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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ツキニカンスルゾクシン)
1964年 福島県
三日月様が立った形で出たときは、帆かけ船といって漁がある。横に平たく出たらしけ月だという。三日月様を拝めなかったら悪月だという。

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ニジュウサンヤサマ
1964年 福島県
23日にたいへんなしけに見舞われたとき、月が出たら助かった。それから船乗りは夕食を終えると立ち通しで戸外にて拝む。
類似事例

ウミボウズ(ギョギョウニカンスルジュホウ)
1956年 宮城県
漁船は出港する際満潮のときに祈祷して海上安全・大漁万足を祈祷する、正月神官に船の旗を清めてもらい船霊様に安置する、虎猫を乗せていけば漁がある、海坊主が出て船を沈めるから、底なしの手柄杓を一つ持っていく、などといわれる。
類似事例

ユウレイセン
1930年 山口県
三日月が西に傾く頃、まったく知らぬ間に大きな土船が迫ってくる。股の下から見て水面から少し高く走っていると幽霊船であるという。
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フナユウレイ,シキボトケ
1932年 福岡県
満月の頃にまよい船が出て、話し声が聞えたりする。およそ30年前、4人連れで盆の15日の晩に沖へ鯖を捕りにいくと、人の首が海面に浮かんできて、笑ったり転がったりした。捕れた魚はみな草鞋であったという。4人は発狂して死んだ。船幽霊は盆にしか出ない。しきぼとけはしきゆうれいと同じもので、船がそこへ行くと動かなくなる。
類似事例

マッパダカノオトコ
1932年 三重県
旧暦3日4日は亀崎の沖で網を引かない。もしこの日に網を引くと、引き上げるとき真裸の男が大勢手に柄杓を持って浮かび上がり、船を取り巻いて「さあ来い」といいながら水を汲み船に入れる。瞬く間に船は沈む。沖合いで死んだ者が友達を誘いに来るのだといわれる。
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ナガレボトケ
1964年 福島県
水死人を流れ仏という。死人を海で引き上げるときにはおもかじのほうからする。「仏にしてやるから漁をさせろ」といって上げるが、そのような船には確かに漁があるという。
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(ゾクシン)
1979年 徳島県
漁業に関する俗信。女性の死体を拾うと、漁があるといわれている。沖に行って、四つ足(猫や犬のこと)を言ってはいけないという、など。
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ナガレボトケ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
漁師が海上で死人を見つけたときにはすぐ船に上げる。手でするものとされ、トリカジから引き上げる。丁寧に扱うとよく魚が取れるが、扱いが悪かったときには魚が取れない。このような場合に拝んでもらうと死人の扱いが悪かったからだといわれる。海で死んだ人を家に入れると縁起が悪い。流れ仏にあった時には必ず連れかえらなければならない。
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フナユウレイ,シキユウレイ
1932年 福岡県
盆の13日に漁に出ると船幽霊にあう。夜に海面一帯が白くなるのをしきゆうれいという。この中に入ると船が動かなくなったり、柄杓を貸せといわれたりする。
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(ゾクシン)
1968年 愛媛県
沖で水死者に出会うと漁が良いといって喜ぶが、粗末に扱うと不漁になるという。梅干を海に捨てると天神様が怒って船を沈めるので、捨ててはいけないという。海に熱湯を捨ててはいけないという。船に乗るときはオモカジ、降りるときはトリカジから降りろという。漁船に若夫婦を乗せると、船霊様が嫉妬して嵐になるという、など。海上禁忌に関する俗信。
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ユウレイセン
1971年 長崎県
幽霊船は風と逆の方向に進むという。ある時母が具合が悪くなり見てもらうと、昔海で死んだ兄の祭りをしていないからだと言われた。祭ると母は治った。又、何度もけつまづいて困っていると、土間に鎌があったからだという。
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ロクシャグウ
1983年 岡山県
六社宮はあらたかな神である。六社宮は吉備高原上にあるお宮だが、牛窓沖と一直線に向かい合っているために牛窓沖では船が難破したり動かなくなって困った。そのため牛窓の漁師が六社宮の向きを変えてくれと頼んだ。そのため牛窓からは毎年お祭りにはお供えに魚を持ってきていた。
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リュウグダス,ニビ(イビ)イシ
1986年 沖縄県
旧暦3月3日に浜へ出て小石を拾うのは、一種のマナの呪力を期待しているものである。ニビ石は女性神人が拝む例が多く、彼女ら自身が神女として沖の魚を招いているのだという。
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サンヤサマ,ツキ
1929年 栃木県
1月23日、5月23日、そして9月23日は三夜様と言われている。この日には、月が三体になって登るとされ、三夜講が営まれる。
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ボウレイセン,フナモウレン
1937年 和歌山県
流れ仏が出たときには天気の悪い夜に、死んだ人が乗っていた船が亡霊船になって現れる。これを本物の船と見間違えると難船するといわれているが、よく見れば間違う事はない。強風のときに自分の船の反対方向から帆が走ってきて、それが船の前を横切ったらそれが亡霊船であるといわれている。
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コウシン
1963年 新潟県
漁に出たが悪風にあって流され、途方に暮れて一同は庚申さんに一心に立願した。すると烏が飛んで来てまたどこかへ飛んでいった。日が明けると、300石積の船が見え、助けてもらった。
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リュウジンサマ
1959年 山形県
海の神は龍神様だと信じられている。沖に出ると龍の姿の波を見ることがある。その時は「龍神様がたたした」と言って座りなおして拝むという。
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カミ,イワノクズレルオト
1974年 鹿児島県
旧10月の庚の日は山の神々が海に魚釣りをしに行く日だと言い、山にも海にも行ってはならない。山では神が山の尾根を通るので岩の崩れる音がする。
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ウジガミ、リュウゴン
1939年 佐賀県
漁の度ごとに、舟の上で故郷の氏神・出漁先の氏神とリュウゴンさんに向かって、二三コン投げるという。鯨を捕ったときには、その目玉を氏神に上げる。捕った鯨が目をつぶっていると、後が遠いという。
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(ゾクシン)
1989年 鹿児島県
漁に関する俗信。海上で水死体を見つけると漁がある、梅干の種は海の神様が嫌いだから、海に捨てることを嫌う、漁場で口笛を吹くとそれにつれられて風が吹く、など。
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