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検索対象事例

マンガン
1956年 宮城県
五月五日、端午の節句の日は「節句マンガンは下ろすな」と言って、マンガンを下ろさず、休息する。マンガンを下ろすと、七里四方に雨が続いて凶作となる。しかし、マンガンを使った本人は大豊作となる。

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セックマンガン
1956年 宮城県
五月の節句にマンガンを使って深耕した者は、豊作を得るが周囲の農家が不作を蒙るので、マンガンを使った者には呪いがかけられる。この呪いをかけられた者は三年以内に死ぬという。
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(ノウギョウニカンスルキンキ)
1956年 宮城県
植えつけた田に苗束を忘れると死人が出る。五月の節句にマンガ(マンガン)をおろせば七里四方凶作、あるいは落雷が多い、日照りが続く。芋畑でホトトギスの初音を聞けば福が来る、などの禁忌がある
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タンゴノセック
1965年 岩手県
五月五日は馬の休養日とされ、この日に馬を使うと不吉だとされた。たとえ田植えの最中でもこの日は馬を休ませたという。
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(ゾクシン)
1960年 愛媛県
5月5日の端午の節句には、薬が降るといって、朝早くに露のある草を刈ってきて、牛に与えると元気に育つといわれている。
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ショウブ,アクビョウヨケ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
5月5日の端午の節句には、菖蒲と萱を屋根の上に置いて、菖蒲酒を飲み、菖蒲を身につけ、菖蒲を風呂に入れて悪病よけにするといわれている。
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(ゾクシン)
1977年 和歌山県
年中行事に関する俗信。大晦日の夜におくどさんの火を小さくすると、自在から大グモが下りてくるので、火を大きくしたという。元日の早朝に風が吹くと、早稲が悪いと言ったという。5月5日に女性がお銚子に菖蒲をさして酒を飲むと、蛇の子をはらんでいても落ちるという、など。
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テンマ
1955年 山形県
5月5日には節供代といって、田を掻いてはいけない。天魔の声を聞いて馬が暴れるという。また7里四方の宝が集まるともいう。この日に田掻きをした人は菅の峠の茶屋まで天魔を送って謝ってこなくてはならない。馬には天魔除けに耳に赤い布をかぶせる。
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カミ
1974年 鹿児島県
ある男が木の洞で雨宿りをしていると、男の子が7、8つのとき池主から取られる運だという神の話を聞く。7つの5月16日に団子をこしらえ親子で食べていると助かった。その子は長生きする。5月16日にイノチナガといって長い短い団子をこしらえるのはそのためである。
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チマキ,スイジン,カウリヤウ
1983年
昔、高辛氏の悪子が、5月5日に船に乗って海を渡っていた時、にわかに難風が吹いて波に沈んでしまい、水神となって人を悩ませるようになった。そこである人が、5色の糸で粽をして海中に投げ入れた所、水神は5色の蛟龍となり、その後は人を悩まさず、漕ぎゆく舟も災難に遭わなくなったという。
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オロクショサマ
1989年 埼玉県
5月6日はオロクショ様という神様が田植えをする日である。だから俗人はこの日遠慮して田植えをしない。
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(ゾクシン)
1988年 岩手県
5月5日の端午の節句には菖蒲を屋根にさすが、これは膚で触れると体が腐るからということで、鬼除けになるという。
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オニ
1961年 和歌山県
百姓が雨がなくて嘆いていると、鬼が雨を降らし、かわりに一人娘をさらって行った。娘は鬼の家で鬼の子を産み、鬼の子がお爺さんに会いたいというので、鬼の留守に鬼の車に乗って逃げ出した。鬼が追いかけてきたが、笑わせて逃げ切った。お爺さんの家に行き、鬼が怖いと言っていた青い剣と青いヒルに似た菖蒲とヨモギを軒端に下げて鬼を退散させた。それが五月節供の由来。
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ショウキ
1967年 北海道
5月には鍾馗が山から火を背負って下りてくる。もし節句の祭りをしないと暴れるので祭るという。また、上記の理由で、火に気をつけなければならない。
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(キショウ,テンタイニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
三日月を毎日拝むと難を逃れる、流星が消えないうちに願い事をすると叶えられる、五社山をお参りすれば雷の災いから逃れられる、雷鳴のとき桑の枝や葉を門口に差すと落雷よけになる、線香を立てて呪文を唱えると雷が落ちない、などとされる。
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カッパ
1957年 宮崎県
5月5日につののぼうをつくって食べないと河童に引かれるという。これは昔ある人が河童に会って相撲をとろうと誘われた時、家に帰ってつののぼうを食べなければならない、といって断った為、河童に引かれずに済んだ事によっている。
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カミナリ(ゾクシン)
1976年 栃木県
雷の時は麻カヤをつる。カヤの周りを雷がまわって中に入らない。雷の時は線香を立てて「クワバラ、クワバラ」と唱える。雷の時はユカキボウを燃すと落ちない。発雷の時、年越(節分)の豆を食べる。相撲をすると雨が降る。など。
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イトオリ
1943年 福島県
糸を機にあげるのに、寅の日を忌んだ。また、申の日も焼けめどができるといってあげなかった。節分から正月5月は雷様がかからぬといって織らなかった。組内に不幸事があったら、その家の向こう三軒両隣と、棟並びの家では四十九日の間は織ることができなかった。
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ベンテンサマ
1995年 茨城県
弁天様が峰の上にいるため、田の稲を守れない。そこで田植え中に弁天様を田んぼの中に移したところ、大豊作になったと言う。
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ウジガミ
1938年 鳥取県
民家に松の木を植えてはならず、五月の節句にマキをつくらないというのは、松も笹も氏神の嫌うものであるから。
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オニ
1974年 埼玉県
5月5日の端午の節句に菖蒲もしくは茅とよもぎもしくは餅草を軒端にさすのは、人間を喰いに来た鬼が一人の男を首尾よく担ぎ出したが、菖蒲とよもぎの臭いにかき消されて果たすことができなかったという。伝説にあやかったものである。
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