カナヤゴサン 1947年 島根県 金屋子さんは女の神で、人間の女を嫌う。月の穢のある間、1週間鑪には出ない。出産の際は、男子なら3日、女子なら7日間鑪を休むという。
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オオスギ,スギノカワ 1936年 高知県 大杉村の樹齢2千数百年の杉の木は大小に分かれていて、大樹の皮を剥いで持ち帰ると男子、小樹だと女子が授かる。
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オウゴンブツ,フドウソン 1983年 茨城県 下総国藤代宿において、8歳の女子が男子を生むことがあり、このことで金銀をもらったので暮らし向きがよくなった。そこで屋敷内に井戸を掘ろうとしたところ大きな石が出てきて、その石の中に小さい黄金仏がでてきたという。それは不動尊であった。
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カミカクシ 1930年 京都府 数年前、6~7才の男の子が神隠しにあった。男子は山の笹の中にいるところを炭焼きに見つけられた。男子はひげの生えた人にきれいな花の咲いた所へ連れていかれ、うまいものを食ったと語った。
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ヒカリダマ 1976年 宮城県 出征前の男子は、光り玉をよく見るという。
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タイカ,タタリ 1989年 長野県 飯田城の城主がお建を捕らえ、愛宿下で処刑したので、彼女の祟りで飯田では大火がある。村でも、お建の社・森の木などを損傷すると火の祟りがあると恐れられている。
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ムラサキイロノバアサン 1986年 東京都 小学校の女子トイレには、紫色の婆さんが出る。
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ヒシ 1976年 茨城県 建長元年3月16日菱が降った。
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テン,タイショウ 1941年 新潟県 家で男子が留守番をしていると、毎日のように遊びに来て、親が帰ってくると寺のほうに帰っていく。男子が胡瓜を食べたいと言うと、庭に種を植えてそれが半日ほどで成長して食べられるようになった。これは寺の貂であった。
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キツネ 1961年 和歌山県 信太山の狐が猫に追われていたのを安倍安名がかくまった。安名が病気のとき、狐が女房(クズノハ)に化けてやってきた。その子は童子丸といい、人の話も狐の話も判る人間になった。
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カミキリ 1975年 筆者が幼かった頃髪截が流行した。その後も何度か流行した。道士が狐を駆役してそのようにさせるのであるが、大抵婦人女子の髪を切り、男子の髪を切ることは聞いた事がない。
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オニ 1935年 長崎県 正月7日、この日に鬼が年をとるという。
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ムラサキババア 1986年 東京都 小学校の女子トイレにムラサキババァが出たといって、みんなが集まった。
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クマノダイゴンゲン 1936年 岩手県 建久9年、ある童児がほうそうを病み、熊野大権現に祈願すると治った。それから毎年、門松を奉納するようになった。
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シチホンザメ 1934年 三重県 旧暦の7月7日、神島ではゴリの岩屋の側に、7尾の鮫が来るという。
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オウサキ 1981年 埼玉県 働かずに酒ばかり飲んでいた道安は三本辻で送りだしの銭がほどけていたのを手に入れ、それで酒代を払おうとすると店の者は皆銭はいらないと言った。道安はおうさきが取りついた病人を治す力を持つようになったという。
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ウバイシ 1986年 青森県 安寿姫が岩木山に登って神となる。後を追いかけた乳母が姥石となったので祀った。
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イシ 1976年 宝亀7年、石が降った。
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ウブシミズ 1967年 福島県 明徳の頃、地頭石塚某が子の無いのを嘆き、八幡様に祈願した。懐妊したものの13ヶ月になっても生まれないので再び祈り下山したら、男子が生まれた。そのとき清水が湧き出て、それを産湯にしたので、産清水というようになった。後にこの男子は日任上人となった。
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カナヤゴサン 1947年 島根県 金屋子さんは女の神で、人間の女が大嫌いなので、絶対に女を鑪に入れない。たとえそれが間違ってでも、女を入れると穴がつまると言われている。出産があったときには、女子ならば3日、男子ならば5日の間鑪を休むという。
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ベニユキ,ベニアメ 1976年 新潟県 越後の高田で文化6年冬、越後の高田辺りに紅色の雪が降った。建武年9年正月にも紅雨が降ったとある。
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