国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

フルイド
1978年 愛知県
府下の商家の古井戸に常々ごみを入れて埋めていた。ある日これを片付けようとして男2人を入れたが出てこない。水を入れて中に入ったが熱くてたまらない。更に水を入れて探ったとこ2人の死体を発見した。古い井戸には毒があり発熱するという。

類似事例(機械学習検索)

〔タキブチノヌシ〕,ヒ,シロイコロモヲキタオンナ
1957年 愛知県
滝渕という古い渕を工事のために埋めてしまったら、その責任者の家の井戸の石垣から火が出たり、スズミから火が出るなどの怪異がおこり、家が焼け、結局絶家してしまった。滝渕の主の祟り。この井戸からは夜になると釣瓶を手繰る音がし、白い衣を着た女が水を汲んで居る所などが見かけられた。
類似事例

カッパ
1980年 福島県
おとはの町近くに山があり、細い溝があった。ある幼い兄弟が溝でかじかを釣っていたところ、急にいなくなった。周りにいた子供が慌てて大人達を連れてきて探したが見つからない。ふと溝に小さな穴が空いているのを見つけ、その中を探すと尻が焼けただれ、内臓が無くなっている兄弟の遺体が出てきた。かっぱの仕業といわれた。
類似事例

(サンジュウサンネンチチュウデイキタヒト)
1975年 長野県
信州浅間ヶ嶽辺で百姓が井戸を掘っていると、2丈余り掘っても水が出ず、なぜか瓦が出てきた。奇妙に思い更に深く掘ると土蔵の屋根を掘り当て、中に5、60才の人間が2人いた。彼らは33年前の山崩れで閉じ込められ、他の4人は死んだが、彼らは中にあった米や酒で生き延びたという話だ。
類似事例

ユウレイ
1936年 兵庫県
土木工事師の妾が本妻を苦しめていると、本妻が恨んで井戸の上で自殺して井戸へ落ちた。借家人が井戸を見ると女の首がおぼろげにういているのが見えたという。
類似事例

〔ヨハリシミズ〕
1967年 福島県
昔、ある豪家が使用人を酷使して井戸を掘ったが、その水を飲んだところ一家が全滅したといわれている。
類似事例

オト
1984年 愛知県
じゃがらん井戸と呼ばれる井戸は、昔、近くのおじいさんが火をつけて殺されて以来、井戸に石を落とすとじゃがらんと音がする。じゃがらんとは葬式の道具。
類似事例

イド
1973年 新潟県
文政6年、白根中町の造酒屋金左衛門が、屋敷内に掘り抜き井戸を掘っていたところ、文政6年3月に砂混じりの水が数丈吹き上げ、近隣の土地はドンドンと鳴り渡り、町内が水浸しとなった。金左衛門は井戸に大豆の俵などを投げ入れても止まらない。その夜にある医者が井戸を見物しに来た時、提灯を差し出したところ井戸から火が吹き上げた。7日間、水も火も止まらず、役人の指図でやっと止まった。水は湯の花のにおいがして、飲めないので薬湯にして、火は竹筒に入れて引き取られた。
類似事例

コエ
1975年 東京都
小石川諏訪町である商家の家に放火が続いたが犯人が分からず、山伏に祈祷してもらった。すると出入の者の妻子が「こわいこわい」という女の声と共に行方不明になった。翌日二人の死体が堀の中で見つかった。この二人が放火の犯人だった。
類似事例

ボウレイ,ウラミ
1972年 茨城県
昔、50歳ぐらいの侍は、正室と側室を持っていた。お互いに仲良くなかったが、ある時、正室が井戸に落ちて死んでしまった。100年も過ぎた頃、この付近で50歳位の男が次々と死んでいった。これは正室の恨みであろう。
類似事例

フルイド
1965年 愛媛県
昔庄屋の庭にあった古井戸で、女中が入水自殺をした。数年前まで古井戸はあったが、田にするために潰した。古井戸の付近は、何度石積みをしてもすぐに崩れるという。
類似事例

(フルイド)
1980年
使わなくなった井戸を埋める場合、古い井戸の水を少し新しい井戸に入れ、お神酒を入れて祝詞を上げ、不浄の土を用いて埋めなければならない。そうせずに放置しておいた家は、眼病にかかる者が多い。
類似事例

ヘビ
1974年 東京都
江戸の久右衛門町である家が窃盗にあい、容疑者として同家の下女とその密夫が捕らえられ、下女は獄死した。死体の取引を同家の妻が拒否したので、死体は寺に送られた。その頃妻は病気になっていたが、彼女のもとへ夜になると蛇が現れるようになりついに死んだ。死体を沐浴させている時、首をみると蛇が巻き付いているのが見えた。
類似事例

ワカガエリミズ
1939年 長崎県
婆さんが井戸の水を飲むと若返ったので、それを爺さんに教えた。爺さんは井戸に飛び込んだが、効果がありすぎて赤ん坊になってしまった。
類似事例

サンダ・ヌ・イケ
1931年 沖縄県
平得村はもともと、サンダの池畔にあった。ある日、二人のお百姓が池で釣りをしていた。ひとりは獲物が多く取れたので家に持って帰り、再び池に向かった。そのとき、いっしょに釣りをしていた友達は火に炙られ、焼死体になって転がっていた。
類似事例

イキカエッタオトコ,ユーレン
1937年 兵庫県
ある男が油屋から金を借りていたが、返せずに困っていた。催促されても返せないでいると、油5合飲んだらこらえてやると言われ、油5合飲んで死んでしまった。墓に埋めると土が油を吸って生き返り、灯の方へ行くとばくをしている家についたが、家の者がこぞって逃げ出したので、金を持って自分の家に帰った。
類似事例

クビキリダ
1985年 茨城県
昔、日照り続きで大変困った時に、隣の人が水を盗ったと言って争いになり、持って居た鎌で相手の首を切って殺してしまった。その後その田は祟りで、災が起きると言うことが言われて、荒れ果て、水が溜って池のようになっていた。
類似事例

タヌキ
1929年 長崎県
田中に父子二人が住んでいた。父が病気で死んでしまうと息子は他村に働きに出かけ、その間は彼の友人が合宿をしていた。ある晩一人の若者が用たしに起きてみると死んだはずの家主の親爺が生前やっていたように腹を出し燃える圍櫨裏に大きな腹を出して温めていた。それは森に棲む大きな古狸の仕業だった。
類似事例

サケイノトコ
1936年 福島県
家が貧しく酒を好む老母に十分飲ませることが出来ずにいた孝子が、家の外に井戸を掘ると酒がわきでた。
類似事例

(ユウレイ)
1967年 愛媛県
ある女性が妊娠中に死んだとき、二晩続けて出て来て「お棺の中に水が入って冷たい」と言った。掘ってみたらそのとおりだったので、埋葬しなおした。
類似事例

イド
1979年 岩手県
池田家に1人の美しい娘がいたが、とある事情により屋敷内の井戸に飛び込んで死に、その頃から同家の没落が始まったという。その後池田家の地は北日本相互銀行の用地となり、同行建設の折に井戸も無くなった。それ以降同行の行員で病弱になるものが少なくないという。遠野地方では井戸を埋めることは不吉の徴とされる。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内