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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

オンナ,キシ,ヤナギ
1974年
近江国信楽に住む人が神社に参詣しようと船で川を下っていたら川岸に美しい女がいた。船を岸に着け女のいた柳の所へ行ったが女の姿は消えていた。

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キツネ
1974年 滋賀県
近江国信楽で、男のもとに女が現れ、仕えている姫君があなたを思い病に伏したので来て欲しいと言った。男が3日も帰らないので家の者が探したところ山中の廃寺で見つかった。話を聞くと女と一緒に暮らしていたと語った。狐にまどわされたのだろう。
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ユウレイ,オンナ
1982年 新潟県
夜ふけの渡し場で、川向うから女の声で、オウイ、オウイと呼ぶ声がした。船頭がいってみると、人影は見えない。乗るように促すと舟が重くなり、誰かが乗ったようだった。川を渡ってから降りるようにいうと、舟が軽くなったような気がした。船頭が、こんな夜ふけに舟を出させておいて、あいさつもなくというと、首に縄をぶら下げ、目の玉のとび出た、まっさおな顔した女が長い髪を前にたらした姿で現れ、菩提寺へ行くといって草むらへ消えた。
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ヘビヤナギ
1983年 長野県
池の主の大蛇を退治するために侍がやってきた。若い女性が佇んでいたので切り殺した。女の姿は消えたが、翌日見ると柳の枝が切られていた。池の主が柳に姿を変えて美女となって人々を惑わしていたのだろう。
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ヤマノカミサマ
1928年 鹿児島県
勝浦というところで、美しい娘が行方不明になった。娘の着ていたものはみつかったが、その姿を見つけることはできなかった。3年後、父親が山の中で娘とであった。そのとき娘は「山の神様と結婚して幸せに暮らしています。それで永久に村へ帰ることはできません」と言い、走り去ったといわれている。
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カモコノスイジンノタタリ
1984年 新潟県
昔、加茂村に武右衛門という者がおり、物好きで新奇なことを好んで、新田作りなどをした。ある年のことムラの者と連れ立ち、相川からの帰り道すがら長江川の近くまで来ると、釜屋村に住むという見なれぬ女と道連れとなる。武右衛門はやがてその女に手を引かれて水の上を浮かれたような調子で歩き続けてやがて見えなくなる。翌朝、湖水をくまなくさがしてみると、死体が現れてきたので、村人たちは加茂湖の水神の祟りであろうとおそれおののいた。
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オンナ
1933年 神奈川県
昔、五郎ケ淵で釣りをしていたある人が、毎日獲物が多いのを喜んでいたら、ある時、化粧をした婦人が酒宴をしようと男を誘った。化粧ケ久保という原まで来たら、急に女の姿は見えなくなり、魚も一尾もなかったという。
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オヨメサン,キツネ
1938年 長野県
夜遅い帰り道、持っていた提灯が突然消えて、月夜のように明るくなり、向のほうに美しいお嫁さんが歩いていくのが見えた。気味が悪いのでたばこを吸うと、そこは川の中だった。家へ帰るとみやげのごちそうがなくなっていた。
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ヤマノカミサマ
1977年 青森県
夫が山に木を伐りに行って帰らないので妻が心配して見に行くと、美しい女の人が、木の上で作業をする夫を支えている。妻が声をかけたら女は消え、夫は木から落ちて死んでしまった。女は山の神だった。
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キツネ
1967年 石川県
彼岸の中日に松浪の市に出かけた人が美しい女について行って行方不明になり、魂を抜かれたようになって見つかった。狐おとしの名人と言われる人に落としてもらうと、元に戻った。
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ビジョ
1939年 大分県
ある人が夜更けに中津の町に入ろうとして手前の川にさしかかると、川下から水の上を飛ぶように歩いてくる美女を見つけた。女はやがて橋まで来たが、橋の欄干に飛び上がって立ったという。
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キツネ
1979年 岐阜県
ボウガサレの橋を渡っていたら、きれいな女の人が見えたが、すぐに消えた。狐の仕業。
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ヤマノカミサマ
1977年 青森県
夫が山に木を伐りに行って昼になっても帰らないので妻が心配して見に行くと、美しい女の人が、木の上で作業をする夫を支えている。妻が声をかけたら女は消え、夫は木から落ちて死んでしまった。女は山の神だった。
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ヤマンバ
1932年 愛知県
文明年間のある8月の夜、郷士が犬を連れ狩りに出た。犬が騒ぐので弓を用意しながら尾張富士の頂上の本宮の社へ出た。そこには身の丈1丈あろうと思われる大女が拝殿に向かって立っていた。矢で射ると地が揺らぎ、不気味な風が吹き、血の跡を残し女の姿はなくなった。その跡を追うと知り合いの家へ続いていた。何か変わった事はないかと問うと、妻が今暁から病気であるという。寝床を確認すると姿は無く、和歌が書き付けられていた。
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コトノネ
1961年 山梨県
琴川の辺にひとりの美女がすんで、琴をひいていた。ある年の夏、長雨が続いて水かさが増し、裏山が崩れて美女は家もろとも押し流され行方不明になった。その後、川から幽かに琴の音が聞かれ、琴川といういようになった。
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オヒメサマ,ヘビ,リュウ
1995年 愛知県
福富信蔵という男の下に夜な夜なきれいなお姫さまがきて話をしては入鹿池に飛び込んで、蛇になり、龍になりして消えた。男に嫁に貰ってもらえなかった女が怨んで出たという。
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カッパ
1960年 広島県
猿猴川にはかっぱがいたという。この川の土手をある男が歩いていたら、いい女が現れた。女から男は手紙を渡すように頼まれた。男が言われたとおり、同い年ぐらいの男に手渡すと、その男はさらに手紙を女のもとに持って行ってくれるように頼んだ。手紙を女に渡した男は、褒美をもらうために船を出して川の中に行った。後に、その男によく似た水死体が流れ着いた。
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ヤマミヤジンジャ・マツバラジンジャ・ビロウジンジャノカミサマノオクサン
1989年 鹿児島県
山宮神社・松原神社・びろう神社の神様の奥さんは同士は姉妹だったが、びろう神社の奥さんは美人で男好きだったために姉さんたちが怒り、志布志湾の前にあるびろう島に流してしまった。
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ヌマノヌシ
1975年 山形県
若者の笛に魅せられた沼の主と名乗る美少女をふりきって京に出た若者が、数年後に最上川を下っていると、舟が止まって動かない。客が手ぬぐいや笠を川に流すと、若者の笠だけが川底に引き入れられた。若者は娘のしわざと悟り、自ら水に入り沼の方に消えた。
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スギ,ヤナギ,オスギ,〔オリュウ〕
1982年 新潟県
村の男しゅが5、6人連れ立って、冬に上方参りをした。京の宿屋に泊まったときに、隣の部屋にお杉とお柳という若い女が泊まっていて、隣村の蓬平の者だという。見かけない顔なので不審に思っていたが、帰ってきて春になったが、蓬平のお宮の杉と柳がいっこうに芽を出さず、ずっと遅れて芽吹いた。そこで上方まいりした2人の娘はこの杉と柳だとわかった。
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ヤマノカミ
1989年 鹿児島県
山の神は女性なので、男の人は山に入るときにある程度身なりをよくして行くが、夫が山へ入るときにいつも身なりをよくしていくので、妻が山に誰かいい人がいるのではないかと思って様子を見に行ったところ、夫は谷淵できれいな女の人に支えられて仕事をしていた。妻が声をかけると、女の人はぱーっと消えて、夫は谷に落ちて死んでしまったという。
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