(ゾクシン) 1987年 静岡県 家から火の玉が上がると死の予兆。あと二、三日だとされる。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1976年 宮城県 家鳴りがしたり、火の玉が飛ぶと死の予兆。
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ヒノタマ 1938年 鳥取県 母が危篤になり父に急使を出した。夜半、家が見える峠まで父が来ると、家から大きな火の玉が中天に半円を描いて飛び出るのが見えた。父は驚いたが、火色に明るい光色があったので、病人が助かる前兆だと安心した。事実、母は助かった。
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(ゾクシン) 1938年 島根県 火事が起こる前は、炉端にナバが生えるので、判るといわれている。
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ヒバシラ 1938年 長野県 火柱が立つと、立った家かその近く、または火柱が倒れた方角で火事が起きると言う。子供の頃村の寺が燃えたが、その直前、寺の庭に火柱が立ったのを見た人がいるという。
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ヒバシラ 1988年 山形県 部落に「火柱」が立つのは、どこかの家が火事になる前兆である。だから「火柱」を見た人は、直ちに部落の者に教えることになっている。
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ユメシラセ 1983年 茨城県 夢知らせといって、火事の夢をみるとよくない。燃え盛りの夢はよく、鎮火している夢をみると滅びる。数年前に、姑さんがそそうをしてしまう夢をみた。死んだ舅さんもでてきた。2、3日してから姑さんは心筋コウソクで危篤になった。しかしなんとか持ち直して、現在は元気である。
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キツネ 1974年 滋賀県 京都から牛肉を買って帰ってきたら、自分の家の方から火の手が上がっているように見えた。急いで帰ると火事ではなく、牛肉がなくなってしまっていた。
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シノヒ 1991年 山形県 「死の火」とは文字通り死を予言する火で、これが落ちた家には死人が出ると言われ、出現すると人々が恐ろしがる。
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ネズミトカサイ 1946年 静岡県 鼠は火災を予知するといわれているらしい。火災で納屋まで焼いた家の老婆は、2,3年の間鼠を見ないので不思議に思ったと語った。
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(ゾクシン) 1986年 埼玉県 犬の遠吠えは火事の前兆。鳩が夜鳴くと女の人が死ぬ。
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ヒバシラ 1943年 群馬県 ある人が若い時分、ある夜親戚の家の屋根からヒバシラが出ているのを目撃した。その家では長男が死んでから三年目に当たり、その後家は全焼した。周囲の人々は火柱は火災の前兆であると言った。
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ゼンチョウ,ヒバシラ 1946年 岐阜県 直径1尺のどの火柱が田畑に立つことがある。これは火事の前兆で、火柱が倒れた方向に火事が起きると信じられている。
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ホトケサマ,(ゾクシン) 1942年 富山県 火事で仏様を焼くとその家が死に絶える。
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ヒノタマ 1973年 三重県 人が死ぬときは、3日前に判るという。親類の家に、夕方、火の玉が飛ぶという。火の玉には足が2本あり、火の玉が竹やぶに入ると、竹に当たってカチャカチャ音がするという。
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ユウレイ,アヤシキコエ,ハネツルベ 1936年 大阪府 焼け跡の家から、夜な夜な助けを求める声が聞こえるというので、ある男が真相を探るべく、周辺を調査して回った。すると、確かに声の様な音が聞こえるので発信源を突き止めると、声の正体は、風呂の水を汲み上げる釣瓶の音であった。
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ヤマノカミ 1980年 新潟県 ある人が炭焼のため山にこもり家に帰らなかった。その人の妻が心配して様子を見に行くと夫の側で女が見守っていた。声を掛けると女は消え夫は谷底に落ちて死んだ。女は山の神で山に入る人を見守っていた。
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マエシラセ 1964年 福島県 ある日、家の老母が「火なぐさい」と言うのですみずみまで探したが、問題はなかった。翌日もらい火によって家は丸焼けになった。
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シノヨチョウ(ゾクシン) 1983年 山梨県 死の予兆。カラスが鳴くのは死の前ぶれ、葬式が出るときにはお寺から火の玉が飛ぶ、など。
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(ゾクシン) 1939年 愛知県 妊婦は火事場へ出ることも、遠くから見物することもしてはいけないといわれている。妊婦が火炎を見て驚いて腹を押さえると、その指の跡が胎児のアザになるといわれている。だから、こういう場合は鏡を懐に入れて気を沈めなさいという。
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