祀ってあり、この日には御神酒を持って行き供える。以前は、三月七日にも祀っていたと言う。
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(ゾクシン) 1973年 鳥取県 二月九日と十月九日に山の神を祭る。この日は山の神が降りてくる日で、山の木を数えるから山に入ると、木と間違って数えられてしまい、怪我をする。
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ヤマノカミ 1964年 福島県 やまうどが山に入るときは山の神を祭る。これをまつりたてと呼び、山小屋でまつるときはばんでい餅をつくる。くしに刺して焼き、みそなどをつけるものである。
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ヤマノカミサン,ヤマノカミノタタリ 1974年 兵庫県 山の神さんの祭りの日には、山の神さんを祭っておこもりをする。この日には山の神が木を調べて歩いているので、人間が山に入ると祟るといわれている。
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ヤマノカミ,テンゴサン 1971年 福井県 山の神様は1月9日と12月9日に祭る。山の神は天狗だといい、この日は10時までに山に行くと必ず怪我をするので、行ってはいけない。山の神が来年の種をまくからとか、山の木の種を拾っているからとか、山の木をどれだけ切ったか調べるからだとか、山に入った者を騙すからだとかいう。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。榎本・八反目では一月七日、徳増・桜谷・千代丸・六地蔵では一月七日・八日、小榎本・力丸では一月八日、大庭では二月七日、針ヶ谷西部・吹谷では二月七日・八日、西山・皿木では一月七日・二月七日、立鳥では、月の八日が、山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。
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ジガミサン 1976年 京都府 地神さんは先祖を祀ったものだという。地神さんのない家はない。祭日はそれぞれ異なる。地神は祟るとひどい。
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ヤマノカミノケヤキノキ 1973年 福井県 現在山の神を祀ったところに、昔ケヤキの木があった。それをある人が切ろうとすると大きな音がして「切ってはいけない」といった。さらに「切るとおまえの妻がケガをする」ともいった。かまわず切るとその人の女房がケガをした。
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ヤマノカミサマ 1991年 島根県 山の神さまは山の木に祀ってある。10月9日が祭りで、この日に山に行くと怪我をするという。山の神さまを祀った木や杜を伐った者は、10年も床に伏したり、ぽっくり死んだり、家内や牛が死んだりする。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。月川では二月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。また、山の神が降りてきて散歩するので、山へ入ってはいけないと言われている。
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(ゾクシン) 1975年 愛知県 山の神に関する俗信。カシの木の古いカブタには、山の神がいるといわれている。山の神は春には田に降りてきて田の神になり、冬には山に登るといわれている。山の神は女神であり、怒りやすくてけちだといわれている、など。
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ヤマノカミ 1984年 福井県 12月9日は山祭りで、この日は荒模様の天気が多く、昔から「山祭りは荒れる」といわれている。山林で生計を立てている人は床の間に山の神を祭り、オノ、ノコギリ、カマなどを飾る。この日は山の神が木を数える邪魔になるとか、山の神に行き逢うと、立木にされてしまうといい、山に行かない。
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(ヤマノカミノタタリ) 1983年 山梨県 山の神の日に山へ行くと、ケガをする。
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ヤマノカミ 1972年 千葉県 山の神の日に関わる俗信。鴇谷西部では二月七日が山の日とされている。これらの日には、山仕事をすると山の神のたたりがあり、ケガをすると言われ、山仕事を休む。この日は山の神が木の種をまく日であり、入るとじゃまになると言われている。
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ヤマノカミ 1940年 和歌山県 山の神に関する俗信。山の神を生木で祀ると、必ず次にその生木を切る人が怪我をするから、柵を設ける木には生木を使わないという。山で木をそいで打ち込むと、山の神の着物の裾を打ち込むのでよくないという。山で山道具を見失ったときは、山の神と相撲をとるとすぐに見つかるという。11月7日は山の神の木数えの日なので、山に行くと数え込まれて怪我をするという。山祭りがある月の不浄日に山に行くと、怪我をするという、など。
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ヤマノカミサン,タタリ 1975年 兵庫県 山の神さんの祭りは、講が中心となっておこもりなどをする。ある講ではこの日に山に入って木を切ると山の神さんの機嫌を損ねると言い、別の講では祟りがあるといわれている。
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