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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

マメダ
1981年
酒買い豆狸の歌。「雨がしょぼしょぼ降る晩に、豆狸が徳利持って酒かいに、酒屋のぼんさん泣いていた。なあんで泣くかと聞いたらば、豆狸のお金が木葉ゆえ」(京都)など。

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タヌキ
1981年 新潟県
佐渡おけさの歌詞に、「狸が 徳利持って 酒買いにいくよな わけには ゆかりょか 佐渡えーよ」とある。
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タヌキ
1935年 愛知県
狸を捕りに行ったら日が暮れたので山小屋に泊まった。すると太鼓の音と豆売の唄の節が聞こえてきた。そのまま寝てしまい、翌朝小屋から出ると、一面に狸の足跡があった。太鼓の音は狸の仕業と知って大笑いした。
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タヌキ
1991年 愛媛県
月夜の晩に一本松の酒屋に酒を買いに行ったら狸が出た。化かされたふりをしたら、狸が柿の木に登ってお鉢を振る。石を投げたら狸にあたって落ちたので捕まえようとしたが、いなくなっていた。
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ビシャモンタヌキ,オオニュウドウ
1986年 愛媛県
東雲神社下には、毘沙門狸がいた。「雨が降らんのにカサかして」とか「雨が降る晩に化かされて」と歌われた。また汽車に化けたり、大入道に化けたりもした。大明神さまと言って拝むと願い事を叶えてくれたという。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
夜泣きのまじないに、「千里奥山の古狸、昼は泣くとも夜は泣くな」と言うとよい。
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テング
1968年 福井県
話者の家が酒造りをしていたころのこと。夜、段の岳から天狗が提灯を点して欅の木に止まり、酒倉に入ってピーと音を出して酒を飲んだ。家長はその音を聞くと「今年も良い酒ができたので、天狗さんが来てくれた」と喜んだ。
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タヌキ
1980年 和歌山県
昔から狸は歌をうたうと言われている。昔はよく一本松のところに狸が出たという。狸はひねてきたらよく木に登る。
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タヌキ
1937年 大阪府
酒造場の桶納屋で、狸が腹鼓を打つ音を聞いた。近くなったり、遠くなったりして、月夜の晩や雨夜の晩も度々聞こえるため、大変評判になった。
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タヌキ
1934年 香川県
お金がなくて正月を越せない老夫婦に、情をもった狸が古い薬罐を教えてくれた。それが売れ正月を越せた。礼を言おうとしたが狸の姿は見えず、寺の者が見つけると頭が白く禿げて泣いていた。薬罐を買った人の家では、一夜の内にそれがなくなってしまった。
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マメダヌキ
1962年 大阪府
東本願寺難波別院の南側石垣の辺りは、豆狸が雨の晩などに、酔客の折り詰めを奪ったりするなどのいたずらをした。
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タヌキ
1975年 静岡県
「妻良の七坂・子浦の八坂。会いに来たもの帰さるか」といい、そこには狸のくぼがある。魚を売りに籠へ入れて背負っていくと狸に食べられてしまう。
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ヒョウスンボ,キツネ,タヌキ
1999年 宮崎県
毛作の山の狐と三つ橋の竹薮の狸は化け自慢だった。そこで小薄のひょうすんぼが化け勝負を仕切ることになった。秋の神祭り帰りの爺さんの重箱の取り合いにんなったが、狐も狸も失敗した。ひょうすんぼが「雨の晩、ご馳走をもってきたらだまし方を教えてやる」というので狐と狸が行くと、ひょうすんぼはヒュール、ヒュール…という鳴き声だけをさせて、姿を見せない。うろうろしているうちに夜が明け、ご馳走は取られていた。狐も狸もだまされた。
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ヒョウスンボ,キツネ,タヌキ
1999年 宮崎県
毛作の山の狐と三つ橋の竹薮の狸は化け自慢だった。そこで小薄のひょうすんぼが化け勝負を仕切ることになった。秋の神祭り帰りの爺さんの重箱の取り合いにんなったが、狐も狸も失敗した。ひょうすんぼが「雨の晩、ご馳走をもってきたらだまし方を教えてやる」というので狐と狸が行くと、ひょうすんぼはヒュール、ヒュール…という鳴き声だけをさせて、姿を見せない。うろうろしているうちに夜が明け、ご馳走は取られていた。狐も狸もだまされた。
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タケベラタロウ
1956年 宮城県
昔、巡礼の和尚さんがある村に入ると、1人の娘を真ん中にして家内中泣いている家があった。毎年秋の稔りのとき、向こうの山の神様に若い娘を人身御供として供えねば、田も畠も荒らされる、今年はこの家の番だという。和尚さんがその山の社に隠れていると、夜になって大勢の者がやってくる音がして「あのことこのこと聞かせんな。竹箆太郎に聞かせんな。近江の国の長浜の、竹箆太郎に聞かせんな。」と歌う。和尚さんは近江の国へ捜しに行くと、竹箆太郎とは小牛のようなブチ犬だった。和尚さんは竹箆太郎を連れて帰ってきて娘の身代りに長持の中へ入り、やってきた者たちと対決した。翌朝村人たちが行ってみると多くの猿が死んでおり、針金のような毛をした一番大きな猿が竹箆太郎にのどを深く噛み切られて死んでいた。それからはみんな安心して暮らすことが出来た。
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タヌキ
1937年 大阪府
酒屋の酒蔵から不審な物音が聞こえるので、蔵人が確かめに行くと、途端に音が止む。そこから離れるとまた音が聞こえ、見回りに行くと止む。この狸の悪戯には、蔵人も相当悩まされたという。
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キツネ,タヌキ,ダンクロウ,サンキチ
1935年 新潟県
団九郎狐は、佐渡に住むたちの悪い古狸の三吉を憎んでいた。あるとき信濃川のほとりで団九郎は三吉と出会う。団九郎は三吉をおだてて酒屋の小僧や大入道に化けるなどさせる。団九郎はお礼に自分の芸も見せるといい、次の日に街道に来るようにいう。三吉が約束の場所で待っていると大名行列がやってくる。三吉は感心して行列の前に飛び出るが、それは本物の大名行列で、捕らえられて食べられてしまう。
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タヌキノヨメイリ
1985年 香川県
狸の嫁入りの灯のつらなりを見た人は多い。灯は、狸がしっぽにつばをつけて石にふるからだという。灯だけではなく、嫁入り唄まで聞こえることもある。
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タヌキ
1972年 兵庫県
桜井座という舞台の奈落に三吉という狸がいた。たんつばでも吐けば、声を取られてしまう。そのときは神酒や赤飯、あぶらあげを持って、お詫びする。夜、狸が昼間の舞台のまねをすることがある。
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マンキチコロバシ
1956年 宮城県
明治の初め頃,烏頭ヶ浜部落に万吉という酒好きの若者がいて,七曲りを通るたびに狐に騙されて谷や沢をひきまわされ,土産の魚を攫われたりしていた。口惜しがった万吉は復讐を決心する。お薬師様の宵祭りの晩に酒に酔ったふりをして七曲りを通ると果たして男の姿をした狐が出てきたので,万吉は男を縁日の掛茶屋の奥に誘って酒や肴をたらふく馳走した。二人でグウグウ寝ていたが,万吉は相手が寝込んだ頃そっと起きだして茶屋の主人に「代金はあの男から貰うように」といって立ち去った。翌朝狐の正体が見顕されて大騒ぎとなり,棒で散々叩かれて命からがら逃げ出してきた。万吉は大得意であったが,二,三日後七曲りの崖下で万吉の墜落死体が発見された。以後そこを「万吉ころばし」と呼んでいる。
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ヤマンバ
1936年 福岡県
馬子が大根を運んでいると山姥に襲われ、大根と馬を食われてしまう。釜の山姥を焼き殺す場面では火打石の音を聞いた山姥は「雨の降る夜は虫が鳴く。かちかち鳴くのは何虫か、鳴けよ鳴けよ雨が降る」と歌う。最後に馬子が「馬食う、婆がどこにいる、寒けりゃもっと火をたこう、あつけりゃ火になれ骨になれ、幾らあっても足りないは、婆が命と野辺の花」と勝利の歌を歌う。
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