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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ビンボウガミ,キュウキ
1976年
貧者が徳を成しやすいのは、窮鬼(キュウキ/ビンボウガミ)の力を得るためである。

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イキスダマ
1976年
イキス玉とは怨霊のことである。『文選遊仙窟』に、窮鬼をイキス玉と訓じている。窮鬼とは貧乏神のことである。
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(ゾクシン)
1916年 山口県
から臼をつくと鬼がくる。茶碗をたたくと貧乏神がくる。
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ビシャモンサン
1988年 宮城県
貧乏寺に来て難儀ばかりして気違いになった時毘沙門さんに憑かれた。
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カッパ
1930年 宮崎県
河童は金持ちであり、金持ちの河童は害をなさない。貧乏になると、人間の生胆をとる。
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キツネ,ビングシイナリ
1968年 群馬県
榛名山のビングシ稲荷から賽銭と狐を借りてきて、翌年倍にして返す。そうすると、家の財産を倍にしてくれるという。
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ビンボウガミ,ハイ,(ゾクシン)
1915年 和歌山県
灰を吹くと貧乏神がやってくるという。
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ビンボウガミ
1991年 兵庫県
茶碗を叩いたり、お箸をもんだりすると貧乏神が来ると言ったという。
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ビンボウガミ
1916年 山口県
茶碗をたたくと、貧乏神が来る。
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ビンボウガミ
1957年 新潟県
1月2日にミヅクサとヌルデを山から迎え、15日に燃やして粥を煮る。昔貧乏な親爺が生木を燃していると、天井にいた貧乏神が燻されたのに怒って「親爺何が嫌いだ」と言う。「俺は金に困っている」と答えると、貧乏神は千両箱を三つ投げつけて帰っていった。それからこの行事をするようになった。
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フクノカミ
1986年 福島県
夜更け足音がするので外に出ると坊主がいる。「どこへ行く」と聞くと「貧乏神」と答えるので「貧乏神」と返すと、その家は貧乏になってしまった。その後、また坊主に出会い、今度は家に招き入れ丁重にもてなすと家は裕福になった。その坊主は福の神であった。
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カワシリョウ
1960年 長野県
キュウセンは一人とらぬと上へ上がれぬ。川死霊も一人取らぬと上、すなわち神様の弟子になれない。川で死んだ人があると「川死霊に取られた」というのはこのためだ。
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(ゾクシン)
1974年 宮城県
毘沙門様に関する俗信。毘沙門様は欲深な神さまなので、金を借りたら倍にして返さなければならないという。また、作神様であり、1月13日の朝にためしというものをする。豆を20粒ほどを炉に入れ、全部黒くなると豊作であり、半分黒くなると半作だという。6月15日にキュウリを供えると、豊作になるという。
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ガキ
1936年 兵庫県
日常では、路傍に飯粒を1粒でもおいておけば、餓鬼が喜ぶという。
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ナンテン(ゾクシン)
1938年 鳥取県
南天は不浄をよける木とされる。南天を朝見るとその日は災難をのがれる。南天が屋敷の軒に届くとその家は家運長久繁盛する。南天の生垣をすると貧乏神が入らぬ。金壺の植えてある所には南天がうえてある。
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カワシレイ
1959年 長野県
獣を撃ったときには、赤白の紙を破って神に奉ずる。キュウセン神には赤紙を奉る。この神は山でこけた人を1人取ると位が進むので、人を取りたがる。川死霊も人を取るごとに位が上がって水神の弟子になれる。
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ビンボウガミ(ゾクシン)
1920年 奈良県
貧乏神が来るのは、食事中に膝を動かすからである。
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チゴ,フクノカミ
2001年 京都府
人一倍慈悲の深い小籐太という男がいた。あるとき小籐太は荷運びをして10銭を得る。茶屋に立ち寄ると疲れた稚児に出会い、10銭を与える。稚児は喜び、都へ帰ると小籐太の元へ行くことを約す。稚児は元は丹波にいたが、家の主が極貧なために逃げてきた、小籐太の家には恐ろしいものが住み着いていたので入れなかったが、これからは貴富にしようと約束する。帰宅して袋を開けると10銭は元に戻っていて、小籐太はこれは福の神に違いないと喜ぶ。
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ビンボウガミ
1956年 宮城県
大晦日の夜、炉に火を起こし深夜まで起きている。炉の火が少ないと貧乏神が訪れ、早寝をすると早く年を取るという。
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(ゼンヲカシテクレルバショ),テング
1978年 石川県
貧しいものが法事をしたくてもできないときに明神壁に行くと膳を貸してくれた。「どうぞお願いします」と言って帰ると、家に膳があった。ある時、ある家が借り、そこから一組もう一件が借りて一組足らなくなったときから貸してくれなくなった。天狗が金持ちの家からこっそり借りていたが、それ以来見張りが厳しくなったからだという。
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オーサキ
1961年 埼玉県
オーサキに憑かれると急に金回りがよくなる。オーサキ付き(持ち)の家にオーサキがどこからか運んでくるからで、カイコも何時の間にか増える。これは金持ちオーサキの場合だが、逆に貧乏オーサキもある。
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