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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ビンボウガミ
1980年
人家というものは、たとえ出入りが少ない日でも、1日1回は部屋を掃き清め、風を通さないといけない。そして用が無かったら閉め切っておく。家の穢れは風によって清められる。そうしないと世に言う貧乏神というものが住みついてしまう。

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フクノカミ
1986年 福島県
夜更け足音がするので外に出ると坊主がいる。「どこへ行く」と聞くと「貧乏神」と答えるので「貧乏神」と返すと、その家は貧乏になってしまった。その後、また坊主に出会い、今度は家に招き入れ丁重にもてなすと家は裕福になった。その坊主は福の神であった。
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(ジュウキョニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
便所の神様の罰が当たるので、便所のなかに痰や唾や汚物を捨てるものではない。炉端を叩けば貧乏神が喜ぶ。風呂に入った後、蓋をしないと幽霊が入る。火に小便をすると、火の神様の罰が当たる。家の中で口笛を吹くと貧乏神が来る、あるいは福の神が逃げるなどの禁忌がある。
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カミ
1966年 鹿児島県
夜遅く道を行くと、「神におわれた」とか「神がついてくる」という。このような時は便所に逃げる。便所は臭いので、悪い神が逃げて行く。便所に立ち寄らず、家にすぐ入ると、悪い神が悪いことをして行く。
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(ゾクシン)
1958年 香川県
夜に家の中を掃いてはいけない。掃く時は「どなたさまがお居でるかわからんがお許しなされ」と言ってから掃く。
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クビツリ,ビンボウガミ
1980年 和歌山県
口笛を家の中で吹くと、貧乏神がj来る。
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ソウギ
1956年 宮城県
葬儀から帰った後、塩と水で口をすすぎ、身を清めてから家に入る。これは穢れを家中に入れないという意味がある。
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メグロノカミサマ
1983年 富山県
家にはいたるところに神様がいる。メグロ(ぐるり)にメグロの神様がいる。ジサイにいる火の神は代表格であるが、みんなが相談して誰かが「ここの家は掃除もしないしだめじゃ。行くまい」と言っても、他の神が「おらのところはきれいだからもう少しいる」と言うと全部の神が家に残る。全部の神様が「もうだめだ」と言い、みんな出て行かれると家が火事になったり不幸になったりするので、いつでも家の中はきれいにしておられいという。
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ビンボウガミ
1991年 大阪府
貧乏に辛抱できなくなって夜逃げしようと支度をしていたら、庭に汚らしいお爺さんがいた。それは貧乏神で、夜逃げするお前についてどこまでも行くと言った。それで夜逃げすることができなくなった。貧乏しても夜逃げしたらいけないということだ。
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トシノカミ
1982年 新潟県
年の神は年取りの日のお昼過ぎにアキの方から来るといわれ、年取りの用意や正月の神棚の飾りつけなど一切はお昼までに終了することになっていて、昼以降は家の中を掃けない。掃けば年の神も掃き出すからだという。
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コウジン
1972年 長崎県
荒神は家を守る神。旅に出るときに、額に荒神様の灰を付けていくと怪我をしないという。戸口を守らすといって、荒神様は常に戸口を向けておくという。カマドの前のある場所は女性は通ってはいけないという。
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カラサデババ
1953年 島根県
悪いものが入らないように家中を閉めきることがある。カラサデの晩には便所に行かない。便所に行くと尻を撫でられる。また、この晩には神と会うから、外で唾を捨てると口が痛くなったりする。
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アシキカミ
1980年
人の家というものは、人数よりも間所が狭く、また夜も明かりをつけて賑やかな方が富み栄える。逆に間所が広くて人数が少なく寂しい家は次第に衰えていく。これは目には見えない悪しき鬼は、人気のない所に付け入ろうとするからである。
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ニンコ
1914年 島根県
ある狐持の家では、邸内にある小社に毎日3回必ず新しいご飯を炊いて盆に盛り、主人自ら社内に納める。1、2時間後に盆を下げに行くと、ご飯は一粒残らず無くなっている。また、養蚕をしている家では、蚕が喰い切られていることがある。
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マモノ
1955年 愛媛県
家に破風を設けてはいけない、という家がある。昔そこから魔物が家に入ったからだという。
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(イショクジュウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
十五夜の月の光で針に糸を通すと縫い物が上手になる、井戸を埋めるときには梅と葭(よし)を入れる、盗人予防として洗足桶を伏せておく、盗人が忍び込む際、家人が目を覚まさないようにと戸口に糞をする、門口に胡桃の木を植えて悪魔払いをするなど。
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コウジンサン
1973年 鳥取県
ある家で祀られている荒神さんを粗末にするとたたりがある。集落内で変事が起きたときには、その家の荒神さんがたたったということになって、拝みに来ることもある。
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ビンボウガミ,(ゾクシン)
1950年 千葉県
掃いてる先に立つと貧乏神にとりつかれる。
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ホトホト
1931年 鳥取県
節分の晩、神が家にきたときは、最初に咳払いに似た声づくろいで戸をほとほと叩く。これはここに神がいるという知らせで、戸を叩かずに声をかけることもあるのだという。
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キツネ
1971年 岐阜県
以前神官に狐が憑いた。壁や襖に引っ付き異常な声を出して走ったり、家のことにいちいちケチをつけたりするようになった。家の中をきれいにしておかないと狐が祟る。
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コウシン
1960年 山形県
庚申さんは庚申の日には夜通し貧乏人の家を回って恵んで歩くが、早く寝た家や火の気の絶えた家には寄らないので、庚申の晩には火の気を絶やさず起きていなければいけないという。
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