ニンギョ,リョウトウノカメ 1976年 佐賀県 延宝5年10月、肥前国の唐津の海上で人魚が捕れた。また、両頭の亀も捕れた。執権が威を争えば両頭の亀が現れるという。
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ニンギョ,リョウトウノカメ 1975年 佐賀県 延宝5年10月、肥前の唐津の海上で人魚と両頭亀が捕れた。執権争いの時には両頭亀が出ると古文にある。
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リョウトウノカメ 1975年 元亀2年の霊陽院義昭公が信長公に押し込められた時にも両頭の亀が出た。
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イジュウ 1974年 京都府 延宝年間のこと、京の南にある吉祥寺村で、吉祥天女のご開帳があるというので、近隣の村々から六斎念仏を行う者が多く集まった。その彼らが打つ鐘や太鼓の音を恐れたのか、怪獣が出てきて、ある百姓の家の縁の下にかけ入った。それを生け捕りにすると、顔は狸に似て、鼻から額まで黒く、うなじは白い。さらに背は黒く、腹は白く、徳利のような丸い尻をしており、尾はなくて前足はモグラのようで、後ろ足は長く犬のような獣だった。餌は串柿だけ食べたという。
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リョウトウノカメ 1976年 元亀2年、霊陽院義昭が信長に押し込められた時、両頭の亀が出た。
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(カイチュウヨリアガリソウロウモノ) 1982年 京都府 享保11年2月25日、海中より、首は鳩のようで長さ1尺程、胴の長さ5尺程、腹は赤白斑で、歯は喉まで生え、甲は唐傘の骨のようで筋が少し高くタバコの葉に似て、胴の幅は3尺程、鰭は柔らかである物が上った。これが上った前の夜は、海中でうめき声がして1里四方に聞こえた。翌日その死体が浜に上った。
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(ジュウチョウ) 1981年 正徳4年4月12日、奥州しゆ原山に大きさ10間余り、亀甲で腹は蛇形、首は鳥で耳の長さ4尺8寸、尾の長さ2間2尺、翼があり、足の長さ2間で太さ3尺の獣が現れた。息は火炎のようで鳴き声は雷鳴のようであった。鉄砲10挺で撃ち止めた。見物の男女で毒気にあたり病死するものも出た。この件は江戸へ注進した。
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シャレコウベ 1982年 東京都 享保12年6月6日、江戸で激しい雷の最中、吹上げの御殿に異形のしゃれこうべが落ちてきた。その頭の長さ6寸幅は8寸、眼の穴は2つあり、くちばしの様な口があり、歯が上唇のみに生えていた。どのような魚鳥の骨であるのかはわからなかった。
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(ヒカルオオアワビ) 1974年 千葉県 寛文5年5月に、安房国亀崎という所の海上に、夜ごと光があった。人々は不審に思って海底に入ってその光を見たら、およそ7、80丁ほどの大鮑だった。
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ソウトウノヘビ 1973年 新潟県 文化12年の秋頃、六日町の近く余川村に住む金蔵が、頭が2つある蛇を捕まえた。長さは6寸ほどで全身が黒く、ただ中央は薄黒く、腹は青かった。
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オオオンナ 1979年 滋賀県 延宝2年11月近江国より身の丈7尺3寸あるおよめという名の女が見世物に出ていたという。
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リョウトウノカメ 1976年 京都府 寛延2年6月20日頃、堀川一条下ルの川で、ある人が両頭の亀を捕まえた。売って欲しいと言う人がいたが、売ることは無く見世物にした。他の亀の頭を切って付けたものらしい。
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ヘビ,ダイジャ 1936年 鳥取県 五百年程前、若桜の城に矢部山城守がいた時、根安橋の上の淵に大蛇が住んでいて、道行く人を騒がせた。それが殿様の耳に入り、その家来の武士が退治しようと淵に出かけた。幾日も待ったが現れず、「もしいるのなら姿を見たい」と言うと、小さな蛇が現れた。この蛇に切りつけると、淵はにわかに湧き立ち、水は朱にそまり、大蛇があばれた。死体は長さ十四間もあった。
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オオアワビ 1974年 千葉県 寛文5年のこと、房州平群郡にある亀崎の海中が突然光り輝いた。その原因を探すと海中にいた、8間ほどの蚫だったという。
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オオガメ 1975年 岡山県 60年前に大川という沼を掘っていた時、一升徳利ほどもある頭をした亀が浮かび上がった。昔からここに大亀が住んでいて畳1畳もあるといわれ、川の主といわれていた。川を掘るといつも雨が降るが、それはこの主の怒りのためという。
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キツネ 1974年 京都府 丹波亀山城主の松平伊賀守が、ある時仏殿を見ると、狐がすっぽんを食い散した跡が残っていた。激怒した伊賀守は、いかに畜生とはいえ、代々の位牌の前でのこのようなことは許し難く、早々に狐狩りをしろと命じた。するとその夜、伊賀守の居間に2匹の狐が犯人の狐を葛で縛りやって来た。伊賀守はそれを与えると言ったところ、2匹の狐はその狐を食い殺したという。
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ヌエ,サルガミ,ヘビガミ,イヌガミ 1931年 愛媛県 源頼政の母の病が重かった頃、頭は猿、尾は蛇に似た鵺という怪獣が京都の紫宸殿に現れ、頼政が退治を命じられた。仁平3年4月7日、頼政は母から贈られた矢で鵺を射落とした。その夜、母は他界したが、鵺は現れなくなったという。退治された鵺は斬られて摂津の川尻へ流されたが、四国に流れ着いて祟りをなしたとか、頭は讃岐に着き猿神に、尾は伊予で蛇神に、手足は土佐、阿波に着いて犬神になったともいわれる。
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(サカナ) 1981年 東京都 正徳2年3月中旬、深川に、長さ7尺、全身鼠色で毛や髭が生え、頭は鼠のようであった。尾は二股に分かれ燕のようであり、ひれもあった。
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ニソクノヘビ 1975年 和歌山県 宝暦5年夏、紀州在田郡湯浅で怪しい蛇が捕らえられた。形は蛇に似て色が黒く、身は肥えていた。長さ6尺3寸、胴回り7寸で、針鼠の毛のような指がついた足が2本生えていた。舌は獣のようであり、尾の先は角のように尖っていた。
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ボウコン 1977年 東京都 延宝の頃、江戸で、夜長屋の縁側にいると隣の空き地の榎の根元から40歳位の男とその妻子と思しきものが現れた。男は元料理人で讒言のため仕置きされ妻子と共に長持ちに入れられ供養もされてないので供養して欲しいと求めた。調べると榎の下から長持ちが出てきた。
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