国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

(ムクイ),ベンザイテン
1977年
弁財天に願を掛け授けられた娘が天女に召されて池に入った。親が嘆き悲しむとしばし面影が現れた。前世のむくいの為にこのようなことになったのか。

類似事例(機械学習検索)

モウシゴ
1929年 東京都
佐内家では子ができないので、嫁は近所の井の頭辨天で願をかけた。願いは叶って女の子を産むことができたが、近所の人はその子を神の申し子だと言いはやした。娘が成長した或る日母娘は辨天へお礼参りに行った。そこで娘は殺気立った顔で池の中をじっと見てるかと思うと池の中めがけて身体は岸を離れて行った。
類似事例

リュウジン
1982年 京都府
大旱魃の時、長者屋敷の竜神井戸にもし水を授けてくれたら娘を嫁に差し上げますと祈ったところ、田畑に水が満ち、娘は竜神に嫁に行った。娘は夜井戸に来て頼めば欲しいものは何でも出してあげようといい、ある年皿を借りて一枚割れたまま返すと井戸からすすり泣きが聞こえ以後願いは聞き入れられなくなった。
類似事例

ヘビ
1972年 岐阜県
雨乞いの代償に蛇に嫁いだ娘の話が、下長瀬と高科にもある。雨がほしいときは、池に三方に乗せた白粉とお経を浮かべる。そうすると真ん中まで行って、三方だけが浮かんでくるという。父親が姿を見せてくれと頼むと、真っ黒な雲の間から蛇の姿を見せたという話もある。
類似事例

ベンザイテン,ヘビ
1935年
昔、ある弁才天の神官の家にひとりの娘がいた。近所の百姓が多忙の時期には娘の手を借りることもあった。ある時百姓が養蚕のために手が不足したのでその娘を頼みにいくと、神官の家に出産があり手がいるので娘を借りることができなかった。しかし百姓が家に帰るとその娘が来ており、都合がついたという。それから娘は毎日その百姓の手伝いをした。仕事に区切りがついたので、娘を返すため神官の家まで送ると、娘はお参りをさせてくださいと言って神社に入ったきり帰ってこない。神官の家を訪れると娘はちゃんといて、手伝いには行っていないという。そこで百姓と神官が弁才天の前まで行くとその娘そっくりの頭を持った蛇がいた。神官が礼を述べると蛇は姿を消した。
類似事例

リュウ
1966年 新潟県
傷ついた娘が山を登って池に身を投じた。そして龍になって池の主となった。以来、池に悪戯をすると水面が波立ち霧が立ちこめる。
類似事例

イケノヌシ,リュウジン
1994年 鳥取県
出雲の国使が京に上るとき、日光のさよりの港で海が荒れて通れなくなった。国使の娘を池の主の龍神に奉げて無事通ることができた。そのとき下女が娘を悲しんで身を投げたのが下女池。
類似事例

ムスメ,ヘビ
1941年 大阪府
娘が嫁入りの途中、最後の名残に池の側まで行ったが、水中に没してしまって浮かんではこなかった。両親は嘆き悲しんだ。すると、その夜、蛇体となった娘が母親の前に現れ、今までの感謝の言葉を告げると共に、今生の別れを遂げて去って行った。
類似事例

ヘビ
1968年 福井県
大滝(今立町)の財産家の娘が志津原に来て池はどこかと尋ねた。お爺さんが案内してやったら、娘は蛇になって池に入った。このことは人にいうなと言われたので黙っていると、毎日家に魚やご馳走が届けられた。不審に思った村人にきつく尋ねられて事の次第を明かしたら、魚は届けられなくなった。今でもお爺さんの家は祟りを恐れて池に近づかず、財産家の家は池にお参りをしているという。
類似事例

テンニョ,ハゴロモ
1967年 福島県
葉山権現の傍に大池で、ある暑い日のこと数人の天女が水浴びしていると、1人の漁夫が通りかかった。天女は驚き昇天したが、1人の天女が気付かず水浴びを続けたので、漁夫は羽衣を見つけ、家宝にしようと持ち帰り、庭先に埋めた。天女は昇天することができず、漁夫が羽衣を持っていることを知り、卑しい女に化けて男の家に行き、とうとう夫婦となり1人の子をもうけた。この子が3才の時、庭先から羽衣を見つけ、母にそれをつげたところ、天女は喜びすぐに昇天した。残された子は非常に仏好きで、4才のとき落髪し、後には高僧になった。
類似事例

ヘビ,イケノヌシ
1928年 石川県
娘がぶらぶら病で衰えて死にそうになったとき、老僧が来て、医王山の池の水を飲ませよと言った。飲んだところ本復したが、お礼参りの折にふたたび飲むと、娘は池に入り蛇になった。池の主に嫁いだと言われている。
類似事例

トラゴイシ,ジュウロウミガワリノイシ
1977年 神奈川県
昔、子供に恵まれない妻が弁財天に願掛けしたところ、ある朝、枕の下に美しい石があった。弁財天のお授けだろうとその小石を大事にしていると、妻は身ごもり女の子を産んだ。この小石は女の子の成長とともに大きくなり、後にこの子と結ばれた男の身代りとなったりもしたので、別名十郎身代りの石ともいう。
類似事例

ダイジャ,アマゴイ
1944年 愛媛県
庄屋に一人娘があった。娘は蛇と通じ、大蛇のひいた白糸についていって瀧壺に入ってしまった。娘の親が娘を捜して瀧に入ると瀧の下には青畳が敷いてあり、娘と大蛇がいた。娘は蛇に連れられてここに来たためもう帰ることは出来ないといい證文を書いた。娘は、この證文を雨乞いの県画として瀧壺にかけると雨を降らすと約束した。その年は日照りであったが、瀧壺のまわりで祈願をすると、小さい蛇が降りてきて、雨が降ってきた。庄屋の家は絶えたが、この県画は残っており、神官が保存している。今でもこの瀧壺での祈願は有効的である。しかし、他村の人が行っても、蛇は出てこず鰻が出てきて雨を貰うことはできない。
類似事例

(シリョクノカイフク)
2004年 京都府
ある貧女が我が子を捨てる。子は高僧に拾われて僧となり,父母を探すため四天王寺で連日説法を行った。ついに僧は盲目となっていた母と再会し,母のため三宝諸天に祈祷を捧げる。すると母の目が元のように開いた。
類似事例

リュウ
1964年 愛媛県
昔、悪徳商人だった父を不正を悲しんでいた娘が、姫ヶ淵に身を投げて竜に化け、毎夜池に遊びにきているという。
類似事例

ダイジャ
1996年 石川県 
年に1回、山の池の大蛇に娘を1人奉げる事になっていた。ある家に3人娘がいたが、1番目と2番目は断り、3番目が承諾した。両親は「大蛇が口を開けたら投げ込め」と言って針千本を渡した。娘はそのとおりにして、ちょうど娘の三回忌の法事の最中に帰ってきた。
類似事例

リュウジンノモウシゴノオヒメサマ,イケノミヤサマ
1989年 山梨県
竜神の申し子として生まれた姫が、父母を亡くして、七面山へ来て池へ入った。姫のことを気にかけていた池の宮様は富士川をさかのぼって訪ねてきたが、雨畑谷まできてて、そこがうっ蒼としているのに失望したのか、水の中へ入って亡くなってしまった。その池は稲又谷にあり、昔の人がタルと呼んだところである。そこに魂が留まった。そこで何百年後そこにタカギシゲンザエモンが通るのを待っていた。
類似事例

カムロスイジン,オカヨ
1984年 長野県
乞食の娘が金持ち夫婦に養育された。ある時友達から乞食であったことを知らされ行方をくらます。葬式をした夜に娘が夫婦の枕もとに立ち、淵の主になったので死体を捜さない事、赤い帯と下駄がほしい事を伝えた。以後淵に雨乞いすると雨が降る。
類似事例

リュウジン
1984年 新潟県
龍神から杓子を借りて富裕になるが、そのことを人に告げたためにおちぶれてしまうという伝説のある杉池では、雨乞いの祈禱が行われた。
類似事例

カッパ
1936年 長崎県
昔、旱魃のとき、ある長者が湖の河童に、田にいっぱいの水を入れてくれたら娘を嫁にやると言った。河童は約束を果たしたが、長者の長女と次女は河童の嫁になることを断り、末娘が嫁に行くことになった。長者は糸瓜を作り、中身を空にして水に浮くようにして持たせた。河童は娘の荷物だからと糸瓜を沈めようとしたが沈まず、こんな荷物を持ってくる娘は嫁にいらないということになった。
類似事例

カッパ,コウジン
1914年 佐賀県
商家の11、2歳の娘が寺子屋の帰りに隣家の童子に会い、観成院の前の川で遊ぼうと誘われた。一旦家に戻って出かけようとすると、親が用心の為に荒神様を拝ませ、額に竈の墨を塗った。約束した童子は娘の額を見て、もう一緒に泳ぎたくないといって立ち去ったという。童子は河童であった。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内