| マモノ(ゾクシン) 1970年 岡山県
 着物や下駄などの新調の物を下すときには「酒にあえ、餅にあえ」と唱える。大晦日の晩は一切の履物を戸外に出してはならない。外に出しておくと魔物が印をつけると言う。
 
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                    | (マジナイ) 1957年 山梨県
 下駄を畳の上で履いて土間へ降りると縁起が悪いが、つばをつければよい。
 
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                    | キツネ(ゾクシン) 1932年 愛知県
 下駄と草履を片方ずつ履くと狐に化かされる。また、3月・5月・9月の節句に菊を浸した酒を飲めば狐に化かされないという俗信。
 
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                    | キツネ 1930年 長野県
 夜新しい下駄をはくと狐に化かされる。野原へ行くとき眉毛に唾をつけて毛を固めていくと狐に化かされない。狐は眉毛の数によって人を化かすという。
 
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                    | ミミ,ツメナド(シンタイニカンスルゾクシン) 1956年 宮城県
 耳がほてる時は誰かに噂されている、あるいは誰かに憎まれているという。また、爪に白い星が出来れば着物が出来る、あるいはもらい物があるという。
 
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                    | ヒトツメノオニ,シツビョウガミ 1937年 東京都
 12月8日や2月8日に屋外に着物や履物を放置しておくと、一目の鬼や疾病神が病の印をつけるので、それらの物は外に置かない。
 
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                    | ヒトツメノオニ,シツビョウガミ 1937年 静岡県
 12月8日や2月8日に屋外に着物や履物を放置しておくと、一目の鬼や疾病神が病の印をつけるので、それらの物は外に置かない。
 
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                    | (ゾクシン) 1964年 福島県
 狩人や杣人が家を出るとき、物がひっくりかえったりはしが折れたりすると、凶事があるといって出直す。
 
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                    | テング 1980年 和歌山県
 立岩にさし歯の下駄をはいていくと、天狗が道のはたに出て来て人を通さないという。
 
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                    | フナダマサマ 1978年 広島県
 船の者は船の上では下駄をはいてはいけない。履くと船玉さまがたたる。
 
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                    | タヌキ(ゾクシン) 1972年 兵庫県
 新しい下駄は朝のうちにおろさないといけない。夜におろすと狸がつく。
 
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                    | キツネ 1935年 千葉県
 狐につかまれないために、下駄や草履は午後おろさぬ。
 
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                    | (ゾクシン) 1923年 岐阜県
 午後に新しい履物をおろすと狐に騙されるが、下駄の裏を少し焼いておくと、騙されずに済む。
 
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                    | オクリオオカミ 1983年 山梨県
 昔は村を出て次の村へ入るまでの間に送り狼というのがついて来た。送り狼につかれたら懐手をしてはいけない。転んだら「下駄の鼻緒が切れた」という。それは、油断したと思って狼が襲ってくるからである。
 
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                    | キツネ 1935年 千葉県
 狐につかまれないために、下駄の裏に唾を吐く。
 
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                    | (マジナイ) 1957年 山梨県
 下駄の裏につばをつけると歯が取れない。
 
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                    | (ゾクシン) 1979年 静岡県
 人生儀礼に関する俗信。同年の人が死ぬと、塩を片方の下駄の歯にのせてそれをなめると、連れて行かないとか魔除けになるといわれている。死者は北枕にして腹の上に柄を左側にしてほうきを乗せる。これは猫が通ると起きあがるので、それを防ぐためである、など。
 
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                    | キツネ,(ゾクシン) 1939年 和歌山県
 履物を昼におろすと狐にだまされる。葬式のとき午後におろすからだともいう。
 
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                    | チビキイシ 1923年 岩手県
 里道の傍らにチビキ石と呼ばれる石がある。この石に座るとたちまちに気分が悪くなり、傷寒のような症状が出る。巫女によるとチビキとは血引きのことだという。
 
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                    | ハカバ,シノヨチョウ 1946年 愛知県
 「墓で転ぶと死ぬ」「三回転ぶと死ぬ」等言われている。「たもとを片方おいてくると死なない」「履物を片方おいてくると良い」等とも言われている。
 
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