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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ネコ
1993年 埼玉県
お爺さんが猫と住んでいた。猫はよく遊びに出て行くのだが、その晩に限って出て行かなかった。すると、お爺さんを踊りに誘う人が来た。お爺さんは飼っている猫が化けて騙しているのだと考え、猫を追い出した。そうしたら、猫は帰ってこなかった

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キツネ,ネコ
1996年 京都府
だいぶ昔、一人暮らしのお婆さんが飼っていた猫がいた。毎晩、その猫は手拭で頬被りをして出て行く。ある晩、お婆さんは不思議に思い、猫の後についていった。そこには狐が待っていて、狐の音頭で踊り始めた。お婆さんは急いで家に戻り、猫を家から追い出した。
類似事例

バケネコ
1982年 福島県
昔、80歳をすぎた一人暮らしの老人が後妻をもらうことになった。このときに猫が女に化けて嫁いできた。毎夜、猫が集まって歌や踊りをにぎやかに繰り広げているところに遊びに出かけていたが、通りかかった若僧に正体を見破られて北の湯に逃げた
類似事例

ネコバケ
1933年 大阪府
ある日、十余年主に可愛がられた飼い猫が、頭に手拭いを被って後足で立ち、音頭を取って踊る自らの姿を塗箪笥に映して眺めていた。それを目撃した主は、気味が悪くなって猫を遠くに捨てた。
類似事例

(ネコノカイイ)
1940年 新潟県
猫は年を取ると山には行って猫又になるといい、猫が五六歳になったら黙って捨ててこなければならないという。猫は化ける、踊るともいう。猫は殺すと祟るという。
類似事例

ヤマネコ
1955年 高知県
婆が仕事に行って山小屋で泊まった晩、家の猫が茶の間で踊った。爺は気味が悪いから殺してしまった。あくる日、山小屋へ行ってみると、婆が猫に食われて死んでいた。
類似事例

キツネ
1980年 青森県
爺さんが出かけた晩方、キツネが爺さんに化けて婆さんをだましに来た。婆さんはキツネだと気づいて「爺さんはいつもどおりカマスに入るか」と言ってキツネを閉じ込め、帰ってきた爺さんと棒で懲らしめた。
類似事例

ネコ
1962年 島根県
昭和十年ごろ、お爺さんが祭りに行った土産を沢山もらって帰る途中、行きがけに誘ったが病気を理由に断った老人に出会った。その後親戚の家に寄ったが、土産はなくなっていて、時間もずいぶん経過していた。猫に化かされたのだという。
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ネコアシイシ
1956年 宮城県
昔,この地に大芝居の巡業がやってきたので,金持ちの呉服屋が老母一人を留守番に残して芝居見物に出かけた。老母が一人で芝居のことを色々想像していると,その家の古猫が「おばあさん,お芝居をして見せようか。その代わり,人に告げたら生きていられなくなるよ」と言う。老母が承知すると,猫は後肢で立って巧みに忠臣蔵を演じて見せた。さて,老婆は家人の話に釣り込まれて猫の見せてくれた芝居の筋を語ってしまう。それは家人が見たものと同じであった。わけを尋ねられた老母が,トラ子(飼い猫の名)が見せてくれたことを告げたので,家人が気味悪がって明日飼い猫を殺すことになった。ところが,翌朝になると老母が床の中で死んでおり,傍らにいた老猫は一足跳びに7,8間も跳ねのいて逃げ去った。その時の足跡が石の上に残り,「猫足石」といわれている。
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ネコ
1993年 埼玉県
死んだ人の部屋の障子に、手拭で顔を拭くような姿をする影が映った。調べてみたら、梁の上で猫が顔を洗っていたのだった。そして葬式の時、猫が手拭をかぶり踊るようにして立って歩いた。猫に踊りを教えると化けると言われているので気持ち悪くなり、その猫を家から追い出した。
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セヨモンババ
1952年 兵庫県
ある時戦帰りの侍が古い家で休んでいると、夜中に「せよもんばば、せよもんばば」と声が聞こえるので起きた。近付くと猫たちが踊っていた。侍が化け猫だと思い斬りかかったら猫は逃げた。翌日村に出てせよもんばばの家に行くとそこの老婆が怪我をしているという。それは猫が化けたもので、縁の下から人間の骨が出てきた。
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バケネコ
1971年 福島県
猫は魔物だという。昔、殿さんのお后さんを食い殺して自分がそのお后に化けて、見てはいけないといって一間に籠っていた。そして鏡で見ると猫が映る。それをある女中が見て、その女中は殺されてしまった。化け猫の話である。
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ネコマタ
1913年 島根県
飼い猫が年をとると猫又になるという。昔、ある寺の飼い猫が猫又になり、夜になると袈裟をかぶって町へ出て唄を歌って歩いた。猫を寺から追い出すと、4、5日経って裏の池に猫の死体が発見されたという。
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フルネコ
1937年 大阪府
長年飼っていた猫が後足で立つのを見た飼い主は、これは化ける前兆だと思ったので遠くへ捨てに行った。
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ネコ
1940年 大阪府
長年飼った猫は化けると言われる。まず、手拭いを被った猫が調子を取りながら踊るという話がある。また、飼い猫が自分で料理を作って食べたのをその家の嫁が見、口止めされたにも関わらず夫に話してしまい、嫁が猫に食い殺されたという話もある。
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ネコ
1973年 三重県
ある猟師が家で飼っていた猫は、ずいぶんと年だった。あるとき、猟師が仕事に行ったところ猫がいた。猟師はそれを撃とうと思い、元から一発入っていたところに玉入れをした。猫はそれを見ていた。猫を撃つと、猫はそれを茶釜の蓋でことごとく除けた。猟師は元から多めに入っていた一発で玉切れだと油断していた猫をしとめた。倒れた猫を拾いに行くと、それは自分の家の猫だったという。猫を長く飼うと、化けて出ると言われている。
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ネコ
1936年 秋田県
婆様が一人のとき、昔から飼っていた猫がうたいだした。人に言わないという約束をやぶったが、ついうっかり教えてしまうと、猫は婆様の顔を引っかいて行方知れずになった。
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ネコ,ヒノタマ
1962年 島根県
まえやまの旦那は毎晩鴨おどしに出かけていたが、飼っている猫は旦那を捕まえようと画策していた。猫は夜に集まって踊りを踊っていた。ある夜火の玉に矢を射ると、猫の目玉から首へ突き抜け、後には猫が家から持ちだしたやかんの蓋があった。
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ネコ
1982年 新潟県
ゴロ猫が夜になると手拭いを盗んで踊りに行くのでオババが咎めると猫は出て行って帰ってこなかった。猫は年を取るとゴロになるので、年限を切って飼うものであるという。
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ネコ
1983年 山梨県
お爺さんとお婆さんと娘だけの家で猫を飼っていて、お婆さんと娘が義太夫を聞きに行っているときにお爺さんが猫に話しかけると、返事が返ってきたのでおっかなくなった。猫は化けるのであまり永く飼うもんじゃねぇという。
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ネコ
1974年 栃木県
ある家で飼い猫がいなくなって探していたら、坊主が家に来て主人を殴った。その坊主は猫が化けていた。
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