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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

テング
1972年 石川県
天狗中田本店という精肉店は、天狗を商売の守り本尊として祭り、天狗の面を祀っている11月3日の創業記念日にも祭典をあげ、正月には天狗の掛絵を飾って祝う。

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テング
1940年 岩手県
山から天狗が通ってくる酒屋があった。姿は見えないが、通いに来たときには必ず大風が吹き、なにやらただならぬ空気が流れる。酒屋の主人は天狗が通い来てもべつに商売に支障はなく、かえって火の用心がよくなったとさえ言っている。
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スギ,タロウボウ,ジロウボウ,〔ミヤマジンジャ〕
1956年 宮城県
社前に二株の巨人の神木が向き合って立っている。それらを次郎坊太郎坊杉という。次郎坊と太郎坊はこの杉に住んでいた天狗の名前であるという。
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テング
1956年 埼玉県
天狗は山の神である。初山祭の際には盛大に祝う。山仕事に就く人の安全を願う信仰がある。天狗祭(テンゴー祭り)は、子供が行う。
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テング
1922年 石川県
名物のあんころ餅を売る家の息子が天狗に連れて行かれ、年に1度、数10人の御客を連れて帰ってくる。毎年お膳を出して歓待したが、余人はその場へ出ることも見ることも許されなかった。
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ビシャモンゾウ
1969年 静岡県
昔、富士吉田市のびしゃもん屋の女中が炉の火を絶やして、困って表通りに出ると葬式の行列がやってきた。そこで仏も一緒にもらうことで火をもらう。その棺桶をあけて見るとそれは高さ2尺ぐらいの木彫りのびしゃもん像であった。それからこの像を神棚へ飾って守り神とし、屋号をびしゃもん屋と呼んで永く繁栄した。今でも毎年1月3日にびしゃもんの祭をしている。
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テング
1981年 和歌山県
天狗は熊野山のお使いなので、面を飾っておくと魔除けになる。
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(ゾクシン)
1974年 宮城県
年中行事に関する俗信。狼祭のときに、飼っている家畜の名前を言い忘れると、その家畜が食われてしまうという。2月9日には、天馬が屋根を横切るとか、天竜様が屋根を通ると言い、馬の両耳に団子を2つかける真似をする。そして「悪いことを聞かないように、良いことを聞くように」と言わなければ、天馬の声を聞いた馬が死ぬといわれている、など。
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テング
1982年 群馬県
迦葉山には天狗のお面を奉納する。交通安全のお守りとして天狗面のマスコットも売られている。
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テング
1954年 山梨県
屋根葺きを終えるとお天狗さんを屋根に祀る。お天狗さんは水の神で火伏せの守り。屋根屋の先祖が猿田彦だからお天狗さんを祀る、ともいう。
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テングマツリ
1951年 島根県
枕木山の天狗を懲らしめようと、華蔵寺の仏智禅師は天狗を捕らえて縛った。詫びた天狗を禅師は解放したが、山の宗徒の夢に天狗が出るので、皆恐れ毎年二月十七日に天狗祭りを行うことになった。
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クビキレウマ
1933年 徳島県
ある大晦日の夜、寺に強盗の一味が押し入った。寺の飼い馬が喧しく鳴いて暴れたので、強盗は馬の首を刎ねた。1年後の大晦日、首のない馬が目撃されたり、凶事が続くので、本寺では元日の鶏鳴を聞いてから餅を搗くようになった。
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オイヌサマ
1959年 長野県
山犬の頭蓋骨を御神体としてまつるのが、太子堂の横にあるオカタ(切開きの主の村松家)である。導いてくれようとした狼(山犬)の姿をした山の神を間違って討ってしまったので、家の守り神として祭っていたのである。
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テング
1995年 愛知県
天狗は神楽の楽を好む。花祭りのときに高嶺に現れたので、提灯を灯してお迎えした。
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テングサン
1978年 石川県
3月9日と12月9日の山祭りに、山仕事をしている家ではお祭りをする。神さんに頭つきの塩魚を供える。これは、昔、天狗さんが塩魚を食べて喉が渇いたので頭をつっこんで川の水を飲んでいたら鼻が折れたからである。天狗さんは塩が嫌いだという。天狗除けである。
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オテングサマ
1968年 群馬県
お天狗様は山の神様。9月15日に、村中でお神酒を上げてお祭りし、赤飯、煮しめを供えて食べる。
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オオテング
1931年 大阪府
兎の頭に作り物の角をくくり付けて座らせ、その横に作り物の大天狗を置き、「天狗は兎角生きている」という講釈を垂れる見世物小屋がある。
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テング
1940年 福井県
日清戦争終了後に、天狗さんが戦場で働いてくれたのだとして、赤飯と酒を供えてお礼参りをした。神社の鳥居先にある杉には天狗さんが住んでいるとされている。もしこれを切ると、血が出るといわれている。
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テング
1960年 埼玉県
和田神社の裏に愛宕様があり、山の神が祭ってある。頂にある祠を信仰して通い詰めた郵便局長の息子は、旧二月十七日夜半に天狗に会ったという。太い足で頭は見えないくらいの大きさだったという。十七日にはお祭りがある。
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テング
1988年 長野県
元旦から15日まで様々な行事があり、11日からは祭りが行われる。鬼の口に朝日が差し込むように祭りが進行すればその年は豊作である。15日の夜は天狗のみの祭りであるから、人はお宮に行ってはいけない。
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シバテング
1983年 愛媛県
面河村の柴天狗は、身の丈三尺で鼻高天狗より小さい。大変な相撲好きである。人が通ると斧で木を切る音や木の倒れる音をさせて悪ふざけをする。
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