ヒバシラ 1938年 福島県 火事の前兆としてヒバシラ(火柱)が経つ。流星花火のように、1丈ほどの高さに火を噴出して燃え、その後消えるという。
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ヒノタマ 1943年 群馬県 某家の娘が死ぬ際に、その家の屋根から大きさが1尺位で、中心から赤、黄、青の色をしたヒノタマが飛び出るのを親戚の者が見たという。
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ヒバシラ 1938年 東京都 ヒバシラ(火柱)はイタチが焚く、と言われている。燃え上がる赤い焔で、これを見た人には良くないことが起こると言われている。
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ゼンチョウ,ヒトダマ 1946年 愛知県 母がなくなる1週間くらい前に家の屋根からヒトダマが出るのを見たという人がいた。その人は、これは亡くなるだろうと思っていたという。
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アオビ,アカイタマ 1937年 秋田県 人が死んだ家の屋根から夜になると気味悪く青火が燃えた。今から30年ほど前に、一握りの赤い玉が向こうから飛んできて、耳の傍らをシューと飛んでいったのを見た人がいる。
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ネズミトカサイ 1946年 静岡県 鼠は火災を予知するといわれているらしい。火災で納屋まで焼いた家の老婆は、2,3年の間鼠を見ないので不思議に思ったと語った。
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ヒバシラ,ムジナ 1982年 東京都 若い人が娘の所へ遊びに行った帰りに、急に明るくなって火柱があがった。幾晩か様子を見ていると、ムジナが上を向いてふうーっと息をしていた。その息が火柱になったらしい。
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ヒトダマ 1983年 山口県 松の木の所から大きなヒトダマが飛んだのを2人一緒に見たことがあるが、2日してその木の近くの人が死んだ。死人のある前に一斗樽大の火の玉がその家の屋根から出ると言う。
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ヒノタマ,ヒダマ 1965年 沖縄県 ある家に病気で寝ている人がいて、その家のガジマルの木の上から突然大きな青い火の玉が上がり、隣家の方へ行った。人々は「あの家の人はもう助からないだろう」「いや、隣家に流れて行ったので何もない」といいあった。数日してその病人は元気になったが、今まで元気に働いていた隣家のものが突然なくなった。
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ヒバシラ 1948年 新潟県 火事の前兆として火柱が出る。これは梟が毛を抜いているのが火に見えるのだといわれる。この他に鷺がヤカンに化ける話や梟が提灯に化ける話もある。
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ツチノトヰノヒ,シツ・ヌ・ビ 1931年 沖縄県 シツの夜に墓守(ハカモル)のために郊外に出たとき、自分の家の墓所付近から一団の炎が目に入った。色の青い炎は大凶、色の赤い炎は半凶、半吉として、各自戒慎した。子供たちは木に登ってこの火を見ていたという。
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ヒノタマ,ヒトダマ 1959年 南九州の農村である子供が病気の叔父を気にかけて、その丘向こうの家の方を見ていると赤い火が闇の中に見えた。だんだん大きくなり子供の家の大木の梢に止まって明るく光り消えた。しばらく後叔父の死が伝えられた。
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ヒバシラ 1938年 長野県 火柱が立つと、立った家かその近く、または火柱が倒れた方角で火事が起きると言う。子供の頃村の寺が燃えたが、その直前、寺の庭に火柱が立ったのを見た人がいるという。
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ヒトダマ 1932年 熊本県 海軍あがりの人が死去した夜にヒトダマを見たという人が何人も現れた。その後、その家には深夜必ず火が出ると噂され、それを見て病みついたとも伝えられている。
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ヒノタマ,ヒトダマ 1985年 愛媛県 明治30年頃、筆者の母は「夕方ゴーッと音がして少し明るくなったので見上げると、屋根の軒ぐらいの高さを人の頭くらいの大きさの青白い火の塊が尾を長く引きながら棟の方へ飛んで行った」のを見たという。
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ヒバスラ 1977年 富山県 ヒバスラ(火柱)は、藪や墓地に立ち、倒れた方角に関わらず火事が起こる。正体はイタチであるとも言われる。
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ヒノタマ 1968年 岡山県 人が死ぬ直前火の玉が屋根棟から西の方へふわふわ飛んでいくのを見たと言う人も多い。
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ヒバシラ 1988年 山形県 部落に「火柱」が立つのは、どこかの家が火事になる前兆である。だから「火柱」を見た人は、直ちに部落の者に教えることになっている。
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ヘビ,タタリ 1959年 鹿児島県 大正年間のこと、この部落に住んでいる者が1匹のガラガラ蛇を殺した。珍しいものだったので、小学校に寄付し標本とされた。それから間もなくして、小学校で原因不明の火災があった。数日後、ヘビを殺した者の家もまた火事になった。佐太婆さんと呼ばれる物知りによると、これは殺した蛇の祟りであり、蛇は小学校の敷地にあった寺の住職の亡霊だという。そのため蛇を綺麗に洗い埋葬した。しかし、それからしばらく部落では子供の数が増えなかった。
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ヒノタマ,(ゾクシン) 1989年 長野県 家の屋根からヒノタマが出て墓の方へ向けて飛ぶと、その家で人が死ぬという。
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